会山行紀行文 12.04.29日(日)〜30日(祝)
 晴      曇り晴れ
高水三山・鷹ノ巣山
793m  1737m
参加者17名
(男6・女11)

(紀行文852 C/S
(写真)1866S/T 2070S/F
≪コースタイム≫
≪4/29≫新潟駅南口(6:00)=関越道=圏央道・青梅IC (11:40)=高源寺登山口(11:45)…昼食(12:00-12:30)…常福寺…高水山(13:40)…
        岩茸石山(14:15-14:30)…惣岳山(15:05-15:15)…御岳駅16:25=鳩ノ巣山荘17:00(泊)

≪4/30≫鳩ノ巣荘7:30=峰谷=奥集落(8:40)…浅間神社(9:00)…避難小屋(10:40-10:55)…鷹ノ巣山(11:20-12:00)…框の木尾根分岐
        (12:15)…倉戸山(14:00)…倉戸口バス停(15:00)=入浴=圏央道・青梅IC(17:00)=関越道=新潟駅南口(21:15)
≪紀行文≫
                       〜〜〜交通アクシデントにも関わらず完走“高水三山”〜〜〜
≪4/29≫                 
 天気は上々、にこやかな17名を乗せてバスは走る。
 川口を過ぎた辺りで高崎、藤岡間で重大事故発生5人心肺停止14名重傷との情報が入る。「どうして?居眠り運転?」胸がドキドキする。
 さーどうする?リーダー、F さん、運転手さんで相談の結果、高崎ICで下りて一般道〜圏央道〜青梅ICをと言うことになる。
 幸い渋滞に巻き込まれることなく登山口11:40着。
 登山口の高源寺ではお祭りのようで、のぼり旗、ハッピ姿の人がいる。
 迷惑をかけないように早々に支度をし、少し行った登山道わきで昼食を済ませた後ゆっくり歩き始めるが暑くて汗が流れ落ちる。 
登山口の高源寺ではお祭りが 高源寺の脇道から登山開始 暫くは急な舗装道路を歩く(この先で昼食)

 広い登山道、やや急な登りがあったものの植林された杉の林が見事である。
登りはじめ暫くはやや急な登りが続く 時にはこんな場所もありましたが 山頂に近付くにつれ見事な杉林が続く

 ツツジが素晴らしい山頂直下の高水不動尊常福院に参拝した後、高水山山頂に到着。
 高水山は皇太子さまと雅子さまが結婚して初めてお二人で登られた山とのこと。
 ここで一人体調悪く F さんが一緒に下りることとなる。
急な階段上に立つ常福院の山門 高水山常福院 常福院の庭に咲く見事なツツジ

 高水山を後にして、若葉や満開の桜が素晴らしい最高峰の岩茸石山、惣岳山を歩き、心地よい風を受けてルンルンと下山する。
 御岳駅近くでバスに乗り今日の宿、鳩の巣荘に到着。 
 宿では言うまでもなく賑やかな楽しい時間を過ごす。 
登山道で出会った可憐な花達 国民宿舎鳩の巣荘 明日もがんばろ〜う!乾杯!

                             〜〜〜天空の桃源郷から登る“鷹ノ巣山”〜〜〜

≪4/30≫
 朝食後手際よく準備し宿を出発。本来予定していた稲村尾根が残雪の為危険とのことで浅間尾根に変更になる。
 浅間尾根の登山口“奥”集落までは、奥多摩湖に沿った国道から分かれ細い林道を進んだバスの終点峰谷集落、そこから更に道は狭くなり
歩けば1時間はかかるところを、運転手さんのご好意で“奥”集落まで行って下さることになった。
 すれ違いできない狭いジグザグの道、乗っていても申し訳なく思ってしまう。感謝感謝。   
 漸く辿り着いた“奥”集落は標高900m、正に天空の桃源郷。 
 たった一軒の家からおじいさんとおばあさんが出てきてニコニコと話しかけてくる。
 目の前は濃淡の桜が満開、いやー素晴らしい。 
桃源郷のような奥集落 手際良く登山準備 美しい桜の下を歩き登山開始
 登山口からはいきなりの急登、でも何のその、昨日頂いたマタタビ酒とその実のおかげか皆さんしっかりと登って行く。
 風なし暑い。 手入れされた杉、ブナ、カラマツの新緑がきれい。
奥集落からの登山口 浅間神社の鳥居 急斜面をジグザグに登る
 
 途中の水場で喉をうるおし少しいけば鷹ノ巣避難小屋。休憩して広い防火帯のような道を登り山頂へ。途中富士山がうっすらと見える。 

穏やかな尾根道になると避難小屋は近い とても綺麗な避難小屋(休憩) 山頂を目指して広い登山道を登る

 山頂に到着、今度は富士山大きく見える。遠く、雲取山も見えゆったりとしたいい気分だ。  昼食を摂り、集合写真を撮って下山開始。 
山頂から微かに富士が観えた 広い鷹ノ巣山山頂 元気に下山開始

 鷹ノ巣山山頂からは水根山、榧ノ木山を経て倉戸山へ下っていく。
 山頂から下って1時間程の所で“奥”集落のあの桜が木々の間から見えたのには感激である。
 バスの待つ所までもう少しの所で、いきなり大きなイノシシが高い石垣からジャンプ、もの凄い勢いで奥多摩湖の急斜面を走り下りて行った。
 イノシシはFさんに衝突したようで左ひじと右足に血が出ている。タイツ、ウエストバックも切れている。
 薬を持っているので後で応急処置をすると言う。気の毒ではあるがこの程度で済んで良かった。
 か弱い女性なら、イノシシと一緒に奥多摩湖に落ちていたかもしれない。
今朝登り始めた“奥集落”が観えた 倉戸山山頂(後僅か)
奥多摩湖が観えて来た

 下山後は宿泊で使った鳩の巣荘で汗を流し、二日間の楽しかった話等々で帰路につく。
 お天気よし、桜よし、行けども続く杉木立、歩きやすい登山道、すへてが素晴らしい山行でした。
 ありがとうございました。
(4/29)高水山山頂にて (4/30)鷹ノ巣山山頂にて