会山行紀行文 2014年
 05.11(日)
快晴
(ふじさん・あついわやま・だいぶつやま)
富士山・立岩山・大仏山

509m・430m・708m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y 
34名
(男性13名・女性21名) (写真)2097 T/Y 1341 M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05) =西会津IC=漆窪登山口(8:02-8:11)・・富士山山頂(9:00-9:13) ・・泥浮登山口(9:31) =立岩山登山口(9:50)・・立岩山山頂(9:56-9:59) ・・立岩山登山口(10:04)=大仏山登山口(11:09-11:18) ・・大仏山山頂(12:20-13:17)・・鞍部(東屋)(13:36)・・林道(13:44)・・大仏山登山口(14:06)・・道の駅喜多方の里蔵の湯(入浴) =会津若松IC=新潟駅南口(17:55)
≪紀行文≫
                     〜〜〜日本一の富士山と同じ名を冠した西会津の富士山へ登る〜〜〜

 富士山という名前にほれ込み今回申し込みました。
 
 世界遺産で日本最高峰の富士山で今盛り上がっているが、喜多方市と西会津町の境にある(頂上は西会津町新郷冨士地区)「富士山 508.8m」も、国土地理院の地形図には間違いなく「富士山」と記されている。
 地元では「権現山」とも呼ばれ地元の人々に親しまれ、山頂には御冨士権現が祭られている。

 朝から快晴、新潟駅から参加者34名がマイクロバス2台に分乗し新潟駅6時過ぎ出発、新潟中央ICから高速の磐越道に乗り西会津ICで下り、漆窪登山口へ到着。
 途中の高速道で見た残雪の飯豊連峰は、朝の澄み切った快晴の中、それは秀麗で威厳を放っており、参加者全てが感嘆の声をあげる。
 西会津ICで下りて、信濃川の左岸の県道16号線喜多方西会津線通って路漆窪登山口へ向かったが、途中工事のため通行止めで、かなり戻って右岸の道から向ったので30分ほど時間をロスしてしまった。

≪富士山(508.8m)≫
 登山口は西会津町側からは漆窪と泥浮の二カ所あり、喜多方市側からは立岩登山口がある。
 漆窪登山口から登るが、泥浮・立岩登山口の標識は目立つところに立っていたが、漆窪登山口は道路からは標識がなく、民家の脇の富士川の橋を渡って登山口となる。
 この場所は分かりづらいので、漆窪の消防屯所を目印にするとよいようだ。また、駐車場も特に無い。
民家の脇の道路で登山準備 橋の右舗装道路の富士川挟んで
反対側の砂利道奥が登山口
登山口の木の橋を渡る

 富士川の橋を渡って富士川の右岸を進み、朽ち果てた木の橋を渡り民家の裏庭を通り登山開始(8:11)。
 流路に沿って左岸をさらに進むと砂防ダム(富士川ダム)が左にある。ここから道は右に折れ、いよいよ登りになる。
 道は作業歩道で歩くに支障はない。
 ナラの混在する雑木林を抜けると右がスギの造林地になっていて、作業歩道から離れて造林地の中の踏み跡を登っていく。
 道形は上部に行くほどハッキリし、尾根伝いはちゃんとした登山道になっている。東側は造林地で見晴らしも良い。
春の木漏れ日を浴びながら 中腹にあった雨天神様の石碑 この辺からしばらく続く急登
急登の連続 ようやく見晴らしの良い場所に休憩 朝の澄み切った青空に映える雪を被った飯豊連峰

 ゆっくり歩いて50分ほど歩き9時00分富士山頂(508.8m)に着く。山頂には石の祠と三等三角点があり、東側が見渡せるので休むに良い。
富士山山頂の石の祠 その先の見晴らしの良い場所に富士山山頂標識 三等三角点と壊れかけた標識
安達太良山 会津磐梯山 富士山の祠方面の山頂

 下山開始(9:13)、最初は尾根伝いに南南東に下って行き、次に途中で右にカーブしてさらに尾根伝いに下って行く。
 今では使われていない荒れた畑の脇を通り、蕨を取りながら泥浮登山口に着く(9:31)。
 泥浮登山口から漆窪登山口までは1.4`の舗装道路で下り坂、バスが駐車している消防屯所に戻る。
立岩登山口の分岐表示 荒れた畑で蕨取り 泥浮登山口標識

