会山行紀行文 2013年
 06.08(土)
晴れ
(たてしなやま)
蓼科山
2530m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
27名
(男性14名・女性13名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=(北陸・上信越道)=東部湯の丸IC(9:25)=七合目登山口(1,900m)(10:30〜10:40)・・・将軍平(12:11〜12:50)・・・蓼科山山頂(2,530m)(13:34)・・・将軍平(14:35)・・・7合目登山口(15:42)=(北陸・上信越道)=新潟駅南口(20:54)
≪紀行文≫
                                〜〜〜山頂からの展望は八ヶ岳連峰等の大パノラマ〜〜〜

 今回2回目のリーダー山行である。2日前に事前調査を行い、アイゼンが必要か等の雪の状況を確認に行ったが、将軍平直前と山頂直下の急登の1/3は雪が残っていた。
 しかし、アイゼンが必要な凍っている個所は将軍平までの数カ所2〜3m程度と、頂上直下は雪が緩くなっているので必要なしと判断した。
 また、残念ながら七合目登山口から大河原峠登山口への道路は閉鎖中で、七合目登山口からピストンと決定した。
 山頂からの展望で雄大な八ヶ岳連峰等の大パノラマを見ていただきたいので、当日の快晴を期待した。

 今回の蓼科山(たてしなやま)は、女ノ神山(めのかみやま)とも呼ばれており、長野県茅野市と北佐久郡立科町にまたがり標高2,530.3mの火山である。八ヶ岳連峰の最北端にあり円錐形の美しい形の山なのでどこから見ても蓼科山だとわかる富士山のような形なので、諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれており、日本百名山の一つである。

 さて当日の新潟の朝は小雨、しかし、朝蓼科山の天気予報を2つ見てきたが、いずれの9時頃から晴れる予報。
 新潟駅から27名を乗せた中型バスは新潟駅6時過ぎ出発、途中妙高高原辺りから晴れてきた。北陸自動車道経由上信越道東部湯の丸ICで降り県道40号線経由で10時30分七合目登山口の無料駐車場に到着。快晴である。

 土曜日とあってほぼ満車状態である。登山準備の後、2160番台以降の最近加入された4名から自己紹介していただいたが、若い人が多く将来楽しみな方々であった。

 登山口の七合目一の鳥居をくぐって10時40分登山開始。約20分はなだらかな坂で高木の樹林帯なので木陰で涼しく気持のよい歩きやすい道である。
七合目登山口駐車場で登山準備 登山口の七合目一の鳥居 登山開始

「馬返し」と呼ばれている標高1960m辺りから傾斜がきつくなり、岩がゴロゴロしている道で歩きにくくなるが、この辺はまだまだ楽な傾斜。遅めの歩きなので皆さん足は揃っている。
ゴロゴロした岩の登山道 「馬返し」過ぎた頃の少し急坂で足並が揃っている 少し広い場所で1回目の休憩
    
 2回目の休憩場所として「天狗の露地」と呼ばれているゴロゴロの岩場へ誘導、天気が良いので白樺湖始め素晴らしい眺めが楽しめた。
「天狗の露地」直前のガレバ 「天狗の露地」からの白樺湖始め素晴らしい眺め 「天狗の露地」の入り口標識
    
 天狗の露地から上の登山道はかなりの急登で、丸太がはすかけに設置され、完全な階段よりも歩きやすいように工夫されている。
 急登を過ぎて蓼科山荘がある尾根の「将軍平」直前には雪が残っているが、新潟の残雪のような状態なので、皆さん滑らずに楽に登っている。
丸太がはすかけに設置され急登の登山道 急登の登山道を奮闘中 「将軍平」直前の残雪
    
