個人山行紀行文 12.01.02(日)
曇り
三頭山・1531m 参加者
(単独)
1866 S/T

≪コースタイム≫ 
 
都内・息子宅7:15=駐車場所8:50〜都民の森9:10〜森林館9:20〜滝見橋9:40〜ムシカリ峠10:35〜三頭山・西峰10:50〜中央峰・東峰〜三頭山・西峰(11:05-11:35)〜ムシカリ峠11:45〜滝見橋12:15〜森林館12:30〜都民の森12:40〜駐車場所12:50=数馬の湯=息子宅15:30 

 暮れの30日から娘宅に世話になり、元旦からは息子宅に移動しての正月です。
2日朝、7時過ぎに息子宅を車で出発。目指すのはあきる野市、秋川渓谷奥の三頭山です。正月の事とて、道路はとても空いていてとても走り易い。
 ドンドン走って、登山口の”檜原都民の森”に到着!、と思ったら、ナント!駐車場のゲートは堅く閉まったまま。仕方がないので、かなり手前の道路脇に、辛うじて車一台やっとのスペースを見つけて駐車しました。月曜日は休みらしいんだけど、登山者の便宜のために駐車場ぐらいは使わせてくれてもいいのにぃ!。 お陰で、むだなアルバイトを20分も。 プンプン!

都民の森駐車場 登山口 新しくて立派な階段

 流石は金持ち東京!、都民の森はとても立派できれいな施設。その駐車場からまずは森林館と呼ばれる建物目がけて、立派な階段を登ります。10分でとても洗練されたスマートな建物が現れました。いろんな森林の勉強をするらしいけど・・・今日は休み、中をのぞく事も出来ません。
 森林館からは平行路、しかもチップを敷き詰めたきれいな遊歩道を20分歩いて”三頭の滝”。立派な滝見橋から見る滝は、しっかりと凍っていました。ここには、立派な休憩舎やトイレもあります。

森林館 チップ敷き詰め、足に優しい道 三頭滝は凍っていました

 ここから山道に入りますが、概ね沢沿いの道で、しかもよく整備された道なので、とても歩き易い。しかし、今日は寒い日です。薄っすらと道には雪が着いており、しかもこれが凍っていて油断ができません。
 関東の暖かい陽光の下でのトレックを期待したのに、今回はそうはいかないようです。しかも、段々と空は暗くなり、そのうちに粉雪が舞って来ました。新潟の湿った雪とは違って、着衣が濡れないのですが、足元はスリップに最大限気を付けなければなりません。

滝見橋 ベンチも置かれて 休憩舎もトイレも立派なもの

 途中にはきれいな休憩ベンチなどもある道を登り切って、”ムシカリ峠”に到着。この頃には雪も止んで、今度は時々薄日も射す天気となってきました。
 峠からはなかなか快適な道であり、天気も落ち着いてきた事から鼻歌も出ようというもの。調子こいて歌っていたら、急に三人連れが下ってきて、「名調子ですね〜」などと冷やかされる始末。ルンルンと山頂(西峰)に到着です。

沢沿いの道を登ります ベンチだって、我が家のベランダ以上 滑り易い道が続きます

  三頭山には、西峰・1527m、中央峰・1531m、東峰・1528mの三つの山頂があります。
三角点は東峰にありますが、山頂が一番広い西峰にはベンチや見晴の山座同定盤などが置かれて、さながら主稜の趣です。一応、東峰と中央峰を踏んで、西峰の広場に戻って昼食としました。

滑りそう! ムシカリ峠 陽も射して山頂直下

 広い山頂は、うっかりしていましたが山梨県との都県境ともなっており、「山梨百名山」の看板もありました。生憎、今日の天気では富士山は見えません。しかし、11月に登った三ツ峠はハッキリと遠望することができました。
 葛飾区在住という、小学生ぐらいの男の子を連れたご夫婦が登って来られたので、山頂で少しお話をしました。結局、本日の山で出会ったのはこの家族連れとさっきの三人連れのみ、なんとも寂しい初登山となったのです。

西峰 中央峰 東峰

 下山は、凍って滑り易い道を最大限の注意で歩かなければなりません。新年早々、怪我でもして文字通り出足をくじかれたら、辰年登山の英気に触りかねませんから・・・・。
 それでも、滝見橋辺りまで下れば、雪もすっかり無くなり時々青空も覗く天気となって、無事に下山しました。

 下山後は、登山地図にも載っている”数馬の湯・800円”にゆっくりと入り、疲れを取って帰りました。生憎、今回の上京は陽だまりハイクとはいきませんでしたが、新潟とは一味もふた味も違う関東の山を二山ゲットして、満足の山旅となりました。(おわり)