個人山行紀行文 11.02.23日(水)
晴れ
二王子岳・1420m
高知山・1024m
参加者・2名
(男2)
1914 E/S

≪コースタイム≫
 南俣集落6:30〜尾根取り付き8:10〜高知山10:10〜二王子岳山頂(13:20-13:45)〜五合目14:25
 〜二王子神社15:15〜南俣集落16:00
                       登り歩行時間 6時間50分  下り歩行時間 2時間15分

*家を出る時、カメラの電池を充電していた事をコロッ!と忘れて、出発してしまいました。(大失敗!)
  ここに載せた画像は、全部以前撮ったものです。

 南俣集落の除雪終点でAさんと待ち合わせする。すでにAさんは来て居て、「男の人が1人高知山から二王子岳を目指して行ったそうなので、行ってみないか?」と言われ、トレースも有るし初めてのコースなので行って見たい。

 先行者はスノーシュで行った様ですが、私たちはツボ足で行くも10分も歩くと「ヌカリ」出しワカンを着ける。ワカンを着けての林道歩きは苦手、それも川沿いの道を1時間40分の林道歩きは疲れました。
 尾根の取り付きには杉の木に目印の「ピンクのテープ」が巻いて有り、此処から尾根への急登が始まる。雪が少し硬いので先行者はピッケルを使用しているが、我々はワカンを蹴り込み滑落しない様に登る。
 
 急登を登り切り尾根に出て、後は危ない所は無い。尾根のピークで先行者が休んで居て、「今日は体調が悪く、二日前に自分の歩いたトレースが山頂まで有り、又今日は天候も良く迷う事は無いから先に行くように」と言われ、トレースを頼りに歩きだす。
 途中、今にも落ちそうな「大きな石」の有る尾根を登り高知山に着く。歩きだしてから3時間40分。
此処から先は一面の銀世界、日光が当たり眩しい位輝いて見える、綺麗。尾根にはトレースが遥か彼方まで続いている。山頂まで未だ3時間余り掛かりそう。果たして山頂までたどり着けるかしら?今日はだいぶ「厳しい山行」に成りそう。
 でも雪山は綺麗、これ見たさに体力の限界に挑んでいるのかな?。
中尾根の分岐に着き、此処から最後の急登が三王子迄続く。歩き出してからもう6時間、ワカンを着けての歩行は疲れる、でも歩くしか無い。
 三王子に着く、神社からのコースの8合目の少し上ぐらいの所かな?。此処から山頂はもうすぐ、1人スキーで下山、その後ツボ足で一人下山、9合目でツボ足で下山の人に、「神社から先はワカンは必要ないか」と、尋ねると何とかツボ足で来たそうです。下山の時はワカンを外して歩こう。
 山頂に着き飯豊を眺めてから小屋の中で遅い昼ご飯を食べる。初めてのコースに感激しましたが、もう此のコース体力的にこれが最後でしょう。
 
 後は神社へ下るだけ、踏み固められたトレースも有り、楽チンで下れる事でしょう。2月の厳冬期、雪の多い時来たのは初めて。何処が油こぼしか良く解らないうちに五合目の独標に着きました。
 此処は積雪3メート50センチ。ここで夏道と別れて左にコースを取り、3合目にも寄らないで神子石の所まで下ります。後は夏道を歩く。雪道の下りは早い、山頂から神社まで1時間30分。
 炊事場の水道で顔を洗い、踏み固められた雪道を45分歩き南俣集落迄、長い長い一日が終わりました。(おわり)