会山行紀行文 2013年
 06.07(金)
曇り
(くさいざかとうげ)(めざしだけ)
九才坂峠、目指岳山
1234m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
3名
(男性1名・女性2名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
新津(6:45)=土井集落(8:30)…九才坂峠(9:45)…目指岳(10:23)…九才坂峠(11:07-12:47)…土井集落(13:37)=七福温泉=新津(16:30)
≪紀行文≫
                                  〜〜〜ブナ林の中の峠は涼しく〜〜〜

 5日前、高立山の仲間に目指岳に誘われたのですが都合がつかず参加できませんでした。
 九才坂峠は行った事が有りますが目指岳は未登なので登って見たくなり山仲間2人を誘い登って来ました。
 2010年の会創立35周年の記念登山に実施された山でしたがその時は参加できませんでした。
 上川から県道を柴倉に向かい送電線の下を通過して直ぐ左に入る車道を見落とさない様に進むと土井の小さな看板が有りそこより入る。

 土井集落は4軒位あるのか廃屋になりかけた家も有り少し寂しい所です。
 畑仕事をしている女の人が居たのでこの近くに車を停めさせて下さいとお願いすると消防器具置場の建物の直ぐ近くの空き地に停めて良いと言うので車を停め支度の後歩き出す。

 別に登山口の案内板は有りませんが九才坂峠の由来を書いた看板が有りそこより歩き出します。
 九才坂峠の名前は弘法大師が9才の時この峠を越したので九才坂峠と言うそうです。

 初めは杉林の中を歩き直ぐ沢に入る。
 道は川沿いに歩きますが所々崩落し右に左に何度も徒渉を繰り返します。水は少なく歩くのに支障は有りません。

 沢より少し離れ斜面のへつりも有ります。下の沢には未だ残雪の有る所も有ります。

 小さな滝が2カ所有る所にベンチも有るので此処で休憩します。

 此処より沢から離れブナ林の中をジグザグに10分余り登ると九才坂峠です。
九才坂の看板
杉林の中の道 沢歩き 九才坂峠

 ブナ林の中の峠で風も通り涼しい所です。 これより先は福島県、左に入ると今日目指す目指岳です。
 少し休憩の後目指し岳に登る事にします。最初は笹の中の平らな道です。

 以前はだいぶ藪だったそうですが明瞭な道になって居ます。
 少し行くと急な下りになりこの辺りより目の前に目指岳が良く目ます。左側にはスラブ状の岩壁も有る山です。
 木につかまり鞍部まで下り此処より急登が始まります。でも両側にはつかまるにはちょうど良い灌木が有り登るには苦労はしません。
 ヒメサユリや山ツツジが綺麗に咲いていて眼を楽しませてくれます。

 急登も終わりになる辺りに北限の木「高野槇」が1本有りました。その直ぐ先が山頂、山頂は狭く三角点が有るだけの山でした。
 今日は曇りで見透視も聞かず風も無く暑いのと未だ時間も早いので涼しかった峠まで帰り昼ご飯にする事にしました。
目指岳入り口 目指岳 山頂
北限の木 高野槇
峠のブナ林

 後は来た道を下山し途中の七福温泉に入り帰りました。

               (おわり)
 
 急な下りなので木につかまり急がず慌てずユックリと鞍部まで下り又、ユックリと木につかまり登り返し峠に着き楽しいランチタイム。


 ブナ林の中の峠は涼しく昔の人達も此処で休んでから峠を越したのかと思いながら時間のたつのも忘れ1時間40分ものランチタイム至福の一時を過ごしました。
此処より沢歩き
沢歩き 沢歩き終わり