会山行紀行文 2014年
 4.18(金)
濃霧時々小雨
(みずさわやま)(ふたつだけ)
水沢山・二ツ岳
1194m 1343m
参加者 (紀行文) 2071 M/F 
23名
(男性8名・女性15名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=水沢観音(9:20-9:30)…水沢山(11:15-11:30)…林道出合(11:55)…つつじが峰(12:10-12:50)…雄岳(14:00-14:20)…オンマ谷駐車場(14:50)…ヤセオネ峠(15:05)=ゆうすげの湯(15:15-16:10)=新潟駅南口(19:40)
≪紀行文≫
                            〜〜〜皆さんの明るい表情に助けられました〜〜〜
 今日は関東地方の天気が悪いとの予報。県境を越えるころにはすでに雨で、群馬県に入っても雨、でも小雨程度なのでなんとかなるかも知れないとの希望を胸に水沢観音様の駐車場に略予定通りに到着。今日はここから登り“水沢山”“二ツ岳”への縦走登山です。

 到着した水沢観音様は濃霧に包まれていましたが桜が満開で霧とのコラボがとても美しく、その下で支度をしました。
 出発前の注意事項などを聴き、先ずは今日の安全登山を祈念し水沢観音様にお参りをしました。

 観音様の隣に建つ飯綱大権現の脇から急こう配の石の73段の階段が登山のスタートです。ここですでに息がきれます。
 でも階段を上がりきり駐車場からの登山道を交わるころには広々とした公園のようなところにでます。
水沢観音駐車場にて準備(桜が満開) 水沢観音を参拝 急階段の後は広い公園のようなと道を歩く

 しばらく進むと“熊に注意”と書かれた分岐路があり、ここからが本格的な登山道です。
 この登山道やたらと木の階段が続きます、段差が低いので多少助かりましが、とにかく登り一辺倒。キツイ登りですが20〜30分程度頑張ると休憩スペースがあり、とても有り難く感じます。
気の階段が続く登山道入り口(熊注意) 急な九十九折の登りが続く 尾根で小休止

 徐々に岩が多くなり注意を必要とする急坂を登りきると、14体の石像が立ち並んでおり、私たちを「ご苦労さま」と迎えてくれているようです。

 ここからは高低差の少ない痩尾根を少し進むと水沢山山頂です。晴れていれば360度の展望が楽しめるのですが残念です。
(赤城山・苗場山・谷川連峰・武尊山・白根山・皇海山・秩父連山・富士山・浅間山等が望めるらしい)

 山頂では先日亡くなられた山友Mリーダーに黙祷を捧げました。
 何も見えない山頂での長居は無用と記念写真を撮って下山開始。
晴れていればこんな景色が(相馬山・榛名富士・雌岳・雄岳)
辛い登りを終えると小さな石像がお出迎え
水沢山山頂(濃霧で何も見えない) 水沢山山頂での集合写真

 下山は左右切れ落ちた狭い急な尾根を下っていきます。
 リーダーが叫んでいます「つかめるものは何でもつかめ!、でも人の足はつかむな!」って。注意を促しているのか笑いをとっているのか分らない。濃霧の下りもワイワイガヤガヤと賑やかに降りていくと間もなく林道出合と言うところに降ります。
水沢山山頂からは急な狭い尾根を下っていく(全員で注意喚起をしながら慎重に下山) 林道出合に到着(ホ!)

 林道を横切り伊香保森林公園に入ります。
 直ぐに二ツ岳方面を示す標柱がありました。ここは森林公園だけにこのような標柱は地図があちらこちらにあり道に迷うことはないと思います。
 緩やかな登りを進むと樹林が切れた広場(つつじが峰)にでます。ここで昼食です。
 小さな東屋に肩を寄せ合いの昼食組が十数名、霧の中草むらに腰を下ろした組が数名、それぞれ何とか昼食休憩と摂ることが出来ました。
 霧が少し小雨になりましたので早めに出発となりました。
森林公園内に入る(標柱は豊富に設置) つつじが峰で昼食(東屋は狭く屋外で数名が昼食)

 緩やかな道もオンマ谷と雄岳分岐までで、ここから一転して岩場の登りが続きます。
 途中“屏風岩”を見上げ歓声、どんどん道が厳しくなっていきます。
 雌岳への分岐点でリーダーから「今日は雌岳への登りは木製階段が濡れて危険ですから中止します」との話し、雌岳を割愛し雄岳に向かいました。
 オンマ谷分岐  屏風岩の大きさに圧倒される  徐々に登りが急になってくる
  
 雄岳の直下の分岐路標柱ここにもオンマ谷の表記「帰りはここを下ります」との説明。
 両手両足を使い急な岩場を登っていくと突然真っ白な“電波塔”に到着。
 ここが山頂なのですが山頂標柱が見つかりません。皆で探しましたら建物をぐるりと回ったところの岩陰にありました。
 リーダー曰く「積雪期と全くイメージが違っている」とのこと。
 山頂の標柱場所は狭いため班別に写真を撮りました。
ここから登りが急になってくる 傾斜が緩くなると山頂が近い 雄岳山頂は分りづらい場所にあった
 一班のメンバー  二班のメンバー 三班のメンバー

 いよいよオンマ谷に向かっての下山開始です。分岐路までは急な岩場を慎重に降りますが標柱から先は緩やかな下りとなります。
 しかし、濡れた石段状態が続きますので滑らないよう慎重に下山しました。  
雄岳からの下山(山頂直下付近)  いよいよオンマ谷に向かって下山  石が階段状に続く登山道

 オンマ谷には広い駐車場があるのですが、バスは来ていません。
 途中残雪がありその上で待っています。そのため舗装された道を10分少々登りバスと合流、全員無事縦走を終えました。
 春登山の満足度は“天気”“展望”“新緑や草花”“変化”等の要素がありますが、その点では及第点は付けられません。
 でも帰りのバスでリーダーが「皆さんに明るい表情に助けられました」と言っていました。感謝感謝です。         (終わり)
少ないですがこんな花が咲いていました。