個人山行紀行文 11.05.02(月)曇り
〜03(祝)晴れ
松倉山・803m
高ズコウ山・746m
金北山・1172m
参加者・単独
1914 E/S

≪コースタイム≫
(5/2)
 帰省先5:45=石花登山口7:25〜平城畑8:05〜カツボラ池8:25〜途中撤退8:55〜平城畑9:45〜石花登山口10:15
 =林道に駐車11:00〜登山口11:20〜高ズコウ山々頂(12:00-12:45)〜登山口13:25〜車13:40=帰省先15:45
(5/3)
 帰省先4:40=石花登山口6:20〜平城畑2:00〜カツボラ池7:20〜松倉山7:48〜カツボラ池8:20〜石花登山口9:20
 =白雲台(10:20-10:40)〜レーダー施設11:25〜金北山々頂(12:40-13:20)〜白雲台14:50=帰省先17:00

                 〜〜 帰省して佐渡の山に登る 〜〜

(1日目・5/2)
 連休は佐渡に1週間程帰省する事になり、毎日が退屈。帰省も4日目となり、お天気も良さそうなので佐渡の山を少し歩いてみる事に。以前から気になっていた「松倉山」に行く事にしました。

 車で石花登山口迄行き、大佐渡自然歩道を歩き出す。今日は良い天気になる予報なのに、まだ霧が濃く風も強い。平城畑に行く途中に福寿草の群生地が有り、まだ綺麗に咲いていました。カツボラ池から松倉山を目指し左に入る。
高ズコウ山々頂 山頂三角点 雪割草
 登山道は藪で腰から下が濡れてしまった。少し行くと残雪が有り目印の赤いテープを探しながら進む。ピークを越え鞍部へ向かって下りの雑木林に残雪が有り、霧も濃くなってきて目印のテープがわからなくなったので、残念ながら山頂はあきらめ引き返す事にしました。
雪割草 雪割草 雪割草
 登山口に戻り着くと未だ時間が早い。此のまま帰るのももったいないので、近くの山で雪割草が綺麗だと聞いた事の有る「高ズコウ山」に行く事にしました。
 地図を見ながら舗装された林道を走り、左に曲がって未舗装の林道を入り、少し行くと倒木が有って車は此処まで。此処から林道を歩く。
 林道終点が登山口で杉の人工林の中をジグザグに登ると、少し平らな所から残雪が有り赤のテープを探しながら行く。
高ズコウ山 黄花のアマナ
 尾根の登りになると、登山道の両側にお目当ての雪割草が綺麗。以前は登山道は無かった山ですが、地元の人が牛の放牧の為に作ったそうです。訪れる人もほとんど無く静かな山です。三角点は藪の中に有りました。
 この頃から天候も良くなり、山頂からは今日登れなかった松倉山が良く見えます。どうしても行って見たい、明日は天候も良さそうなので、再度行く事にする。

(2日目・5/3)
 今日は朝から天気が良い。早速松倉山に行く事に、朝4時40分に帰省先を出る。
昨日は海岸道路は波が高くしぶきも少しかかったが、今日は波も静か。石花登山口から「カツボラ池」を通り松倉山を目指す。
福寿草の群生 カツボラ池 松倉山々頂
 昨日引き返した所から15分位で山頂に着く。
山頂はなだらかな芝生で気持ち良い所。金北山や昨日登った高ズコウ山も良く見え、又眼下には外海府の海岸が良く見える。山頂の芝生には「アマナ」が満開です。
金北山 山頂から外海府の海岸
 少し眺望を楽しんだ後下山する。今日もまだ時間が早い。
相川から大佐渡スカイラインを通り、白雲台から「防衛道路」(防衛省管理道路)を歩き「金北山」迄行く事にする。 金北山は島で1番高い山で、又信仰の山でも有ります。男子7歳を過ぎると”初参り”と言い、山頂の神社にお参りする習わしが有り、その登頂の証として登山道脇のシャクナゲの葉を取って持ち帰り、お皿と一緒に近所に配ったものです。私も9歳の時父親に連れられて登りました。

 相川金山を通り山岳道路の運転はハンドルが忙しい。白雲台の先からは「ゲート」が有り通行するには、事前に届け出をして「許可」が必要です。前日電話連絡で通行許可は貰っておきました。

 ゲート左側のトラロープの所から入り、最初はコンクリートの道路、少し先から砂利道になる。
20分位歩くと、後ろからジープの様な装甲車みたいな車両が来て横に停まり、鉄カブト姿の自衛官が降りてきて「許可を取って有りますか?」と聞かれました。今日此処を歩く許可済の人の名簿を見せられ、自分の名前をチエックしてOKでした。
防衛道路のゲート 自衛隊の車両 レーダー施設のゲート
 途中の分岐で道を間違えて「レーダー施設」へ行ってしまい、「侵入禁止」のゲートで行き止まってしまう。戻るのも嫌なので、有刺鉄線と急斜面の間をザックを鉄線に引っかけながら施設を半周し、下に道路が見えたので「藪や残雪の急斜面」を駆け下り、道路に出てホッとする。この施設は無人だたのでしょうか?誰も出てきませんでした、「捕まる」かとヒヤヒヤしながら歩きました。

 後は防衛道路を山頂まで。昨日、許可を貰う時の電話では「残雪が有り神社までは無理でしょう」と言われはした。山頂のレーダーは撤去されて今は無く、自衛隊の車両も山頂まで行かず途中から雪の上を歩く事になりました。
山頂へ続く防衛道路 自衛隊員殉職の碑
 鳥居から先の参道は雪に埋まり、雪渓のトラバースが有って危険なので有刺鉄線の緩んだ所から施設に入り、神社の横から又鉄線の緩んだ個所から神社に入る事になりました。
 神社前で昼ご飯を食べて居ると、ドンデンからの縦走の男性が来たので登山道の様子を聞くと「アヤメ池からの登りが残雪が多く大変だった」そうです。
松倉山
 22日に此処を縦走する予定ですが、大丈夫かな?まあ深く考えないでその時はその時。長く居ると寒いので早々に山頂を後にしました。
 途中読売新聞社関係の飛行機が墜落した時の「慰霊碑」を見たり、除雪中の自衛隊員が雪崩に巻き込まれ亡くなった「殉職の碑」などを見ながら白雲台まで歩き、車で防衛道路を金井迄下り帰省先に帰りました。 (おわり)