個人山行紀行文 11.10.19(水) 赤津山・1408m 参加者
2名(男)
1914 E/S

                         

≪コースタイム≫
新津4:00=林道ゲ-ト5:18~登山口(6:46-7:21)~西ノ峰10:00~赤津山(11:20-12:15)~西ノ峰13:30~登山口15:38~林道ゲート17:15=新津 18:45    全行程(含休憩)約12時間
 

 最近知り合った人から飯豊連峰の良く見える山として、赤津山を紹介されました。又、以前会山行も有った山だそうなのでどんな山か行って見たくなり、此処のところ好天が続くので登って来ました。

 朝、まだ暗い中を林道ゲート前の駐車場に着き、ヘットランプの灯りを頼りに支度をして歩き出す。
少し行くと林道の法面に張った落石防止の金網の中に、崩落した岩石が溜まり一部は車道まではみ出していた所が有り危険だなと思いながら歩く。少し明るくなると、先行している長靴を履いた男の人が見えましたが距離はそのままでした。

早朝の林道ゲート 登山口 西ノ峰を目指して

 林道を1時間30分余り歩き「登山口らしき所」に着くと、男の人が地図を見ながら休んでいました。埼玉から来たそうで、今、越後100山巡りをしているそうで昨日は焼峰、今日は赤津山、明日は蒜場山だそうです。
 此処で少しエネルギ-を補給し、歩き出す。最初は平らなブナ林、ブナの木には所々にペンキでの目印が有り迷う事は無い。

 直ぐ尾根への急登が始まる。地図上は登山道は無いのですが、良く踏まれた道が有り、ロープも2本ほどついている。25分程で尾根に着き此処で一休み。
 此処からは痩せ尾根を歩いたり、又 アップダウンの繰り返し、途中のピークからこれから行く山、西ノ峰から剣ヶ峰、3本槍その右に赤津山と連なって見えるが、まだまだ遠い。下山が怖くなるほどの急登を、木につかまって登った所が、1210mピーク。

中央剣ヶ峰、右3本槍、その右赤津山 西ノ峰から見た北股岳 1番目の池

 此処からは西ノ峰が良く見えるも、まだ30分は掛かりそう。此処で一息入れる。又、此処からの登りは比較的に楽で西ノ峰に着く。此処から90度くらい右にコースを取り、尾根歩き。

西ノ峰の急登 西ノ峰から剣ヶ峰へ向かう

 登山道はこの夏頃広く刈り払いされていて、歩き易い。ルンルン気分で歩くも剣ヶ峰からの下りが半端じゃない。木につかまりながら必死の下り、ロープでも付いていれば楽だろうと思いながら、又帰りの登り返しが大変だな~。

3本槍 2番目の池 雨量観測棟

 次は3本槍、岩峰の痩せ尾の所も有り、風など吹けば危険だ。アップダウンが激しく此処を越えるのに大分時間が掛かる。西ノ峰から見た時は簡単に越せると思ったのに。

山頂手前の藪 飯豊連峰

 途中右と左に池を見ながら、最後の一登りでドーム形の雨量観測棟の有るピークに出る。観測棟の横には遭難者の慰霊碑が祀って有りました。良く刈り払いされているのは此処まで、此処から三角点の有る頂上までは藪の中を5分程歩く事に成りました。

 山頂にはピッケルの形をした標識が有り、又此処から見る飯豊の眺めは抜群、まさに飯豊の展望台です。好天で風も無くお日さまに背中を温めて貰い、約1時間のんびりとお昼を取りました。

 又、帰りは延々と歩かなければいけないが、先の事は考えない。帰りの登り返しが大変で、西ノ峰まで帰りの方が時間が多く掛かる。
 
なんとか登山口まで着き、後はお日様が沈むのと競争で、林道を急ぎ足で歩きなんとか日暮れギリギリで駐車場に着く。

(赤津山々頂)

 今日の行程は休憩を入れて「12時間」、長い長い1日が終わりました。朝、暗かったので見えなかったがゲートには入山禁止この先、落石等の崩落が発生し危険の為入山出来ません、御了承願います。新発田市」と書いた看板が有りました。でも駐車場には車が何台も有りました、湯の平温泉へ行っているのでしょう。 (おわり)