会山行紀行文 2014年
 07.28(月)〜29(火)
晴れ
(ひうちやま)
火打山
2462m
参加者 (紀行文) 2052 M/T 
9名
(男性4名・女性5名) (写真)1866 S/T 2052 M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(5:10)=妙高高原IC=笹ヶ峰登山口(7:50-8:10)…黒沢橋(9:10)…富士見平(11:00)…高谷池ヒュッテ・昼食(12:00-12:50)…火打山山頂(14:35-15:00)…高谷池ヒュッテ・泊(16:15)
≪7/29≫
高谷池ヒュッテ(6:25)…茶臼山(7:00)…黒沢ヒュッテ(7:35-7:50)…富士見平(8:50) …黒沢橋(10:35)…笹ヶ峰登山口(11:25-11:35)=苗名の湯・入浴(12:00-12:40)=苗名滝苑・昼食(12:50-13:45)=妙高高原IC=新潟駅南口(16:05)
≪紀行文≫
                            〜〜〜ゆっくりと花を楽しみ・火打山〜〜〜

≪1日目≫(7/28)
 悪天候続きの中、心配されたお天気ですが出発時は快晴。9名の参加者揃ってジャンボタクシーで出発。
 予定より少し早めに笹ヶ峰の駐車場に到着。山の方はガスが濃い、どうやら朝方まで雨が降っていたようです。 
 「晴れっ霧」になってくれると良いがなぁ〜と願いつつ出発。

 黒沢橋までは、ブナ林の緩やかな木道歩きで爽やかです。
 黒沢橋で休憩後、いよいよ本日の核心部「十二曲」です。が、「12分の1」から「12分の12」まで数の表示が励みとなりテンポよく登れました。
笹ヶ峰のゲートを潜ってスタート きれいな木道と新緑が気持ちいい 小さな渡渉

 辛いのはこの先、「十二曲」はなんのその。
 岩場で急登。その上、道はドロドロに、本日の核心部はこちらのようです。

 夏休みは学校登山が多くすれ違いに大変です。大阪からの男子中学生の一団に遭遇。
 2年生だそうです。「山好きになってね!」といらぬお節介がつい出てしまう。

 富士見平で休憩後、高谷池ヒュッテへ向かう。

 ヒュッテまでは標高差50mで巻道になりますが、ここもまたドロとの格闘。

 時おりガスが切れ、火打、影火打、焼山が姿を見せてくれるのが唯一の励み、ヒュッテに向かいます。
黒沢橋を渡ります
大きな石の重なる急坂を登ります 富士見平(黒沢池との分岐)で休憩 着きました!、今夜の宿「高谷池ヒュッテ」

 ヒュッテ前でゆっくりと昼食をとり、荷物をデポして出発。

 花を愛で、写真を撮りながら山頂へ向かいます。

 可憐なハクサンコザクラ、凛としたキヌガサソウの群落は圧巻です。 
 今日もいい天気!、天狗の庭にて ハクサンコザクラ 
花いっぱいの天狗の庭
お花畑を気持ちよく歩きます 天狗の庭にて、バックは火打山

 天狗の庭を過ぎ、いよいよ登りがきつくなってきます。

 まだ、しっかりと雪渓が残っています。
 「晴れていれば日本海も見えるのになぁ〜」の声も聞こえてきます。

 最後の階段を登り切って山頂へ。

 「やったぁ〜!!」標高差1,100m、ゆっくりですが登り切りました。

 ご褒美は、Oさん持参の真っ赤な大きなトマト。「おいし〜!!」最高の味!!記念の集合写真を撮り下山です。
ライチョウ平を越えて、山頂は真近
広くて明るい山頂
火打山山頂にて 山頂を後に下山

 往路では、地塘にさざ波が立っており「逆さ火打」は映りませんでしたが、帰りにはさざ波が静まり「逆さ火打」がくっきりと。
 歓声が上がります。

 花に山にたくさん堪能して、小屋前で乾杯!!幸せで豊かな1日でした。
地塘に映える火打岳  正面に妙高山を見ながら高谷池に戻ります ヒュッテ前庭にて「ミニパーティ」 


≪2日目≫(7/29)

 皆が寝ている間に、Tさんは早起きされ、天狗の庭まで行かれて早朝の火打山の写真を撮ってくださいました。

 早起きは三文の得、寝坊助にはこの素晴らしい経験はできませんでした。


 
     朝モヤに霞む火打山
スッキリと湖面の火打山 ヒュッテをバックに高谷池 北アルプス・白馬連峰もくっきり
  
 小屋名物の中華丼を食べ出発。

 茶臼山へは少しの登りになりますが、高原のひんやりとした空気が心地よく歩が進みます。

 黒沢ヒュッテで休憩。 

 湿原の木道はまるでワタスゲロード。

 いろとりどりの花を楽しみ、湿原に別れを告げ富士見平へ。

 ちょうど長岡の中学2年生146人がヒュッテ方面へ向かって出発したばかり「ぶつからなくて良かったね!」。
黒沢池ヒュッテで休憩 
数々の花に出会える黒沢池  広々と気持ちよい黒沢池  新緑の木漏れ日を浴びながら下山 

 平日にも係らず、中学生の他にも多くの登山者に会いました。人気の山なのですね。
 ゆっくりコースの2日間でしたが、無事に下山することができました。
 あとはお楽しみの入浴、そしてビールと蕎麦で乾杯!!皆さまお疲れ様でした。(終わり)  
 
今回の山行で出逢えた可憐な花々     
ミヤマカラマツ マイズルソウ オオバミゾホオズキ サンカヨウ
ウサギギク オオバミゾホオズキ マイズルソウ イワイチョウ
アオノツガザクラ ワタスゲ ミヤマアキノキリンソウ マルバダケブキ
クロトウヒレン テガタチドリ  クルマユリ  ミヤマキンポウゲ