会山行紀行文 2014年
 09.21(日)
晴れ
(しんぼだけ)
新保岳
852m
参加者 (紀行文) 2150 H/I 
40名
(男性13名・女性27名) (写真) 2134 Y/M
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8:00)=村上塩野町=登山口(9:55)…第一展望台(10:45)…第二展望台(11:05)…山頂(11:30-12:30)…第二展望台(12:50)…第一展望台(13:25)…登山口(13:45)…道の駅朝日・まほろば(14:30-14:50)…新潟駅南口(16:05)
≪紀行文≫
                            〜〜〜心も体も気持ちのいい山行でした〜〜〜

 秋晴れの文句なしの天気に恵まれ、一日のスタートを切る。
 メンバーそれぞれ、1号車、2号車に乗りこみ出発。
 車中、リーダーより、2点注意事項の厳守について説明があった。
 @ ブナの原生林の木の根が絡み合う急登が続くが、木の根にのると滑りやすいので、よそ見することなく、足もとを確認していくように。
 A 登り始めの急登が20〜30分続くが、決して無理をしないように。自分のペースで。

 バスは国道7号の道の駅「朝日」を過ぎ、新保岳登山口の看板を左折し、林道をどんどん登る。
 ガイドブックによると林道中腹408m地点の駐車場に車を停めてと書いてある。
 ということは、標高差444mとなる。そして、1時間あまりで山頂に到着できると書いてある。
 そこを私達は2時間の予定でゆっくりと登ろうという計画となっている。

 バスから降りて、準備を終えるとリーダーが先頭にたち、みんな一斉に並んで軽いストレッチ体操を5分程する。
 それから、点呼をとって、ようやく1号車1班から、登山開始。  いきなり、急坂が始まり、20分続く。
さあ、出発 いきなりの急登 ゆっくり慎重に

 熊のものらしい糞あり、すずめ蜂の巣に注意の看板あり、ストックで巣をつつかないよう、気をつけて登る。

 やがて、ぶなの木々が美しい森へと入る。
 秋の陽がぶなの葉に透けてきらめいている。


   秋の陽に逆光かざし ぶなの葉の浅黄色に燃え空に映えゆる
見晴台からの展望 さわやかなブナ林の中を ブナの大木

 そして、第二展望台に近づくにつれ、植樹の赤いリボンが目立ってくる。ここは、塩野町小学校の「植樹の森」としての活動拠点のようである。
 あたりの紅葉はまだまだでしたが、赤い雪笹の実、ななかまどの実、つるりんどうの実などがちらほら見受けられ、着実に秋が訪れていることを実感しました。 
 ようやく、山頂が見える地点に到達し、最後の登りは休憩なしで一気にいきましょうとの掛け声で、15分で山頂に到着。
 その途中、熊がよじ登った爪跡が残っているぶなの大木を見つけ、みな唖然としました。

 山頂の木々の間から日本海に浮かぶ粟島が真正面に、又、目を左に向けると、佐渡島が晴れた空に淡く見えました。
 ガイドブックでは天気のよい日には、鳥海山、月山、飯豊連峰などを望む事ができると書いてありますが、今はまだ、木々の繁みにさえ切られ、ほとんど、見えませんでした。

     生い繁る木々の間より 浮かび来る粟島と空と海の青色
植林の森標識 新保岳山頂 山頂から粟島を望む
集合写真(1号車) 集合写真(2号車)

 登りの急坂は続きましたが、そのたびに5分休憩を4回もとって頂き、歩きもゆっくりなので、疲れることなく、息が上がるような場面もなく、みんな、和気あいあいと話をしながらのハイキング気分でした。
 それでも、予定の2時間もかかることなく、でも、たっぷりと森林浴を楽しめました。そして、時折、日本海から吹きあがる冷たい風が、心地よく、心も体も気持ちのいい山行でした。

        日本海から吹き上がる冷風も ぶなの林に癒され優し 

 私は、初めてこの山を登りましたが、今回の山行ですっかり、この山が好きになりました。又、機会があったら、訪れてみたいと思います。ただ、熊やすずめ蜂が怖い。

 下山して直ぐ、又、リーダーが先頭に立って、みんなでいっせいにクールダウン体操をしました。
 翌日に疲れを残さない為にとっても、有効なんですよね。とっても良かったです。

 今回の山行を企画して下さったリーダー始め、SLさん、LLさん、班長さん、会計さん、大変御世話になりました。
 又どこかで、お会いしましょう。これからも、どうぞ、よろしくお願いします。

≪秋の訪れを感じさせる木々や草花≫
ツクバネソウ ユキザサの赤い実 ツルリンドウの赤い実 山頂のナナカマド