会山行紀行文 12.05.17日(木)

曇り一時雨
倉手山
953m
参加者22名
(男8・女14)

(紀行文2052 M/T
(写真)2052 M/T
≪紀行文≫
                                〜〜〜気ままな天気の神様とお付き合い〜〜〜

 山頂からの飯豊の眺めが素晴らしいという倉手山。残念なことに、昨年は家庭の事情で参加できませんでしたので、今日の山行は昨年の
分もと張り切って参加です。でも、少しお天気が心配されます。お天気の神様、何とかもって下さいと、皆の思いを乗せて、バスは梅花皮荘へ。
 嬉しいことに残雪の飯豊がお出迎えです。

 梅花皮荘裏の赤い吊り橋を渡って、しばらくは車道歩きです。リーダーの話では3日前、下見に来た時はこの道は、ブロック雪崩とデブリで
大変だったそうです。でも下山してきた時には除雪されていたそう、まるで私たちの為に道は準備されてかの如くです。ありがたいことです。
 除雪されたといっても、車道の両側はすごい雪の壁、さすが飯豊の山域です。道沿いには水芭蕉に蕗のとう、目はしっかり山菜モード。
 これも一種の病気と後ろから声が聞こえてきます。
リーダーの説明を聴いて出発 赤い吊橋を渡って 車道脇の雪の壁

 そんなこんなで登山口へ。登山口の標識は豪雪のためか、斜めに傾いている。いよいよ登りが始まります。リーダーより「これより40分の
急登ですが、途中で休憩入れます。」と説明がある。
 フムフム、40分頑張れば良いのか・・・、軟弱者も何とか頑張れそう。言われたように急登である。汗が噴き出してくる。目は時々時計へ、
20分経ったら休憩だぞと言い聞かせながら登ります。ちょうど20分、リーダーの休憩の合図。
 ここで一息です。汗のしみた目に若葉がさわやか、ミツバツツジも咲いています。
傾いた登山口標識 なかなかな急登の連続 若葉が目に眩しい

 40分の急登が終わると、しばらくはトラーバース。時々残雪歩きもあり、カタクリ、イワウチワ、オオカメノキ、アズマシャクナゲの花を楽しみ
ながら快適です。「やっぱ、山はいいですね!」と浮かれてばかりはいられません、所どころガレ場あり、倒木ありで要注意。いやはやです。
残雪の中を行く アズマシャクナゲの花 足元に注意、注意

 旧道分岐で稜線に出ると、目指す倉手山が正面にドーンと鎮座です。
 雪がまだ、多く残っているぞ、あの上を行くのかな?アイゼンを付けるのかな?と心配になってきます。が、良くしたものでほとんど夏道を
行くことができました。一部雪渓の上を歩きましたが、これまた、快適。なかなかいいぞ!
目指す山頂 雪渓の登り 最後の急登

 雪渓を抜けるといよいよ、最後の登り。
 リーダーが「あと、10分!!」と気合を入れてくれます。私たちもガンバ!ファイト!と掛け声をかけあってのガンバリです。
 「山頂へ出たよ!」との声に迎えてくれたのは一面の雪原、山頂の標識はそこを渡って向こうです。
山頂は雪原の向こう 飯豊山のお出迎え 皆で山座同定

 嬉しいことに、飯豊はその姿をしっかりと現し、私たちを出迎えてくれました。飯豊の山々の説明を受け、いよいよ楽しみな昼食です。
 リーダーお手製のわさび漬けを頂いて宴もこれからと言う時に、きました、きました。ポツリポツリと雨が、予定より少し早かったようです。
 急いでカッパを付け下山の準備、あ、記念撮影がまだだった。急いでシャッターを切り、下山開始です。
楽しみなお昼ご飯 大急ぎでカッパを着け 下山開始

 なぁ〜んだ!雨があがって陽が射してきました。
 どうもお天気の神様は気ままらしい。
 カッパを脱ぎます。「脱ぐと、降ってくるぞっ!!」と
先輩の話、当たりました。
 しばらくすると大粒の雨が、またカッパを着て
本格的になった雨の中、滑らないように注意しつつ
ようやく登山口へ。

 あとは温泉と冷たい飲み物の待つ梅花皮荘へ
一路でした。

 リーダー楽しい山行をありがとうございました。

                      おわり

(集合写真)リーダー 1914 E/Sさん
≪コースタイム≫
  新潟駅南口7:00=梅花皮荘(8:45-9:00)…倉手山登山口(9:20)…旧道分岐(10:30)…倉手山山頂(11:10-11:45)…旧道分岐(12:20)…
  倉手山登山口(13:10)…梅花皮荘(13:25-14:40)=新潟駅南口16:40