会山行紀行文 12.09.27(木)
山頂標柱設置登山
(ひしがだけ)
菱ヶ岳

974m
参加者24名
(男15・女9)

(紀行文2070 S/F
(写 真)2070 S/F
≪コースタイム≫
村杉菱ヶ岳登山口(6:50)…笹清水(8:30)…菱ヶ岳山頂(9:20−10:40)…与平の頭(11:00)…三叉路(11:55)…五頭山山頂(12:05-12:15)…三の峰避難小屋(12:35)…長助清水入口(13:05)…村杉菱ヶ岳登山口(13:45)
≪紀行文≫
                            〜〜〜とても有意義で楽しかった山頂標柱設置登山〜〜〜

 昨年は松平山に2日目参加で既に設置作業が終わっていた。結果的にはトン汁を頂き、つるはしを担いで降りただけの参加だった。
 今年こそは滅多に経験できない“標柱担ぎ上げ”を体験したいと参加申し込みをした。

 6時50分現地集合と言う事だったが、早目に行こうと6時30分に到着…、しかし既に多くのメンバーが到着しており登山準備に取り掛かっていた。
 そして業者が標柱を運んできたので検品作業と担ぎ上げ用ロープの取り付け(小生もやってみたが恥ずかしながらNG)。
 その頃には参加者全員が揃った為、全体(五頭山グループ、菱ヶ岳グループ)ミーティングが行われた。  
皆さん早い集合と準備 業者から標柱を受取検品 全体ミーティングの実施

 ミーティング終わるや否や、“穴掘り道具担ぎ隊”や“山頂標柱担ぎ隊”は早々出発。つられて写真担当の小生は標柱の部材を担ぎ後を追う。
 “山頂道標担ぎ隊”や“助勢(女性)隊”はやや遅れ出発した模様。
 登り始めて暫くして、“山頂標柱担ぎ隊”のNさんと交代する。結果最後までKさんとコンビで担ぎ上げることになる。
 途中の休憩ポイントで先行する“穴掘り道具担ぎ隊”に追いつき、又離され追いつきを繰り返す内、後方からの “山頂道標担ぎ隊”や“助勢(女性)隊”とはかなり差がつき、結果的に我(Kさんと小生)らの交代要員は周りに居なくなってしまった。
このようにして担いだ 先行する“穴掘り道具担ぎ隊” 休憩ポイントで追いつく

 今日は快晴で陽射しはきついものの風が冷たく心地良く、強い暑さは感じなかった。
 休憩を繰り返していると後方から“助勢(女性)隊”の黄色い声が時々聞える。「後ろは楽しそうだね」との会話もでる。
 では少し待って合流しようではないかと意見がまとまり笹清水で待つことにした。
 上がって来た“助勢(女性)隊”と一緒に写真を撮ったりして楽しい一時を過ごし、直ぐ急斜面の担ぎ上げに先行出発。
風が心地よい休憩ポイント 笹清水の休憩ポイントでは後方の“助勢(女性)隊”を待ち、“記念担ぎ”

 この頃は後方の“山頂道標担ぎ隊”も合流していたので急斜面のシャッターチャンスと一時担ぎ手を代わってもらい写真撮影タイムとする。
 その後、また担ぎ手に戻り歩き辛い登山道をどんどん登り高度を稼いでいく。
 相方Kさんから「ここから最後の急斜面、後ひといきです」と励まされる。しかし、登ると言うより這い上がると言った斜面だ。
 悪戦苦闘して斜面に取り付いて間もなく先行する“穴掘り道具担ぎ隊”のKさんとSさんが助っ人として降りて来てくれた。いや〜助かる。
笹清水直後の急斜面 山頂直下の急斜面

 漸く山頂に到着。後方部隊が到着するまでしばしの休憩。素晴らしい展望新潟市内と新潟港が良く見える。
 そして後方部隊も到着し山頂は一気に賑やかになって来た。
山頂から新潟市内方面の展望 漸く“山頂道標担ぎ隊”も到着 “助勢(女性)隊”が到着し賑やかに

 全員そろった所で作業開始。小生は役所の届ける写真(作業前、作業中、完成時)を撮影しながら設置作業を手伝う。
山頂の設置場所(左:山頂標、右:道標) 上:山頂標設置作業、下道標設置作業 設置完了後の標柱

 設置を終えた標柱を眺めながら楽しい昼食タイム。しかし時間は未だ10時ちょっと過ぎ、随分早い昼食となった。
 早い昼食を終えると、元気一杯の我新潟楽山会メンバーは「五頭山の新しい標柱を観に行こう!!」と意見が一致し五頭山山頂に向かって縦走開始。
 予定していない山歩きとなったが、素晴らしい尾根歩きとなった。
設置した標柱を観ながら昼食タイム 昼食後五頭山に向かう 気持ちの良い尾根歩き

 携帯電話での交信で五頭山設置グループも菱ヶ岳に向かう事になったとの事で、何処かで交差すると期待し進む。
 五頭山山頂と一の峰を結ぶ三叉路の手前で五頭山設置グループと交差。元気に「ハイタッチ」しながら。
 辿り着いた五頭山頂には真新しい山頂の標柱が立っていた。思わず「良いね!」の声。
 しばし山頂からの展望(遠く尾瀬ヒウチも観えた)を楽しんだ後、下山開始。
 途中遠く我々が標柱を設置した菱ヶ岳を観た時、何とも言えない達成感が湧いてきた。
五頭グループと「ハイタッチ」で交差する 五頭山頂の新しい標柱 一の峰付近から観た菱ヶ岳

 この下山路は毎年2〜3月に通ってはいるが、全ては雪の下。景色は全く違う。
 「三の峰の避難小屋はこんな所にあるんだ」「4〜5mの積雪はあるね」等の会話をしながら下山。
 このコースは手入れが行き届き良い登山道になっている(菱ヶ岳とは大違い)。
 歩く光景は普段の会山行と同じ、異なるのはスコップとつるはしを持つ姿だけのグループも早々に登山口到着。
 五頭グループの到着が遅れる可能性がある為、我々だけで解散となった。
三の峰の避難小屋(いつも雪の下だった) 整備された歩きやすい登山道 「ご苦労様でした」と解散式

 滅多に経験の出来ない“標柱設置登山”。
 このような経験をさせて頂いた標柱設置委員会のメンバーに感謝。

 今回の参加者は会員の10%弱だったが、今後このような“標柱設置登山”を経験することは殆ど無いと思うと一人でも多くの会員に味わって欲しかった。
 ツアー登山や個人登山では絶対に味わえない素晴らしい体験を。

 
真新しい二つの標柱と共に記念写真 花を撮る余裕は無かったので数少ない写真