会山行紀行文 2014年
 01.21(火)
晴れ
(えちぜんだけ)(くろだけ)
越前岳・黒岳
1504m
 1087m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
6名
(男性4名・女性2名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
本栖湖(6:30)=愛鷹登山口(8:00-8:10)…富士見峠(9:00)…鋸岳展望台(9:35)…富士見台(10:20)…越前岳山頂(10:50-11:30)…富士見峠(12:40)…黒岳山頂(13:05-13:10)…富士見峠(13:30)…愛鷹登山口(14:10)=新潟(19:30)
≪紀行文≫
                        〜〜〜越前岳山頂に到着するまで富士は待っていた〜〜〜
 前日(20日)は足和田山縦走のロング山歩きと素晴らしい富士の眺望を楽しみ、宿に向かう途中、青木樹海を探索し本栖湖からの富士を眺めを楽しんだ。
 毎年のようにお伺いしている宿(本栖湖畔:民宿松風)では宿の名物ボリューム満点の“鹿肉や猪肉”を楽しんだ。
足和田山(三湖台)からの富士 青木樹海を散策 本栖湖畔からの暮れゆく富士
≪1/21≫
 早朝朝食を済ませ越前岳に向かって宿を出発。
 途中、富士の裾野が明るくなってきたので車を止め待つこと数分、見事なご来光を拝むことが出来た。

 向かう越前岳は愛鷹山塊の最高峰で他には黒岳、鋸岳、位牌岳などがある。
 到着した愛鷹登山口駐車場には数日前に降った雪が氷のようになっており、鳥居のある登山口から登山道を見ても凍りついた雪が観えたためアイゼン装着の登山とした。
越前岳に向かう途中観た富士の夜明け 愛鷹登山口の駐車場 愛鷹神社の鳥居が登山口

 登り始めてすぐ急登になり、凍った登山道にアイゼンの歯が効いた。しかし、南斜面に出ると雪が消えアイゼンを外したくなるがすぐ残雪面となり歩き辛い急登が続く。
 やがて山の斜面に建つ”愛鷹山荘”が見えてくると、越前岳と黒岳の稜線分岐路がある富士見峠に到着する。
 この辺りから残雪量も多くなりかつ凍っているのでアイゼンが頼もしい。
南斜面は残雪はなかった 静かな佇まいの愛鷹山荘 富士見峠(左:越前岳、右:黒岳)

 富士見峠からは凍っているものの穏やかな稜線歩きが続き、やや勾配が出てきて稜線も狭くなったころ“鋸岳展望台”に着く。ここからは正に鋸の歯のような尾根を観ることが出来る。
 ここから次のポイント富士見台へは滑りやすい急登を這い上がっていく。(結構きつい)
富士見峠からしばらくは穏やかな道 鋸岳展望台から観る鋸岳 滑りやすい急斜面を這い上がる

 やがて道も穏やかになってくると富士の全景が観える”富士見台”に到着する。
 徐々に雲が増えてくるのが気になるも、素晴らしい富士の姿をしばらく楽しみ、最後の急登を一登りで越前岳山頂に到着する。
 山頂から富士の姿は伸びた木々が邪魔になり頭の部分しか、観えなかった。
 しかも徐々に雲が覆い始めた。(黒岳まで何とか持って欲しいのだが…)
富士見台からの富士(雲が出始める) 越前岳山頂(空は真っ青なのに) 山頂から観る富士(雲が覆てきた)

 越前岳山頂ではお餅入りの”お汁粉”を作ったが、とても美味しかった。何よりも冷えた身体には最高だった。
 山頂の小さなお地蔵さんに見送られ山頂を後にした。
 次に目指す黒岳へは往路を富士見峠まで戻り、標高差100m程の歩き辛い急登を登るとどこが山頂か迷う平地に出る。
 少し下がって小高い方向に登っていくと富士の大展望(の筈)が楽しめる山頂に到着する。
 残念ながら富士が完全に雲に覆われてしまっていた。
越前岳山頂のお地蔵さんに見送られ 黒岳の山頂付近の登山路 広い黒岳の山頂(富士が完全に隠れた)

 下山は再び富士見峠まで戻り、愛鷹神社までの急坂を降りていく。
 残雪凍結のため全行程において足場が悪かったがほぼ予定通りに下山することが出来た。
 帰り支度を済ませ新潟までの長〜い運転が始まった、小雨がパラつく中を。