会山行紀行文 2014年
 1.19(日)
曇り時々晴れ
(たほうさん)(やひこやま)
多宝山・弥彦山
634m  643m
参加者 (紀行文) 806 H/I 
23名
(男性11名・女性12名) (写真) 1862 Y/I
≪コースタイム≫
多宝山駐車場(9:05)…石瀬神社登山口(9:20)…大滝小屋跡…石瀬峠分岐(11:07)…多宝山(11:18)…大平園地(11:48)…RW山頂駅(12:04)…弥彦山(奥ノ院)(12:23)…展望食堂脇(12:35-13:05)…表参道・2合目から滝ノ沢方向へ…旧役場駐車場(14:15)=多宝山駐車場(15:00)
≪紀行文≫
                            〜〜〜新潟市最高峰多宝山新春年始登山〜〜〜
 
 お馴染みの弥彦山ですが、今回の主役は多宝山です。平成の大合併のおかげでこの山が新潟市の最高峰になったのです。やはり新春年始登山はこの山でしょう。

 人数も23名、男女はほゞ半々、馴染の山なのに良く集まってくれました。ただ、石瀬神社登山口を登ったことがある人は極わずかでした。こんなコースがあったのかと皆大喜びでした。

 ところがどっこい、石瀬神社登山口とは言っても、今回は、正規の登山道ではなく、林業のための道、林業道を登るのです。昔、作業小屋だと思うのですが、途中に大滝小屋がありましたが、それが今も健在か確かめてみたいと言う遊び心もあったのです。

 参加者の多くは知らずに申し込んだのだとは思いますが、この林業道は急登をひたすら登り続ける大変な道なのでした。いわゆる“鉄砲登り”。しかも、大滝小屋は既に跡形もなくなっていましたが、そこへ行くには急斜面の藪漕ぎをしなければなりません。皆さん黙々と登って来てくれましたが、心の内では「今回のリーダーは藪漕ぎならぬヤボコキだ」と思っていたことでしょう.。

 でも、天気が味方してくれました。予報はあまり良くなかったのですが、降りもせず、風も弱く、時々薄日が射し青空も見えるまあまあの天気でした。天気さえ良ければ苦労のし甲斐があると言うもの。皆さん愚痴も言わずに良く登ってくれました。結果的に、「面白かった」とか「多宝山から弥彦山の縦走がこんなに素晴らしいとは思いませんでした」と喜んで貰いました。

 お昼は多宝山で摂る予定でしたが、予定より少し早めに着きましたし、お腹が張ると弥彦山に登るのも億劫になってしまいますので、お昼は少し我慢して奥ノ院のお参りを済ませようと歩を進めました。途中、雲間から日本海が見えましたが、いつになく青々とした海面、しかもそこから水蒸気が濛々と湧き上がっているのです。海から直接雲が発生しているのです。実に感動的な光景でした。

 近くにこんな素晴らしい山があるんだと多宝山・弥彦山を改めて見直しました。苦労はしましたが、新年登山に相応しい山行でした。
                                                                       おわり
多宝山駐車場での出発前ミーティング。まずは新年の挨拶、そして、さあ元気に行こう! 石瀬神社脇の林道を15分ほど歩くと登山口です。そこをもう少し進んで、大滝方面の林業道を登ります。 結構急な鉄砲登りが続きます。加えて大滝小屋を確かめるべく藪漕ぎ寄道です。きつい!
石瀬峠からの合流点(分岐)からはブナ林の中のなだらかな道になります。 おー見えたぞ!多宝山のドームが!皆の足が速くなりました。 多宝山山頂です。ここでお昼の予定でしたが、寒いので鞍部の展望食堂まで進みます。
今日はめまぐるしく天気が変わります。ガスの中を行進です。
今回の山行の目的地は多宝山、記念の写真を撮りましょーねー。 暗雲が通り過ぎると真っ青な海が姿を現しました。海から直接雲が湧き上がっていました。
弥彦山スカイラインを横切れば弥彦山も指呼の先。もうお腹ペコペコ、頑張れ! 春の集中登山でお馴染みの大平園地です。今年は晴れて欲しいですね。 アンテナが林立する弥彦山。同じ標高だけど、アンテナの天辺はスカイツリーより高いのだ!
イッチニ、イッチニと行進です。我会はお行儀が良いですね。 いつもならここに日付が入るのですが冬期間はお休み。食堂もお休み。熱燗はお預け。 奥ノ院です。今年初めての人、2度目の人も、身も心も引き締めて鳥居をくぐります。
さーて、皆さん何をお祈りしたのかな?今年も元気に山登りできますようにかな? 展望食堂に戻ります。登って来た多宝山がくっきり見えました。 お腹を満たして、表参道を下ります。ピン付長靴かアイゼンが必要でした。
海岸の里山ですが結構な雪です。ワカンは使いませんでしたが雪を堪能しました。 2合目から“お滝の沢”方向に下山です。こんな渡渉のある道、ほとんどの人が初めてでした。