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土樽駅前に駐車をして、電車で土合駅に向うとする。駅前にテントを張って1組、駅待合室に1組、それぞれ宿営していた。2組とも6:30発の電車に乗るのではなく、ここからどこかに登るみたいだ。
電車は定刻出発だが箱の中はガラガラ、車掌が来たのでスイカで払おうとしたら長岡〜水上間は現金のみとのこと、230円を支払う。1駅間10分230円区間を、今日1日かけて目一杯遊ぶのも妙な気分だ。
(土合駅)
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土合駅で下車したのは他に1名のみ、その人は線路ぞいをサッサと歩いていった。2084は朝食を取ったり写真撮影をしてゆっくりとロープウエィ駅経由で西黒入口に到着。
再度足元や荷物の点検をして登山開始。最初は雪解けでグシャグシャの夏道を登る。しばらく登ってからは夏道が雪で消へて歩きやすくなる。
(西黒尾根登山口) |
鎖場を越えてアイゼンを装着し、急坂を直登。足跡は土合駅で見掛けた人のみ、後続者も見えない。しばらくして天神尾根から登ってくる人達が見える。
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西黒尾根の急登 |
トマの耳 |
肩の小屋を左手に見て漸くトマノ耳に到着する。山頂には15人くらい、オキノ耳に移動したがここも混んでいるので、神社の先の窪みで昼食を取る。
この先は一気に稜線を駆けるのみ。左右の景色を堪能しながら一ノ倉岳・茂倉岳を越えて茂倉新道へ。一ノ倉岳と茂倉岳との中間で土樽方面からの2人組に会う。話によると今日は避難小屋で一泊とのことだが、茂倉の小屋は雪の中で掘起せなかったとのこと。この時間から肩の小屋(営業中)まで行くのかな?、たぶん一ノ倉小屋も雪の中、2084は小屋を確認できず。
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茂倉岳山頂 |
茂倉より万太郎方面 |
矢場ノ頭を越えて森林地帯に入ると小雨がぱらついてきた。しかし雨よりもこの杉根っ子のすざましいこと、おかげでリュックに吊るしていたアイゼンの左上半身を人身御供に取られてしまった。
漸く登山口に着き土樽駅に向い林道を歩いていると、後ろから品川ナンバーの外人さんが声を掛けてくれた。せっかくだが、この泥だらけの靴とズボンでは失礼なので丁重にお断りをした。でも今日一日遊んだ充実感と重なってなんかホットした気分になりました。 (おわり)
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