個人山行紀行文 11.05.03(祝)
〜05(祝)
 茶臼山・1415m 
 鳳来寺山・684m
身延山・1153m
参加者・単独
1876 Y/K

≪コースタイム≫ 
 (5月3日)700新潟発=1300飯田IC=1330天竜川=1600茶臼山高原P〜1640茶臼山〜1710駐車場
 (5月4日)630表参道駐車場〜700傘杉〜730仁王門〜900本堂〜東照宮(9:10-920)東海自然歩道入口
     〜1000奥社〜鳳来寺山山頂(10:20-10:30))〜1120本堂〜1230駐車場

 (5月5日)12:00駐車場〜12:10本堂〜13:30三光堂〜14:30東照宮15:30奥社山頂(15:40-16:00)
     =
ロープウェイ=駐車場16:30

 5月の連休を利用して、茶臼山(愛知県)、鳳来寺山(愛知県)、身延山(山梨県)を登り、鳳来寺、舘山寺、三保神社、久遠寺をお参りしてきました。

(53日)
 朝から黄砂のため、天気はよいが見晴らしが利かない。梓川SAでも幽かに常念岳が見えたが写真にならない。駒ヶ根SAでも、南駒ケ岳の荒々しい山肌が幽かにしか見えなかった。天竜川の舟くだりを眺め、今日の目的地「茶臼山」高原に向かう。国道151号はなかなかアップダウンがあり、またカーブの多いわずらわしい道である。

駐車場脇の登山口 中腹の広場脇を登山道は続く 山頂三角点

 茶臼山高原第4駐車場に16時着。山頂まで30分とある。麓は山桜が綺麗であったが、ここは標高1400m近く、まだ緑が少ない。案内板から登山道に入るが、広くて立派な遊歩道である。ゆるい登りがしばらく続くと自由の広場に着く。見晴らしがとてもよい。茶臼山高原の施設が一望の下である。

山頂案内板 茶臼山山頂の眺め 今年のこぶしは不作だ

 ここを過ぎると、林間の道である。ぶなをはじめ広葉樹が続く。巻き道の途中から階段道になり、ひとのぼりで頂上広場に到着。

(54日)
 今日は鳳来寺山に登る。車を使って最短距離往復を狙ったが、朝早すぎて有料道路が開かない。仕方なく、表参道に回る。登山口のまん前に駐車して、登山開始。
 石の階段道、1000段以上あるらしい。ゆっくりゆっくり登る。まず、傘杉の巨木に到着。樹齢は600年以上であろう。

 ほどなく、仁王門に着く。ここで道を教えてくれた中学生が引き返すので別れる。どこまでも続く石段、脇には古の僧坊跡の広場が次々と右に左に続く。自然石の石段から大谷石の石段に変わると、本堂に近づいた兆しである。やがて、どっしりとした本堂に出る。東照宮まで数分とあり、そちらに回る。沿道の石楠花の花が満開で妖しくも華やかさをかもし出す。 

鳳来寺山表山道 登山道は石段 立派な仁王門だ

 本堂の脇から、東海自然歩道である。ところが、いきなり鉄階段が急傾斜に登り、さらには岩の階段道で段差が大きい。フウフウ言いながら登ると、いきなり見晴らしのいい岩頭にでる。本堂脇から見上げた絶壁の上に出たらしい。
 ここからは巻き道になり傾斜もゆるくなり、文字通り自然歩道になる。急斜面をへずった道を行くと、奥社に到着。なんと崩壊寸前のような哀れな社である。

東照宮 本堂から山頂を望む 倒れそうな奥社

 奥社から一段上がったところに岩頭があり展望が素晴らしい。ここが頂上かと思いきやまだ上らしい。案内板にしたがっていくと鳳来寺山の造山の元らしい巨大な溶岩ドームが現れる。
 溶岩ドームをまわって数分で頂上である。ここから三方に道は続くがここで引き返す。今日の山頂到着第1号であろう。途中水場があったが、飲めるかどうか不明である。本堂の脇に五平餅の店があり、帰りには開いていた。

 帰路は、またまたあの石段を一段一段踏みしめて下った。家族連れや若者の集団とすれ違いながら。


下山後、伊良湖岬にまわり、浜名湖から御前崎に向かう。
自然歩道は岩と鉄階段 鳳来寺山山頂

(5月5日)
 今日は会山行で竜ヶ岳にいる筈だが、まだ、静岡県御前崎にいて会うことは出来ない。生憎、今日の天気模様では富士山の撮影は不可能。身延山に行くことにする。

 清水港の漁師食堂でマグロの漬け丼を食べて富士川を遡る。身延山ロープウェイの前の駐車場に入れて、本堂に向かう。突然、ドンドンドンと太鼓の音。修業僧100人くらいが称名を唱えながら太鼓で景気をつけて行進してくる。壮観だ。

身延山本堂と五重塔 奥社への登山道 中腹の三光坊

 登山道は、本堂の裏手から続く。舗装道路だ。車で登れる傾斜である。見事な杉林の中を右に左に上ってゆく。やがて、三光坊に到着。水を補給する。ここからは舗装が無くなり、砂利道となる。

山頂「恩親閣」の仁王門 日蓮上人お手植えの杉 下山はロープウェーで

 さらに上ってゆくと東照宮に着く。ここまでくれば山頂は間近である。電光形に切られた路を登りつめると奥社にようやく到着。接待所でお茶をいただいてから山頂に至る。また石段を登る。山頂は荘厳な寺である。日蓮上人お手植えの杉がどっしりと迎えてくれる。やはり、富士山は見えない。 
 下山はロープウェイを使い、10分で駐車場に帰ってしまった。
       (おわり)