会山行紀行文 2014年
 04.19(土)
曇り時々小雨
(しょらんどうやま)
岨巒堂山
751m
参加者 (紀行文) 1907 M/E 
23名
(男性4名・女性19名) (写真) 1907 M/E
≪コースタイム≫
新潟佐渡汽船(6:00)〜両津佐渡汽船(8:30)=古峰神社登山口(8:50)…岨巒堂山(11:15-11:55)(昼食)…古峰神社(13:30)=
椎崎温泉(14:15-15:15)(入浴)=両津佐渡汽船(16:15)〜新潟佐渡汽船(18:45)(解散)
≪紀行文≫
                              〜〜〜福寿草、雪割草が一見に値〜〜〜

 この岨巒堂山(ショランドウ山)は、平成22・23年に2回実施しています。
 非常にお花が多く、かつ、色が濃く美しい。特に、福寿草、雪割草が一見に値します。
 この両者を対象にすると4月中下旬となります。

 24年以降中断していた理由は、23年の会山行の時、立木を切り倒し渡した橋にヒラタケが発生し腐敗が進行していると判断したからです。しかし、会員から、再度実施するように求められ、昨年の秋に下見を行いその時点では大丈夫と判断し実施計画に加えました。

 4月15日(火)に、橋の状態とお花の状況を知っておきたく一人で下見を行いました。2カ所ある橋は大丈夫で一安心しました。
 
 お花の状況は麓の福寿草は終わりに近く、中腹のものは開花始め、雪割草は中腹以上に群生していますが、消雪直後で咲き始めの状態でした。会山行の当日は見頃になると確信しました。しかし、いつもこの時期から始まる佐渡汽船観光のツワーはまだ入っていないようで、雪に2〜3日前の2人足跡があるのみでした。

 急いで駆け上り、頂上を確認し途中まで下山したとき、来ました。
 佐渡汽船観光ツワーのご一行様約30名と遭遇しました。
 その中に我が楽山会のメンバーが数人含まれていました。「満員だろうとこちらに申し込みました。」とのこと。「人数を増やした。」ことを伝えると、非常に残念がられていました。

 せっかく佐渡に来たので、加茂歌代から役行者への登山道を途中まで歩き、帰ってきました。ここはシラネアオイが非常に多いところで、私は「シラネアオイロード」と命名しています。
シラネアオイ 両津湾、加茂湖(15日の下見の際に撮影) ドンデン山(15日の下見の際に撮影)
縦走路の山々(15日の下見の際に撮影) 役行者、金北山(15日の下見の際に撮影)

 当日の天気予報は曇り後晴れ、両津港に着くまでは晴れ、大佐渡の山々がきれいに見えます。ただ、縦走路の山々に雲がかかっているのは気になっていました。眺望は望めるかを心配していました。
 船は新造船の「ときわ丸」で「おおさど丸」に比べるとはるかに静かです。

 期待に胸を膨らませ、登山口へ。心配していた2カ所の橋も無事通過し一安心。
 ところが歩き始めると小雨が降り出しました。雨具を着る必用もないのですが。日が射さないとお花が開きません。お花はある程度あるのですが、ウツムキ加減です。

 カタクリの開花状況にあることを感じました。麓は半開き、中腹からは全開、頂上に近づくにつれ開きが少なくなっていました。
 朝からの日射をどれだけ受けたかによる差だろうと感じました。
 福寿草は中腹で満開。雪割草は3〜4分咲の状態でした。
雪割草 福寿草
ヒトリシズカ ショウジョウバカマの群生 エンレイソウ キクザキイチゲ

 順調に登り頂上に到着しました。昼食を始めると小雨が雪になってしまいました。
 しかし、風はほとんどなく、そんなに寒く感じません。ゆっくりと昼食を摂ることができました。

 それでも、誰ともなく準備が始まり、予定より早く下山開始。
頂上に到着

しかし、早く下山してもジャンボタクシーが迎えの時間もあり、途中で写真タイムを大幅にとりました。

 なかには「コゴメ」採りに精を出されている方もおられました。

 このようにゆっくり下山しました。

登頂証明書
 下山途中「雪の無い魚沼から来ました?」という25人のパーティとすれ違いました。
 その服装は変化に富んでおり、農作業衣のような方もおられました。登り方も決して上手とは言えず、仲間と「寄せ集め部隊だネ」と感想を話し
合いました。

 下山途中で小雨は止み、椎崎温泉で入浴時には完全に晴れ上がりました。……残念。

 写真にないお花としては、ニリンソウ、ルリイチゲ、カタバミ、エゾエンゴサク、スミレ、オーレン等が咲いていました。
 カタクリは全山で咲き乱れていました。

 帰りの船も「ときわ丸」で、飲酒席に入りました。我々が入ってゆくと先着者が場所を譲ってくださり、貸切状態で楽しく歓談し帰ってきました。