個人山行紀行文 12.04.25日(水)
晴れ後曇り
赤城山
黒檜山・駒ヶ岳

1827m 1685m
単独行

2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟自宅(5:00)=黒檜山登山口駐車場(7:36-7:45)・・赤城山(黒檜山)登山口(7:48)・・猫岩(8:00)・・縦走路分岐(8:52)・・赤城山(黒檜山)(8:55-9:05)・・大ダルミ(9:28)・・駒ケ岳(9:43)・・大沼分岐(9:53)・・駒ケ岳登山口(10:18) ・・黒檜山登山口駐車場(10:30)
≪紀行文≫

 昨秋から月に1回は、1人で登れそうな百名山を踏破しようと10月に会津駒ケ岳、11月に両神山、12月に大菩薩嶺、1・2月は休みましたが、
3月に筑波山、今回4月に赤城山を選びました。
 先週の新潟は晴れた日が多く、山登りには最適でしたが、残念ながら仕事・ボランティア活動などで全く登れず。
 今週晴れる25日を狙って準備した。

 5時に家を出発。関越自動車道沼田ICで降り赤城北面道路(県道251号線)経由で7時36分赤城大沼湖畔の赤城山(黒檜山)登山口近くの
 無料黒檜山登山口駐車場へ。
 赤城北面道路(県道251号線)は、ほとんど車が通らない快適なドライブコース、しかしスピンカーブが多い。

 駐車場は、私の車1台のみ。外に出たら空気は冷えているが、晴れているので日が当っているところは暑い。 
 駐車場から道路戻って3分で赤城山(黒檜山)登山口。赤城山の最高峰、黒檜山(くろびさん、1827m)、駒ケ岳(1685m)への登山口である。
無料黒檜山登山口駐車場・登山口300mの標識 赤城大沼の湖面はまだ氷が張っている 道路の右脇が登山口

 7時48分登山開始。スタートからいきなりのがつんとした岩場の続く厳しい急坂で、息も切れ切れ。最初雪は無かったが、5分くらい過ぎた
あたりから凍った岩場・登山道に残雪が多くなってきた。 
いきなりの岩場の急登 凍った岩場・登山道 どこが登山道か?

 猫岩という場所の直前から段々と展望が良くなり、青空と雪とのコントラストが楽しめるようになる。猫岩という眺めのいい場所にたどり着くと、
大沼・赤城神社が見下ろせる。私が車を置いた駐車場も赤城神社の近くであることが分かる。遠くの山は、地蔵岳(中央)と長七郎山(左)。

 猫岩を過ぎたあたりから、普通の登山靴だとアイゼン・スパッツが必要な雪の急斜面・凍りついている登山道・雪解けの悪路で、新潟では
当たり前のスパイクピン付長靴で登ったのは正解であった。
赤城山(黒檜山)が見える 黒檜山の後に行く駒ケ岳 大沼・赤城神社が見下ろせる。遠くの山は、 地蔵岳(中央)と長七郎山(左)

 雪道なので夏道とは違うコースを辿ったりしているが、時々雪道と夏道が表れている場所だとコースが分かりにくく、また広い岩だらけの
登山道もコースがよくわからず、コースを探しながらの登山でした。

 登山口から尾根道までは基本的に直登で結構急な登りが続き、黒檜山と駒ケ岳の尾根道の縦走路にたどり着く。
 そこから3分でやや開けている赤城山の最高峰、黒檜山頂上に到着。(8時55分) 
猫岩 もうすぐ黒檜山と駒ケ岳の尾根道の縦走路 やや開けている赤城山(黒檜山)頂上

 山頂からは谷川岳をはじめ、上越国境の皇海山や、奥日光連山、燧ケ岳や上州武尊山などを一堂に望む大パノラマが広がり、天気の良い日
には富士山や遠く南アルプスまでも見渡すことができるとなっていたが、残念ながら晴れていたが春霞で遠くは見えず、大沼を囲む赤城山の
幻想的な山容にしばし見とれていた。

 9時5分駒ケ岳へ縦走開始したが、ここまで登山者に全く会わないので頂上を独り占めしていた。
 縦走路を少し歩くと、鳥居が見えてきた。黒檜山の大神を拝んで、駒ケ岳へ一路向かう。

 駒ケ岳までの稜線の縦走路は、下りの急な階段が多く、階段にはあまり雪は無いが、アップダウンの少ない場所は、新潟の残雪の山を歩いて
いるようなザクザクとした感じ。
御黒檜大神の鳥居 急な階段 駒ケ岳までの稜線の縦走路

 大ダルミ向かう途中から、駒ケ岳は雲に隠れてきた。
 大ダルミを過ぎて、駒ケ岳に到着。(9時43分)頂上には3人の若者グル―プがいた。今日初めて会った登山者である。私が着いた途端、
黒檜山へ向けて登山を始めたが、駒ケ岳頂上からは少し急坂なのにアイゼンを付けていないようで、恐る恐る降りて行った。
大ダルミ 駒ケ岳頂上 かなり狭い稜線
 
 尾根筋から大沼へ降りる道は、全般的に急な坂道で、最初に急な鉄の階段から始まる。そのあとは木の階段と岩の道が交互に出てくる。

 途中で、中年3人クループ組と中年夫婦組の2組出会ったが、どちらも異口同音に、雪はどうでしたかの質問。
 2組ともアイゼンを持っていない登山初心者とのこと。尾根筋の縦走路と黒檜山下山道は雪が多く、凍りついている場所もあるのでアイゼン
がないと厳しい・慎重に歩いてくださいとアドバイス。

 そういえば、戻った駐車場で2台目に駐車して来た若者グル―プは、スニーカーで赤城山(黒檜山)登山口を目指して歩き始めたので、
大丈夫ですかと声をかけようかと思ったが、車の中で食事中だったのと、かなり早く歩き始めたので、声をかけられず。
 まあ、若いから何とかなるでしょう。

 下山中いやに「熊出没注意」の看板が多い。熊出没注意の事前情報があったので、今回初めて携帯ラジオを付けて登った。赤城神社の売店
で聞いたところ、数年前に出たが、最近は聞かないとのこと。
大沼へ分岐標識 急な鉄の階段 「熊の出没情報」

 ようやく、駒ケ岳登山口に辿り着く。(10時18分)湖畔の道路沿いを歩き赤城神社近くの黒檜山登山口駐車場へ向かうが、その道の途中
「おのこ駐車場」(広い駐車場)があり、こちらに駐車してもよい感じ。食事後赤城神社へお参りし帰宅した。           終わり。
駒ケ岳登山口 駒ケ岳登山口近くの「おのこ駐車場」 赤城神社へお参り