個人山行紀行文 11.03.06日(日)
晴れ
武甲山・1295m 参加者5名
(男1・女4)
2070 S/F
 中止になった会山行の穴埋めをしたく“山を物色”していたが新潟県内の3月6日の天気予報は“いまひとつ以下”の悪さ。
ご他聞に漏れず関東地方は“晴れ”ならば、体育会系悪天登山を嫌う軟弱登山者の小生の目は関東地方登山ガイドへ。
そこで選んだのが未だ登ったことが無かった埼玉県秩父の武甲山(1,295m)。日本200名山と聞けば尚更と決定。
しかし、新潟からは遠い。早朝5時過ぎに家を出発し、関越道をひたすら走り、花園ICを出て秩父市へ、目の前に一際目立つ山容の武甲山が
見えてきたら登山口の御嶽神社一の鳥居まで後僅か…、の筈が。舗装道路が切れる辺りから酷い悪路になり「間違ったかな」と
思い始めたころ、突然鳥居が表れ、その向こうに沢山の車が停まっていた。流石埼玉の名山、秩父の名峰、200名山と感心。
登山口の標識が何処にも無い上、先に来ていた登山者が歩いていった方向が気になるものの、ガイドブックの説明文や登山届けポストが
ある方向がそれらしい沢伝いの広い道があるので、その道を選んで登山開始(正解)。この登山道は山頂まで一定間隔一丁目から五十二丁目
まで“○○丁目”と書かれた石碑が続き歩きやすい。一丁目から十五丁目位まではコンクリートの急斜面の道を登っていき、その先から
漸く登山道らしくなり、ひたすらジグザグの杉林の中を登っていきます。十八丁目付近に不動滝と書かれた小さな滝と水場がありましたが、
氷結状態。それでも少し融けて流れ出る水はとても美味しい。
一の鳥居駐車場(一丁目)結構広い 登山路らしくなる(十四丁目付近) 氷結。不動滝の水場(十八丁目付近)
杉林の中をどんどん高度を上げていくと、1000年杉と書かれた大きな杉が立つ広場に到着。
この頃から登山路はアイスバーン状態がきつくなり、とても危険と判断しアイゼンを装着。山頂までこのアイスバーンが続きましたので装着が
大正解でした。四十二丁目を過ぎて誰と無く「山頂までいよいよカウントダウン!」と元気な声。実にこの石碑は頼もしい。
五十丁目を過ぎると山頂トイレの屋根が見えてくる、もう山頂は目の前。五十一丁目に上がると広い広場がありその奥に、趣のある奥社が
静かに佇んでいた。
山頂はこの奥社の左手を進むと柵で囲まれた小高いところにあり、山頂標の向こうに素晴らしい展望が楽しめます。
眼下に秩父市市街地、遠くに真っ白な浅間山や谷川連峰が鮮やかに望めた。
大杉の広場 アイスバーン状の登山路 山頂間近の分岐路(右に行く)
風も無く暖かい山頂で“おでん”“お汁粉”をメインにメタボも何処吹く風の如く昼食をたっぷり時間をかけて楽しみました。
下山路は登ってきた道をアイゼンの歯を効かして快調に降り、途中の沢で大きな黒い犬のような“怪しい動物”(熊と思いたくない)
の後ろ姿に“ドキ!”とするアクシデントはあったものの無事に下山。
因みに上り口で違う方向に上っていった登山者は麦坂峠〜大持山〜  小持山〜武甲山のルートを辿った方でした。
武甲山山頂からの眺望

眼下が秩父市街地。
中央の白く冠雪している山が浅間山。
その後方が谷川連峰。
(おそらくその後ろ越後は雨かな)
≪コースタイム≫
新潟西IC(5:30)=花園IC=秩父=横瀬=一の鳥居登山口(9:00〜9:15)〜不動の滝(9:45)〜大杉の広場(10:25)〜
御嶽神社奥社・山頂(11:25〜12:30)〜(往路)〜登山口(14:20)=新潟西IC(18:30)