個人山行紀行文 12.08.15日(木)
晴れ時々曇り
月山
1980m
参加者4名
(男1・女1・子供2)

2070 S/F
≪コースタイム≫
 自宅(5:45)=月山姥沢P(9:00-9:20)…リフト乗り場≒リフト上駅(9:50)…牛首(10:50)…月山山頂(11:55-12:45)…牛首(13:40)…姥ヶ岳(14:25-14:30)…リフト上駅(14:55)≒リフト乗り場(15:05)…月山姥沢P(15:10)=宿(16:30)
≪紀行文≫
                        〜〜〜年々グレードがアップする孫との夏休み登山〜〜〜

 毎年この時期になると、孫を連れて何処かの山に登る。未だ学校に上がる前から続き、今や6年生と3年生。当然ながら登る山のグレードも年々上がっていく。道中の車の中で「ジジ、来年は富士山だね」ときた。まあ山を好きになってくれるのだから良いけれど…もう富士山か……。 

 早朝、未だ居眠り状態の孫を無理やり車に乗せ出発。
 途中、古いナビのお陰で鶴岡JCTで道を間違い若干のロスはあったものの略予定通り月山姥沢の駐車場に到着。
 一人前に登山支度をさせ、駐車場から舗装された道を登ったリフト乗り場へ。団体の観光客も並んでリフトに乗りリフト上駅へ。
 リフト降り場の周辺を見る限り「この観光客は何処に行くのだろう?」と思ってしまう。

 やや霧がかかる上駅を後に先ずは牛首を目指した。
結構長いリフトに乗る リフト上駅(左上方向が姥ヶ岳) 緩やかな登山道を進む

 空は明るいが如何せん進行方向は霧。時々見せる霧に晴れ間の山々や花達がとても美しい。
 比較的緩やかで歩きやすく、美しい花が咲き誇っている登山道を登っていくと残雪部分が点在してくる。間もなく牛首の分岐点だ。
リフト上駅から牛首の分岐点までは穏やかな草原上の登山路が続く。(両脇には可憐な花が多数みられる)

 牛首を過ぎ、暫く尾根状態の登山路を進むと勾配がきつくなり、登山道もゴロゴロとした石が多くなってくる。
 子供にはきついかなとの心配は無用で、元気に登っていく。何とか登り切った所に愛くるしいお地蔵さんが立っている。
 ここまで上がれば山頂までは殆ど高低差はない。 そして高山植物が途切れることはない。
牛首分岐からの登山路(後方の高い山が姥ヶ岳) このお地蔵さんまでがキツイ

 迷わないようにロープで囲まれたなだらかな道を進み、間もなく右手に頂上小屋が見えてくると、頂上の月山神社本宮だ。
 到着した山頂の月山神社本宮でお祓いを受け、登拝認定書なるものを頂戴し、本宮裏の広場で高山植物を楽しみながら昼食休憩。
 孫達にとってはとても楽しい一時と言える。
壊れた鳥居と岩室のお社がある 頂上から見た頂上小屋 頂上直下の広場(池塘が点在する)

 下りは、姥ヶ岳経由で下山することにした。
 牛首から分岐し、殆ど登山者が居ない湯殿山方向に進み、残雪の上部を通り金姥分岐で姥ヶ岳への急斜面に取り付く。
 僅かな距離だが下から見上げると、とてもきつそうに見える。
 だが、実際には感じた程きつくなく、間もなくお花畑が広がる山頂に着く。
たっぷりな残雪部で暫く遊ぶ 姥ヶ岳山頂部

 しばらく、山頂のお花畑と涼風を楽しみながら休憩し、リフト上駅への下山路を下った。

 姥ヶ岳山頂近くで古い登山地図を片手に思案気に立っている登山者に声をかけてみたら、なんとその地図には今いる道が書いていなかった。
 地図は常に新しいものを持ちたいものだ。
お花畑が広がる静かな姥ヶ岳山頂を楽しむ リフト上駅が見えてきた

 孫との楽しいゆったりとした登山ではあったが、月山のこの季節はとても良い。いつかは会山行で計画したいものだ。
 ちなみに下山後に泊まった宿は一泊二食(日帰り温泉券付)で6,800円ととても安かった。多少古いけれど。