個人山行紀行文 11.06.15(水)
〜16(木)
晴れ
頼母木山(飯豊)
・1730m
参加者
6名(男2:女4)
1914 E/S

≪コースタイム≫
1日目)
 
新津5:00=奥胎内ヒュッテ(6:40-7:15)〜足ノ松尾根登山口8:10〜姫子ノ峰9:10〜イチジ峰・昼食(11:45-12:30)〜大石山13:30〜頼母木小屋(14:20-15:00)〜頼母木山15:20〜頼母木小屋15:50(泊)
(2日目)
 
頼母木小屋6:15〜足ノ松尾根登山口・昼食(11:50-12:40)=奥胎内ヒュッテ(12:50-14:40)=新津16:20

 大石山から頼母木山の小屋の間は「ハクサンイチゲ」が満開だそうで、花を見たくなり6人で行ってきました。
メンバ−に飯豊が初めての人も居るので無理をせず、ゆっくりと一泊で頼母木山を往復する事にしました。ヒュッテから林道を50分で登山口まで。途中自転車の人に追い越される。

 登山口には自転車が2台有りました。小休止の後、歩き出す。御用平の綺麗なブナ林を過ぎるといきなりの急登が始まる。木の根につかまりながら登り、1番目の「岩場」を越え姫子ノ峰で休憩を取り、又、木の根やロープにつかまりながらの急登を慎重に登り、2番目の「岩場」を越して滝見場で休憩。

足ノ松尾根登山口 1番目の岩場 姫子ノ峰(標柱に熊のかじり跡あり)

 その後、水場分岐を通ってブナ林の急登をすぎ尾根に出ると、これから行く頼母木山や頼母木の小屋も良く見える。イチジ峰で昼ご飯にする。今日は何か荷物が重い、少し軽くするため小屋で飲む為の「ビール」を此処で飲む。疲れた体にビールは美味しいが、小屋に着くと飲むビールが無くさみしい事でしょう。

2番目の岩場
イチジ峰 ハクサンイチゲの群生

 西峰を越えてから大石山でゆっくり休み、いよいよ楽しみの「ハクサンイチゲ」の群生と対面。一面ハクサンイチゲのお花畑、遠く残雪の山と一緒に見るイチゲは綺麗で、何とも言えません。苦労して此処まで来た甲斐が有りました。 その後、イチゲやコイワカガミを見ながら小屋へ。小屋には既に先客が3人いました。2人はハクサンイチゲの写真を撮りに来たそうです。もう一人の人は「会のAさん」でした。
 此処でこれから使用する飲料水を確保しなければいなりません。水は未だ小屋まで引いて有りません。雪を融かして使用しなければならないので、近くの雪渓の綺麗な所をビニール袋に取り、コッヘルに入れてガスで沸騰させ、冷めるまでの時間、頼母木山に登りました。

頼母木山々頂 ハクサンイチゲと二ツ峰 ハクサンイチゲと残雪の山々

 以前、山頂には「お地蔵様」が有ったのですが今は有りませんでした。小屋まで下りた後、夕ご飯を作り皆んなでビールを飲むけど、私は昼に飲んでしまい有りません。でも「菊水1番絞り」がまだ有ったのでそれで乾杯、山で飲む酒は特別うまい。

大石山に沈む夕日 鉾立峰と杁差岳

 女性達と写真を撮りに来た人は1階、私達とAさんは2階で寝ました。寝袋に入ってから、Aさんと少し山の話をして寝る。寝る時は別に寒く無かったのに、明け方寒く目が覚める。山の朝は皆早い、朝食を済ませて休んでいると、ヘリコプターの音がする。その後、小屋関係の人が登って来て、今日小屋に水を引き、その後ヘリで荷揚げをするそうです。さっきのヘリはその下見で飛んだそうです。

二王子岳 荷揚げの下見に来たヘリコプター

 ご来光を拝んだ後に、写真撮りの人はカメラの電池切れで杁差へは行かずに帰ると言い、1番目に下山。Aさんも次に下山しました。我々も本当は杁差岳に登って帰りたいのですが、翌々日にまた山行が有るので疲れが溜まると困るので、今回は何処にも寄らずに足ノ松登山口まで帰る事にしました。

 下山を始めて間もなくヘリがお花畑のすぐ横の登山道に降り、数人の人が降りて来ました。小屋まで水を引く工事をする人達で、胎内から飛行時間5分で来たそうです。それを聞いた女性達 「エッ5分で来たの!」と羨ましがっていました。今日は御西の小屋、門内の小屋、それに頼母木の小屋の荷揚げをするそうです。

ツバメオモト 群生のハクサンイチゲ

 今日もハクサンイチゲの群生を見ながらの下山でした。途中ヘリが何度となく各小屋へ荷揚げをしていました。いよいよ飯豊の夏山が始まるのですね。
 又、今年も飯豊の山に行きたいが、それには体力、気力が今の私には必要です。大石山で休み、二王子岳を見ながら西ノ峰、イチジ峰、英三ノ峰、滝見場、を通り、姫子ノ峰で大休止。
 後は木の根につまずかない様に気を付けながら、無事登山口に着く事が出来ました。此処で昼を食べ休んでいると、ヒュッテ−の人が用事で車で来て、帰りにヒュッテ迄乗せて貰い車道を歩かなくて大助かりでした。お礼の為ではないですがヒュッテ−で入浴をし、サッパリとして帰りました。
                (おわり)