≪立岩(あついわ)山(430m)≫
 立岩山は、この富士山の東隣の立岩集落にある小岩峰である。地図にも記載されていないが、富士山との背比べの伝説も残る、地元では大切にされている山である。
 T字路に立岩山の案内板があり、以下のように書かれている。
 「太古のロマン景勝の立岩山」

 立岩、前に堤とそこにそびえ立つ岩山、立岩山は村を代表する景勝地であり、頂上からは会津平を一望できるところである。
 また昔話と伝説によれば、立岩山と富士山の背比べをし、高い方が地主になり天下を取ることになった。
 勝負の結果は、天女に邪魔された立岩山が負け、富士山が地主神になったというさらに昔、干ばつに見舞われた際、地区民が天に届くように頂上に登り雨乞いを行ったところ、突然雷雨となり大杉に落雷し穴があいたという言い伝えがあり通称雷山とも呼ばれている現在も穴のあいた大杉があり今でも、信仰されている。
T字路に立岩山の案内板
「太古のロマン景勝の立岩山」
これから登る立岩山・
頂上付近を見るとかなりの岩山
民家の入り口から林道へ
 少し農道のような林道を歩いて立岩山登山口標識  立岩山の登山道 立岩山山頂の看板
立岩山山頂の祠  立岩山山頂から見た富士山  立岩山山頂から安達太良山・会津磐梯山

≪大仏山(708.2m)≫
 うつくしま百名山の一つでもある大仏山(標高708m)
 喜多方市の中心市街地の北東3kmほどの所に位置する。
 会津森林管理署と喜多方市によって「大仏山ふれあいの森」として整備されている。

 森林学習歩道と名付けられた新しいコースはよく整備され、家族連れやグループで手軽にハイキングを楽しめるとのこと。
 大仏山という名前の通り、風雪に耐えた大仏が山頂で登山者を歓迎してくれるようだ。

 山頂からは飯豊連峰や磐梯山、飯森山、高曽根山などの眺めが大変よい。

 ログハウス風の立派なトイレがあり駐車場の奥が大仏山登山口(10:04)。
中央正面がこれから登る大仏山  大仏山登山口駐車場のログハウス風の立派なトイレ  大仏山登山口と「大仏山ふれあいの森」表示看板 

 小川にかかる小さな橋を渡って森林学習歩道を登って行く。
 登山開始(11:18)学習歩道はよく整備されており歩き易い。学習歩道だけに木段や樹名板、指道標が整備されている。
小川にかかる小さな橋を渡って
森林学習歩道を登って行く。
さわやかな空気と森林浴を楽しみながら 学習歩道はよく整備されており歩き易い。 

 駐車場から森林浴を楽しみながら1時間ほどの12時20分で小広い大仏山山頂(708m) に到着。

 山頂にはハンサムで柔和な表情の大仏様が鎮座している。

 そのありがたいお姿に合掌して、お弁当を広げて大休憩。

 北西には飯豊連峰、北東には高曽根山、南東には磐梯山や雄国山の眺めがよい。
  南には会津盆地が広がる。 
 少し広い大仏山頂上へ到着
ハンサムで柔和な表情の大仏様が鎮座   大仏山頂上で楽しい食事、
天気も景色も良いので話も弾む 
大仏山山頂からの飯豊連峰

 下山開始(13:17)。帰りは北東に延びる尾根を下る。こちらは旧来の登山道のようである。

 最初は気持ち良い尾根道だが、急斜面が待っている。
 斜度が緩んだ所にまた東屋があり、ここから登山道は直角に進路を変えて北北西方向に下って行く。

 東屋から6〜7分ほどで林道舗装路と出合う。

 ここから20分ほどで大仏山登山口駐車場(14:06)に戻る。
 林道舗装路から一路駐車場へ  大仏山登山口駐車場へ到着 

 「道の駅喜多方の里蔵の湯」に入浴し、新潟駅南口には、17時55分に着いた。

 今回の山行は、小さな山といえどもほぼ午前中に3座を征服し、さわやかな天候に恵まれ満足した山登りでした。
 これであの富士山登山に加え今回ここの富士山で計4回登ったことになりますが。
 これからは登山道が込み合っている富士山を登らず、のんびりと登れるここの富士山を登り富士山登山回数を増やしたいと思います。

 最後に、Nリーダーご苦労様でした。
 34名参加の内16名の約半分が何らかの役目を仰せつかり皆で山行を成功させていることもこの会の特徴と考えています。
 ありがとうございました。  
富士山の集合写真(1341 M/N) 大仏山の集合(1341 M/N)