会山行紀行文 2014年
 09.04(木)
晴れ時々曇り
中荒沢万年雪
1021m
参加者 (紀行文) 1866 S/T
33名 (俳句) 557 T/K
(男性8名・女性28名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:00)=小出IC=シルバーライン=銀山平・尾瀬三郎像(9:10-9:20)=登山口(9:30-9:45)…中荒沢万年雪・河原散策(10:40-11:00)…登山口11:40=キャンプ場・昼食(12:00-13:00)=奥只見発電所見学(13:30-14:40)…電力館見学(14:50-15:15)=白銀の湯・入浴(15:50-16:40)=小出IC=新潟駅南口18:55(解散)
≪紀行文≫
                           〜〜〜吹き上げる風はとても心地よい涼しさ〜〜〜

 鋭鋒・荒沢岳(1969m)の中腹に入り込んだ西本城沢に、知る人ぞ知る“日本で一番手軽に行ける万年雪“があります。
 今回は、銀山平からこの万年雪と奥只見ダム&奥只見発電所見学のトレックに出かけました。

 関越道・小出ICからR352経由してシルバーラインを通ります。奥只見ダム建設の為に造られたシルバーラインのトンネル部分は18kmあり、バス車内も寒さを覚えるほどです。
 シルバーラインを中ほどの出口から抜けた銀山平はかって銀が掘られた所ですが、今は観光、登山基地、釣り漁場として知られています。

 まず、悲劇の主人公として知られ、現在の尾瀬の名のきっかけとなった“尾瀬三郎の像”を見学してから、中荒沢万年雪へと向かいます。

 「尾瀬三郎・ウェブ検索より」
 尾瀬三郎は左大臣藤原経房の次男で名を房利といい、二条天皇に若くして逝かれた皇妃をめぐって、平清盛と恋のさや当てを演じて、清盛の策謀により、越後へ流された。
 数名の従者を連れて湯ノ谷の山に分け入った三郎が、やがて道が険しくなり、馬から下りて歩き始めたところが、現在の湯之谷村の折立で、あまりの難路に、三郎一行があたりの木々の枝を折々超えたのが、枝折峠(しおりとうげ)だという。
 苦難の末に尾瀬にたどり着いた三郎は、燧ヶ岳山麓の岩窟を住処として、都への帰還を画策していたが志ならず尾瀬で果てた。

      「秋草や 尾瀬三郎の 像拝す」

荒沢岳をバックに建つ尾瀬三郎像 端正な顔立ちに見惚れる皆さん 車道終点から、万年雪へと出発

 キャンプ場ゲートで入山料200円也を支払って、沢沿いに15分ほど先の遊歩道入口の駐車場でバスを降りました。
 沢沿いに造られた道は歩きやすくなっていますが、丸太橋が一ヶ所、やや急な坂も三ヶ所ほどあります。

      「倒木も ありし谷川 水澄めり」   「木漏れ日に きらりと草の 露光る」 

 丸太の橋を渡る 木陰の道を一列になって進みます  万年雪が見えてきた  

 この夏の天候不順で中止になる山行が多いのですが、今日は晴れて想定したよりも暑い!、汗をかいて到着した遊歩道終点から見上げる荒沢岳山頂へと突き上げる西本城沢には、なんと!殆ど雪がありません。

      「急登を 過ぎほつほつと 山桔梗」  
 

(7月撮影)
西本城沢の斜面を流れる三段滝 本来なら、このようにタップリの万年雪 三段滝のアップ 

 例年この頃には少なくなるようですが、格別今年は少ない。代わりに見えるのは、万年雪に覆われて普段は見えない三段滝です。
 きれいな流れを見せる滝も悪くはないけど、本来なら、厚く積もった万年雪の上で涼しさを楽しむ予定だったのです。どうやら、実施時期を誤ったようです。それでも、吹き上げる風はとても心地よい涼しさ、一同、河原に降りて暫し涼を楽しんでから下山しました。

      「雪渓を えぐり谷川 流れ急」
  
河原で休憩、「涼しい〜〜」 流石に雪渓の下は寒かった 無事に下山

 下山後は、キャンプ場の芝生でゆっくりと昼食タイムです。
 なんと!、キャンプ場係の人がビールの注文聞きに来てくれました。
 それぞれに冷えた缶ビールを注文して、一層楽しく語らいも盛り上がったのです。

 午後は、再びシルバーラインに戻って更に奥の奥只見ダムへと向かいます。
 土産物屋さんの並ぶ大駐車場からスロープカ―に乗って、ダムサイトへ。ここでお待ち頂いていたJパワー(電源開発株式会社)の方からご案内が始まりました。
キャンプ場の芝生で昼食タイム 「秘境奥只見」の看板が立つ スロープカ―で楽ちん登り100円

 奥只見ダムは総貯水量601百万m3(徳山ダムに次いで第2位)、提高157m(重力式ダム第1位)であり、その地下(ダム天端から200m下)に造られた奥只見発電所は56万KWは水力発電日本一、東北電力や東京電力に売電されているという。
 
堰堤から覗き込む放水路、
右手がけの地下200mに発電所 
発電所内部で説明を聞く  明るくて広くてきれいな空間が広がります 

 発電所見学を終えて、次は高台にある「電力館」の見学です。
豪雪に苦労しながら建設された奥只見ダム工事記録の映像や、難工事の様子が掲示されたきれいな展示館でした。
 ダム見学も電力館も、ガイド付きながら全くの無料の上に記念品まで頂いて、まことに有難いことでした。
集合写真・尾瀬三郎像前にて 集合写真・ダム堰堤にて。j−パワーのガイドさんも一緒に

 最後は、越後駒の雄姿を眺めながら銀山平の“白銀の湯”に浸かり、汗を流して帰宅しました。

     「アンケート 答へて貰う 秋扇」    「山と空 少し秋色 露天風呂」 

  今回は、参加の皆さんに万年雪を観て頂くことができず、これもリーダーのセッティングの拙さにあります。
 来年は「今度は万年雪で遊びたい」との声に応えて、季節を変えての再チャレンジを考えています。  (おわり)