 蓼科山荘がある「将軍平」に12時11分到着。ここで12時50分まで昼食とした。
 トイレは有料で200円とは高いと思ったが、皆さん利用していた。

 12時50分にサブザックにかえて頂上へ登山開始。
 ここから先、登山道の1/3程度雪が残っているのと頂上直下までもなかなか苦しい傾斜のある道である。残雪を避けたり大きな岩に足をかけて登る連続で、途中に鎖が設置されており、危険箇所というよりは、登りやすくするために取り付けられてある感じ。
「将軍平」にある蓼科山荘 「将軍平」から見た蓼科山 「将軍平」で昼食

 登り始めた頃、下山者から「皆さんも大勢の団体のようですが、上には小学生の団体もいますよ。」と聞かされていたが、頂上へ向かう途中から、にぎやかな声が聞こえてきた。
 頂上から下山している小学生6年生の150人の団体と遭遇したのは、まさに頂上直下の一番の急登で雪がなければ岩をよじ登っていくような個所で、今日は残雪のある場所になっている。それに加え、小学生の皆さんは雪の上を滑って降りてくるので、登山道の残雪が固い斜めの急斜面になっており、誠に登りずらい状況。
 付き添いの先生に下山を止めていただき、我々27人頂上へ向かって、張ってあるロープを使うなどして雪の無い岩場まで一気に登る。途中休憩の際に振り返ると前掛山が見え素晴らしい眺めが広がっていた。

 更に厳しい急登の岩場を超えると、漸く蓼科山頂ヒュッテに到着。その脇を通って山頂へ。
サブザックにかえて頂上へ登山開始前の点呼 小学生6年生150人の団体と遭遇・下は蓼科山荘 蓼科山頂ヒュッテに到着
    
 蓼科山山頂に13時34分到着。山頂の光景は月のクレーターのような岩だらけの風景で、山頂の中央が窪んでいて、周囲が少し高くなっている。やや中央には蓼科神社奥宮があり、反対側には方位盤がある。14時まで休憩としたので、一部に人は蓼科神社奥宮や方位盤へ向かう。
 頂上標識にいた人は八ヶ岳連峰を始め周囲の山々360度の大パノラマに感動していた。
蓼科山山頂が見えてきた。 頂上直前の岩場・蓼科山頂ヒュッテが見える 山頂から望む八ヶ岳連峰等の大パノラマ

 集合写真を取り、14時に下山開始。未だ頂上直下の急坂の岩場には、登る登山者(若い大学生男女10人弱の集団など)が多い。下山の急坂の岩場は慎重に降りていく必要があり、下山ルートを少し変えて登る登山者を避けながら、蓼科山荘がある「将軍平」に到着。
頂上で休憩 頂上直下のロープが張ってある残雪箇所 「将軍平」直前の岩場の登山道

 蓼科山荘の主人に大河原峠登山口への道路の閉鎖の理由聞いたら、今日から開通しているが、落石があり注意しなければならないとの話で、我々の中型バスの通行は難しいようで変更して正解であった。
 蓼科山荘の小屋の前ではお土産などが売られており、手ぬぐい等を買うメンバー。
「将軍平」から同じ登山道を下ったが、砂利状態の道で転んだ人もいたが足も揃って順調に七合目登山口へ到着した。
 風呂に入らない計画なので、七合目にある東屋・トイレで着替え。
蓼科山荘前で下山準備  足も揃って順調に下山中 七合目登山口に到着

 帰りは、コンビニを探してお酒等を買い、車中では百名山のビデオ・参加されたリーダーの山行予定等をお話ししていただき、少し計画より遅れて新潟駅南口に20時54分到着した。

 2回目のリーダー山行でしたが、今日も天候に恵まれ、全ての行程はほぼ予定通りに到着するなど、LLの大ベテランで元リーダーのMさん始め、SL、班長、会計さんとメンバーの皆さんに恵まれて、無事終わらしていただきました。

 ご協力ありがとうございました。

 これからも、山行でご一緒することがあると思いますが、今後ともよろしくお願いします。 

蓼科山頂上で集合写真