会山行紀行文 2014年
 05.10(土)
晴れ
(びじんばやし)
美人林
参加者 (紀行文) 1507 N/O
21名
(男性8名・女性13名) (写真) 1507 N/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=越後川口ICIC=三十三観音・夜鳴き松見学(9:25-9:55)=美人林(10:15-11:35)=松之山温泉「ナステビュー湯の山」(11:45-13:20)=道に駅まつだいふるさと会館=越後川口IC=新潟駅(16:25)
≪紀行文≫
                            〜〜〜歴史の一端と美人のブナ林に触れ〜〜〜

 新緑のブナの立ち並ぶ姿を見て、日本三大薬湯「松之山温泉」に浸かり、まったりした一日を過ごしたいと思い、参加しました。

 越後川口ICを下りると、小さく仕切られた田には水が張られ、田植えが終わった田にキラキラと陽が照り返しています。本当に新緑の良い季節になりました。

 美人林へ直行では、余りに時間が余り過ぎるので、途中「三十三観音菩薩」があるという場所で途中下車しました。

                             〜〜〜〜夜鳴き松〜〜〜〜
 子供の夜泣きに困り果てた夫婦が、捨て子にしようと決心し、人目につきやすい街道の松の根元に子供を置いて立ち去ろうとしたが、無心に眠るかわいい我が子を見て決心が鈍り、背負って家に帰った。
 するとその晩は、不思議にも子供はすやすやとよく眠った。見ると子供はしっかりと松の皮を握ってるので、捨てようと母親が取り上げると子供はまた火のついたように泣き出した。
 びっくりしてもう一度それを子供の手に握らせると、子供は再び安らかに眠った。

 この話は遠近に広まり、人々は「夜泣き松」と呼んで尊崇し、松の霊力を慕って訪れる親子は後を絶たなかった。
 幹は、永い間ひそかに次々とはぎとられ、また、松食虫の害を被るなど倒木の恐れが増したため、昭和61年に惜しまれながら切り倒されましたが、二代目の「夜泣き松」として赤松・黒松の夫婦二本の松が植えられ、子育観音地蔵尊と記念碑が建立されています。              
                       〜〜〜〜 【十日町観光協会HP】より〜〜〜〜

 私達がちょうど、此処を眺めて居るときに「夜鳴き松」の謂れに詳しい方が居て説明してくれました。
 が、残念ながらロープが張ってあり、行かれませんでした
三十三観音の案内
子育観音地蔵尊と記念碑  根に置かれた地蔵 ロープ張ってあって入れませんでした

 沿道に咲いている花を眺めながら、車に戻ります。

  さて、美人林到着です。

 「美人林」の案内標識を我が美人達(??)が囲み、まずは集合写真です。

園内に入り、自由散策となり、ゆっくりとした早目の昼食タイムとなりました。 

                        〜〜〜〜 「美人林」〜〜〜〜
 松口の丘陵に樹齢約90年ほどのブナの木が一面に生い茂っています。
 あまりにもブナの立ち姿が美しいことから「美人林」と呼ばれるようになりました。
 昭和初期、木炭にするため全て伐採され裸山になりました。
 ところがあるとき、この山のブナの若芽が一斉に生えだし、ブナ林が野鳥の生息地として見直され、美人林が保護されるようになりました。

 (外気より気温が2℃低いと言われております)
                       〜〜〜〜【十日町観光協会HP】より〜〜〜〜
集合写真
 園内に入っていきます。
 美人林

 池にはよく眼を凝らすと「蛙の卵」かな?白い塊がプカプカしています。

 スックと伸びた芽吹いたばかりのブナが主役で、アングルを変えては、又は寝そべったりしながらカメラを取り続けます。

 雪消えしたばかりで、お昼を食べていると「春の虫」たちが飛んできて、腕を差されてしまいました。
 
淡い緑と光が反射しとても美しいです 美しいブナ林

 ゆっくりした昼食タイムの後は「日本三大薬湯」と言われる松之山温泉「ナステビュー湯の山」へ。

 露天風呂はお湯の温度は多少熱めで、頭上を爽やかな風が通り過ぎて、気持ち良い心地!温泉から上がれば、勿論「とりあえず生」と地元の「苗場山」で乾杯!

 帰路は「ほくほく線 まつだい駅」に立ち寄り、一路新潟へと帰りました。

 まつだい駅は電車としての駅と「道の駅」と両方の利用者が立ち寄られるようになっていて便利です。

 「ほくほく線」の丁度中間地点、さらに発祥の地だそうです。

 山歩きをしたという達成感は薄いですが、歴史の一端に触れ、美人のブナ林に触れ、楽しい一日でした。

 Sリーダーありがとうございました。