会山行紀行文 2013年
 05.05(日)・05.07(火)
  晴れ  曇り後雪
佐渡の山
938m(マトネ)
参加者 (紀行文) 1914 E/S
単独
(男性1名・女性00名) (写真) 1914 E/S
≪歩いた主な山≫アオネバ渓谷、マトネ(937.5m )、松倉山(803.8m)、間峰(マミネ)(907.5m)、高ズコウ山(タカズコウサン)(746.6m)
≪コースタイム≫
≪5/5≫
アオネバ渓谷入り口(5:53)…アオネバ十字路(7:11)…マトネ(7:55)…カツボラ池松倉山分岐(9:39)…松倉山(10:20)…カツボラ池(10:51)…平城畑(11:13)…石花登山口(11:40)
≪5/7≫
間峰登山口(6:13)…県有林標柱(7:17)…間峰山頂(8:13)…登山口(9:22)…高ズコウ山登山口(11:04)…山頂(12:00)…高ズコウ山登山口(12:49)
≪紀行文≫
                                 〜〜〜気温も低いので花さん達ご機嫌斜め〜〜〜

 連休は例年と同じく佐渡へ8日間帰省し最初は山菜とりを楽しんでいましたが山へ行きたい気持ちが強く2日間佐渡の山を歩いて来ました。

≪5/5≫
 今の時期アオネバ渓谷シラネアオイの群生を見られる事を期待して前日に車2台で下山口の石花登山口に1台車を置、早朝にアオネバ登山口まで車で送ってもらう。

 佐渡は島ですが少々広く帰省先(小佐渡)より石花まで往復100キロ、又アオネバ登山口まで約50キロと少々時間が掛かります。

 登山口より歩き出すとニリンソウやイワカガミが少し咲いていて落合を過ぎるとお目当てのシラネアオイのお出まし。

 満開には少し早いですがでも旬のシラネアオイの群生を見ながらユブ迄、シラネアオイは此処より先には無くカタクリや旬を過ぎた雪割り草などがちらほらと咲いています。
アオネバ登山口
ヒトリシズカ シラネアオイ

 此処より残雪歩きがアオネバ十字路まで続く。十字路よりマトネへの登りも残雪の中、目印のテープを探しながら雪の無いマトネへ、マトネで少し休憩、目の前に残雪で白く輝く金北山が綺麗。
アオネバ十字路 マトネ マトネから金北山

 此処より後は下るだけ、カレー清水で大休止、行動食を摂り此処より又残雪歩き、追分辺りは雪解け水で泥んこ、でも今日は長靴なので気にしないで歩く。
 カツボラの池に着き未だ時間が早いので松倉山迄寄り道する。
登山道は残雪の下 松倉山の雪割り草 カツボラ池

 此処より大佐渡自然歩道を離れ松倉山への登山道は整備されて居なく藪に埋まり歩きずらい。
 先回来た時下山の時道が分からなくなりだいぶ難儀したので今回は赤のテープを持参迷いやすそうな所にテープを着けた歩く事にしました。
 ピークを越え残雪の中を鞍部まで下りそこから一登りで芝で平らな松倉山に着きました。
 山頂の芝の中にアマナが満開でした。
 少し景色を見た後下山、今回はテープのおかげで道迷いも無く下山出来ました。
パノラマ写真 松倉山 松倉山山頂
高ズコウ山 目印のテープ カタクリ

 後は平城畑を越え石花登山口まで、このコース雪割草も多かったですが何と言ってもカタクリ街道今日はお天気も良いので綺麗に咲いて私の眼を楽しませたくれました。
平城畑のキジムシロ 平城畑のアマナ ニリンソウ
≪5/7≫
 間峰(まみね)は大佐渡縦走路の論天山から外海府の高千へ続く尾根の途中にあるピークで中間くらいに有るので間峰と呼ぶらしいです。昔高千の人達は行商で重い荷物を背負って間峰を通り国仲まで商いに行ったそうです。
 今回は未舗装の高千林道を約3.5キロの終点の山の神から登る事にしました。
 林道終点には山ノ神が有りその直ぐ先に間峰と書いた板の看板が有り此処より登る。
 以前地元の山岳会が登山道の整備したと誰かのブログで見た事が有りましたが最初から何処が登山道か分からないよう
な藪に成って居ました。
 登山道らしき所を藪をかき分け登り又沢の様な所も登りまし。所々に有る古いピンクのテープを手掛かりに登るも肝心なところのテープは地面に落ちて居て分からず道らしい所を藪をかき分け登る。
 前日雨でしたので木や草が濡れていて途中から上下の雨具を着ける。
 登山道と言うより行商で通った道なので急登は無くなだらかに斜面をトラバースしたり沢を3ヶ所通ったりと荷物を背負って歩くには楽な道です。でも今は藪で大変。
 鞍部を越えると少し平の所に出て其処に県有林の標柱が建っていました。
山ノ神 間峰登山口 県有林の標柱

 此処よりジグザグの登ると残雪が有りどこを歩くか少し迷う。
 帰りの事を考え要所要所にテープを着けながら灌木の残雪の上を登ると見透視が良く成り直ぐ上に頂上らしき所が見える。

 でもそこから先は膝位の高さの主にイバラで出来た藪、こんな所を通りたくは無いが進まなければ山頂に着かない。

 イバラに引っかからない様に気を着けて歩いていると最悪の事態、雨ズボンが引っ掛かり切れてしまった。
 先回の川内の山でもアイゼンを着けての藪歩きで別の雨ズボンを切ってしまったばかり。
 もう山に穿いて行く雨ズボンが無い、新しく買うお金も無い。

 何とか三角点を見つけ、その近くには石で出来た祠、その裏は芝で見晴らしの良い所ですが生憎の天候で見晴らしは良く有りません。

 寒いので長居間無用直ぐ下山。
 上から何か白い物、桜吹雪かと思ったら雪でした、寒い訳です。
間峰三角点
間峰、石の祠 間峰山頂 間峰

 登山口に着いても未だ時間が早いので近くで雪割草の綺麗な山、高ズコウ山(タカズコウサン)に登る事にしました。
 大佐渡北林道を走り途中から狭い林道に入り終点が登山口。
 此処には登山口の看板は有りません。

 杉の人工林の中をジグザグに登り直ぐ平らに成り少し行くと窪地が有りり福寿草の群生地、でも時期が遅く名残の花が数輪残っているだけ。

 此処より雑木林の急登を少し行くと尾根に出てお目当ての雪割草やカタクリも出てくるがお天気が悪く気温も低いので花さん達ご機嫌斜めで下を向いて開いてくれません。

 此処から山頂直ぐ下まで雪割草の群生地なのに残念です。
高ズコウ山登山口 高ズコウ山の福寿草

 山頂直ぐ近くの目標の木も見えその直ぐ先に三角点その藪のむこう側が芝の広場で見晴が良いのに残念、ご機嫌斜めでもしぼんだ花の写真を撮りながら下山しました。                                                             (おわり)
高ズコウ山頂 山頂目標の木 高ズコウ山三角点
高ズコウ山の雪割草