個人山行紀行文 11.06.04(土)〜
晴れ後濃霧&強風

05(日) 晴れ
和木山・998m
金剛山・962m
尻立山・940m
参加者
4名(男)
2011 Y/O

≪コースタイム≫ 
6月4日

 新潟西港6:00=両津港830=林道石名・和木線経由=県有林作業道入口950〜遊歩道入口1005〜終点(縦走路接続)1030〜和木山1050〜雪畑山分岐1110〜金剛山1140(昼食〜1245)雪畑山分岐に戻る1310〜小芝園1430〜尻立山1530〜ドンデン山荘1545=加茂歌代・友人宅17:00(泊)
6月5日
 友人宅=大野亀駐車場900〜大野亀(往復)930=二つ亀1000=両津港1240=新潟港1520

                 〜〜〜〜 佐渡・「石名天然杉(いしなてんねんすぎ)」見学 〜〜〜〜〜

 「大佐渡石名天然杉」見物に行ってきました。天然杉は標高900m.付近の県有林石名団地にあります。特徴的な5本の巨杉のネーミングを全国に募集したところ、寄せられた中から県知事と佐渡市長が命名したのだそうです。遊歩道の所要時間は一周約60分のコースです。パンフ片手の見物客で大賑わいです。

案内板 象牙杉 四天王杉。ど迫力、周囲12.6m・樹高21m
大黒杉。形がよい 家族杉。そう言われれば家族のような 羽衣杉

 遊歩道終点はドンデン縦走路に接続します。和木山に向かうと行き交う人もいなくなり静かです。縦走路から外れて金剛山を往復します。穏やかに晴れて新緑の山頂に吹く風は爽やかです。ゆっくりランチを楽しみました。

来し方を望む。和木山 金剛山頂 小芝園。視界不良です

 午後、天気は急変して濃霧と強風に変わりました。視界不良で吹き曝しの芝生道は踏み後を外さぬよう、強風に飛ばされないように踏ん張って歩きます。濃霧の中ではマーキングが頼りです。カエルの鳴き声が聞こえてきますが、ドンデン池はガスの中です。「放牧牛に注意」の標柱が現れますが、牛は見えません。

サンカヨウ エチゴキジムシロ 放牧牛の姿は見えませんが・・・・
シラネアオイ ザゼンソウ ヤマシャクヤク
尻立山。強風で足がふらつきます シャクナゲ。蕾の開花も近い 霞むドンデン山荘
 強風に抗うように尻立山を越えるとドンデン山荘はもう直ぐでした。佐渡の山といえども、侮れないのです。終わってみれば一度に二度楽しめたいい山行でした。

 翌5日は天気も穏やかに晴れ、友人宅を出てから大野亀、二つ亀のカンゾウを観てから新潟に帰りました。
                   (おわり)

【石名天然杉(いしなてんねんすぎ)由来】
 江戸時代に金山で栄え天領だった佐渡では、金山で精製に使う薪炭を確保するため、山林も幕府が厳重に保護管理していました。
 明治に入って県が買い取って多くの山林が県有林となりました。石名天然杉の遊歩道はその中の一部です。
 標高は900メートル付近で気温が低く風の強い造林にはあまり適さない環境のため、製材に向かなかった杉がそのまま残っています。
 樹齢はおよそ200〜400年程度と見られています。








(金剛山〜ドンデン山。今回歩いた軌跡・総距離11.4km. 所要時間、休憩含み6時間