会山行紀行文 2013年
 04.23(火)
晴れ
(じんひんとうさん)(はっぽう)
人品頭山・八ッ峰
377m   761m
参加者 (紀行文) 1977 T/A
単独
(男性1名・女性00名) (写真) 1977 T/A
≪コースタイム≫
体験農園実習館(6:10)…人品頭山(7:40)…八ッ峰(9:55)…主三角点峰(10:25-11:15)…人品頭山(14:15)…実習館(15:20)
≪紀行文≫
                            〜〜〜再挑戦、主三角点に腰を下ろし景観を楽しむ〜〜〜

 阿賀町新谷地域の人品頭山(377.1m)・八ッ峰(761m)に行って来ました。
 このコ−スは3年前の11月上旬に仲間5人で歩き、俎倉山経由で下山しました。
 単独ではそれは出来ません。せめて行き着いた所で後戻りです。
 先週、下見を兼ねて出かけましたが予想外に時間を浪費し、気力尽きて途中撤退でした。

 今回は再挑戦です。
 朝の冷え込みで新谷地域は濃霧でした。県道の電光掲示板は0度の表示でした。
 新谷川に沿った林道を走り、体験農園実習館の道脇に駐車。歩き出すが人品頭山は全く見えません。
 建物の裏を通る林道を行き、耕作地から杉林の作業道を辿り、別れて急斜面に登りつきます。
 まだ芽吹き前の藪も煩くなく、意外に早く人品頭山に着きました。
 周辺には残雪が少しあり、三角点が出ていました。ようやく濃霧もあがり木の間より遠方を望めます。

 人品頭山から北上する尾根はやや単調で、本格的に登りに入る八ッ峰までの距離は長いようです。
 東側は沢が入り込んだ所は崖状です。西側は広大な杉林が尾根筋近くまで占めます。
 辿る尾根筋には笹薮が多く繁茂し、掻き分けるのにうんざり。
 背高い大木の杉林の斜面に入ると残雪が豊富に残り、歩行には助かります。
 単調な尾根から開放されると一挙に八ッ峰南端の登りです。 標高差190mはあります。

 先週はここで撤退でした。
 岩場は避けて、急斜面を潅木芝に掴まりながら慎重に登ります。展望の利く所々で休息を入れながら、
 今まで見られなかった視界を存分に眺めます。分る山名は棒掛山、御神楽岳、日本平山、粟ガ岳、五頭山塊など。
杉林 八ッ峰の登り 五頭山塊

 斜面を登り終えると八ッ峰稜線の南端の肩です。稜線上の凸凹した先方に、特徴のない八ッ峰の頭が見えます。
 ここからの稜線は両側が切れ落ちてます。背筋を見つめ足元に注意すれば問題なく歩けます。
 東面に広がる蒜場山の雄姿は圧巻です。北は飯豊連峰の北股岳は白いです。
 西面では馬の髪山が間近に、背後に五頭山塊が横長に伸びてます。
俎倉山・八ッ峰稜線から 蒜場山・八ッ峰稜線から 八ッ峰本峰

 ようやく八ッ峰です。平坦な峰は半分、分厚い残雪に覆われて雑木は潰されています。

 ここまで順調にはかどってきて時間にも余裕がでました。最後には目前の標高770mの峰にも気持ちよく歩けます。
 幸いにも残雪が橋渡しのように続きます。一旦下って登り返せば本日の最終の峰に到達でした。
 二三日前の降雪で汚れた雪面は、10cmほど積もった新雪の下です。主三角点が残雪の消えた際にありました。
 ここからの展望もよし。主三角点に腰を下ろし、景観を眺めながら早めの昼食です。
 50分ほど過ごして、気持ちを下山に切り替えました。                       おわり
八ッ峰稜線の窓 八ッ峰の主 馬の髪山・主三角点峰から
棒掛山・八ッ峰稜線から 八ッ峰南端の肩 八ッ峰全容・新谷集落から