会山行紀行文 2014年
 08.19(火)〜21(木)
天気は下記
(いいで)
飯豊連峰縦走
2105m(飯豊本山)
参加者 (紀行文) 1947 T/Y 
18名
(男性11名・女性7名) (写真) 2130 K/N
≪コースタイム≫
≪8/19≫(晴れ)
新潟駅南口(5:00)=弥平四郎登山口(7:20)…疣岩山(11:40)…三国岳(13:00)…切合小屋(14:45 泊)
≪8/20≫(雨)
切合小屋(5:40)…飯豊本山(8:15)…御西小屋(10:00)…烏帽子岳(13:10)…梅花皮小屋(13:55 泊)
≪8/21≫(雨後晴れ)
梅花皮小屋(5:50)…北股岳(6:20)…門内岳(7:10)…地神山(8:10)…大石山(9:55)…姫子の峰(13:00)…足の松登山口(13:50)…胎内ヒュッテ(14:40-6:00 入浴)=新潟駅南口(17:30)
≪紀行文≫
                               〜〜〜雨風にメンバ−の深い絆が〜〜〜
≪8/19≫
 主食6食に鍋釜、布団(寝袋)まで持参の登山は体験したことはありません。
 福島県の弥平四郎登山口から一日目の泊まる切合小屋まで水場は十森の沢水だけ、着替えや行動食、水を含めるとリックの重さ15キロ近くです、北アルプスでは生ビ−ルがジョッキ−で飲めるし、八ヶ岳では風呂まで入れたのに、苦しい山登りになりそうだ。
 昨年は同じ企画が雨天中止、今回が飯豊縦走の最後のチャンスと決意して参加しました。

 県境の国道49号からJR徳沢駅前を通り弥平四郎に向かうが、狭い山道に揺られて登山口に到着。
 いつも女性パワ−に圧倒される楽山会登山、今回は男性が4名多い、天気もいい、リーダ−の号令で18名元気に出発。

 祓川山荘からはブナ林の原生林をゆるく登る、小鳥の美声にメンバ−の軽やかな会話、飯豊連峰縦走の好スタ−トがきれました。

 このコ−スは距離が長いけれどアップダウンがなく、二箇所崖崩れをと通るが無事通過しました。
弥平四郎駐車場 ブナ林の登山道 松平峠、リックが重い

 松平峠からは急な登りと木陰が無くなり、これから行く疣岩山、三国岳が見渡せるが、真夏の日差しで汗だく。
疣岩山直下のキツイ登り 三国岳が見えてきました 三国岳から登山口

 疣岩山で昼飯タイム後は、見晴らしいい稜線歩き明日登る本山、大日岳、御西岳を見で飯豊登山実感いたしました。
三国小屋で休息 大日山頂は雲の中 飯豊本山方面

 切合小屋に予定より早く三時前に到着。
 小屋前のベンチ(長木)腰かけビ−ル(800円)で乾杯、暑い気温とリックの重さに耐えながら全員到着を喜び会いました。  
切合小屋に元気で到着 切合小屋前で乾杯 切合小屋から新潟の山々

≪8/20≫
 いよいよ飯豊本山から御西岳、烏帽子岳と飯豊連峰の核心部分を歩く日です。
 残念ながら天候は雨とガスの最悪。

 朝飯は小屋からの生たまご、味のり味噌汁の質素なもので済ませ雨支度を整い外に出た。
 視界は50mほど。

 強い西風が身揺らす草履塚、姥権現を横目で見ながら本山小屋到着。

 飯豊神社に縦走の無事を祈り出発。飯豊本山になんとか皆で立ちました。
姥権現
本山小屋前で集合写真 飯豊本山山頂にて集合写真
 
 御西岳までは広々とした飯豊一番のお花畑。雨も止みリ−ダ−の計らいで写真タイム。
 自分のペ−スで御西小屋に着きました。

 小屋前で早めの昼飯。
 再び雨とガス西風にあおられたが、登山道は残雪と春の花々でいっぱいでした。
 小屋の気温計は17度、昨日の暑さに比べたらク−ラ−付き登山。

 足元に天狗の庭、御手洗池など小さな池を見ながら、烏帽子岳を下り今日の宿、梅花皮小屋到着。

 小屋の二階は楽山会の貸し切り宴会場となり、今日の雨、風にいじめられた、ウップンを十二分に晴らす事が出来ました。

 飯豊連峰縦走、最後の泊まる梅花皮小屋、初日の暑い登り、今日の雨風にメンバ−の深い絆が出来ました。
 大日岳は割愛しましたが小屋の二階は満足の顔の笑顔に満ちていました。 
御西小屋に着きました 梅花皮小屋 では大いに親睦を図ることが出来ました
≪8/21≫
 天候は前日と同じ雨ガス風、開き直りの心境で北股岳、門内岳を通過しガスの晴れぬ頼母木小屋到着。
 珍しく若い女性の管理人が笑顔で向かいてくれました。
 地獄に仏とは言いすぎですか十分なランチタイムをとり、大石山分岐に到着。
 もう登りはなし雨具を脱ぎ、姫子の峰では青空が見られました。
 午後三時前に無事足の松尾根登山口下山しました。
足の松尾根を元気に下る 滝見場より

 パ−テ−を引っ張る天野リ−ダ−、後尾担当の吉田リ−ダ−、目まぐるしく変わる悪天候とメンバ−の体力の差を見きとうし、おかげで飯豊連峰縦走を完走できました。
 不安に満ちた山行参加でした、心から御礼申し上げます。 (おわり) 

≪縦走中に出会えた花々の一部です≫