会山行紀行文 12.09.27(木)
標柱設置登山
(ごずさん)
五頭山

912m
参加者19名
(男13・女6)
(紀行文1866 S/T
(写 真)1866 S/T
≪コースタイム≫   *コースタイムは、1642 M/Wさんが記録されました。
菱ガ岳登山口(6:50)…五頭山どんぐり村登山口(7:05)…長助清水(8;00)…三の峰(8:45)…一の峰(8:55)…三角点・標柱設置(9:15−9:30)五の峰・昼食(10:10−10:50)…菱ガ岳方面分岐点(11:20)…菱ヶ岳設置メンバと交差(11:40)…与平の頭(12:20)…菱ガ岳山頂(12:45-13:00)…菱ガ岳登山口下山(14:35)
≪紀行文≫
                                      〜〜〜五頭山頂に標識を設置〜〜〜

 新潟楽山会では、日頃親しんでいる近隣の山に標柱や標識などを整備する作業を実行しています。
 昨年は、五頭山塊・松平山&山葵山に標柱を設置しました。
 その時の紀行文はこちらをクリックしてご覧下さい。⇒2011年度 松平山標柱設置登山                  
 更に、今年度の総会において五頭山と菱ヶ岳に標識を建てる事が今年の重点活動と決められています。
 そして、今年度も標柱設置委員会が設置され、メンバーの皆さんのご苦労により順調に活動は続けられて、いよいよ現場に設置する当日を迎えたのです。
  
 天候不良の場合は予備日も設けられていましたが、そんな必要ななく、27日は秋らしく晴れ渡った好天となりました。やや風が強くて肌寒さを覚えますが、作業をするには丁度よいほどの気温です。
 7時前に村杉温泉・菱ヶ岳登山口の駐車場に集合。菱ヶ岳作業班は24名、五頭山作業班は19名の参加です。
 委員長のOさんから作業の打ち合せと種々の注意事項について説明があり、業者さんからの標柱納品の検収を終えた後、、両班それぞれに目的の山に向かって出発です。
全員集合でミィーティング 委員長からの説明 標柱の検収状況

 五頭山のチームは19名で出発。
 標柱の前後をロープで結束し、二人で肩に担ぐのが標準の運搬スタイルですが、急坂などになれば一人で担いだ方が安全且つ効率よく運び上げる事ができます。

 時々休んで交代で運ぶのですが、どの方も体力自慢?の方ばかりとあって、なかなか休憩を取ろうとしません。
 こうした風景は昨年も目にしていますが、そんな生き生きとした行動は、日頃の楽山会が元気で各地の山を登り続けている源を見る思いがします。

 運ぶのは標柱ばかりではありません。根固め材2本の他にスコップやツルハシ、スパナなどの道具もあります。それらも分担して担いでいます。
 昨年の作業で要領は会得済みとあって、登高スピードはいつもの登山タイムと変わりません。
 15Kgほどの負荷もものともせず、1時間弱で7号目の長助清水に到着。どの顔も、一汗かいた清々しいものとなっています。
 
木洩れ日を浴びて快調に進みます 時々メンバー交代をしながら・・・  7号目・長助清水で休憩

 順調にどんどん登り続け、三の峰も標準時間で通過。更に一の峰に順調に到着して休憩です。
 ここで、「男性軍ばかりが担いで不公平!」というクレームが女性陣から上がります。
 昨年の場合は、労力は男性が受け持ち、女性陣はお昼のトン汁つくりに専念でした。しかし、今年はトン汁サービスはやらない事となっているために、女性陣の出番がありません。そんな事情から「私たちにも担がせて!」となったのです。頼もしい限りです。

 何人かの元気な女性方も交互に担いでくれて、さらに効率よく山頂目指して運び上げる事が出来ました。登山口から山頂までの時間は2時間10分。実に、日頃の登山時間と変わらないスピードで登ったことになります。

 五頭山には、登山口から順番に五の峰、四の峰、三の峰、二の峰、一の峰と頂きが四っつあり、更にその奥に最高峰であり、三角点が設置されている頂きがあります。私たちは、こちらが五頭山の山頂と思っておりますが、地元の官庁では、五頭山は五つの頂きの総称であり、”三角点設置の個所は山頂では無い”としているようです。
 したがって、今回の標柱の文字も五頭山山頂ではなくて”五頭山三角点 912.5m”と表示されています。
 
一の峰到着 女性方も運びます、皆さん元気です。  標柱と根固め材

 早速、設置の場所決めをした後に穴掘り作業開始です。掘ってみれば、この辺りの地質は細砂ばかりの真に作業のしやすい土質となっています。アレヨアレヨという内に、所定の深さに到達しました。一方では、標柱に根固め材をしっかりと固定する作業もあります。
 しっかりと固定された標柱を立て込み、埋め戻し、締め固めと順調に作業は進み、終わってみればたったの15分ほどのあっけない工程でした。 流石は楽山会!、チームワークも呼吸も見事なものです。
 
根固め材をしっかりと固定 穴掘りも順調に進みます  埋め戻して建て込み完了
 一連の作業も無事に終わってメンバー全員大満足です。「早く終わったので、菱ヶ岳の応援に行こうか?」という事で、辛うじて繋がった携帯で聞いてみると、どうやら菱ヶ岳も間もなく終わるような様子です。いやはや・・・・楽山会の仕事の早いこと!恐るべしなり。
 ともかくも、遠くの連山をバックに標柱を囲んで記念撮影するには最善の位置に設置する事ができました。多くの方が、この標柱の前で写真を撮られる事でしょう。
 作業を無事に終えられた皆さん、本当にお疲れさまでした。
完成写真 本日活躍のメンバー、揃って記念撮影

 作業は終わりましたが、まだまだ時間は早い。菱ヶ岳の応援も行かないとなれば、せめて下山コースをスキー場コースにとって楽しみながら下りましょう・・・という訳で、全員で五の峰まで来て昼食です。佐渡も見渡せる好天気、お昼も終わる頃、菱ヶ岳チームも作業を終わってどうやらこちらに向かっているらしいとの情報が入りました。
 こうなれば、こちらも菱ヶ岳経由で下山する事に方針変更です。所用などにより、早く下りたい一部の方を除いて菱ヶ岳への縦走コースで下山しました。
 途中の稜線で菱ヶ岳チームと交差。互いの健闘にエールを交換して、夫々に無事下山となりました。

 こうして、今年度の重点活動の一つが皆さんの頑張りとチームワークで、無事に終える事ができました。
構想、準備段階から最終の作業までご苦労された委員会のメンバーの方に感謝です。そして、みんなで協力一致して頑張った皆さん、お疲れさまでした。  (おわり)