個人山行紀行文 11.02.13日(日)
晴れ
粟ヶ岳・1293m 参加者・単独
2077 S/S

≪コースタイム≫ 
 加茂宮寄浄水場P8:30〜第二水源地9:00〜三合目11:00〜大栃平12:30〜6合目砥沢頭13:30〜 下山開始14:00
 〜加茂宮寄浄水場P16:00  
≪装備≫
 ワカン・スコップ・シェルト・サバイバルシート・10mロープ・6本爪アイゼン・携帯コンロ・ラジオ等

 今日は久し振りの晴天予報、前日夜に決意して準備。
7時に自宅を出発し新津・田上から290号線で8時半、加茂宮寄浄水場Pに到着。除雪はここまで、見渡すと先行駐車無し、少し不安に!。
宮寄浄水場から第二貯水地登山口へ
貯水池のダム湖
ダムを渡ると伐採中の作業員に会う
 気を取り直し身支度、キャタベラ踏跡伝いに林道を30分程で雪で凍る第二水源池ダムに着いた。近くに伐採作業者が居たので状況を聞くと、今まで天気悪く1週間程登山者は入って無いから踏み跡無いよ!!、との声。
 白い嶺峰の上空は青空が広がる、せっかく来たからには行ける所まで行くと決意して・・・・ワカンを履いて純白尾根を登り始める。
尾根に取り付く
下田からの尾根
遠くに”粟庭”の頭が
 30分経った頃には全身汗だく、膝まで潜るラッセルはキツイ、3合目までに2時間程かかった。
誰も後から来る姿無し。右手に守門岳が両手を広げて白く輝く、空はあくまでも青い。
 ここから先は目の前に雪で先鋭化された急登尾根が続く、気温上昇と共に雪が重くなり足が上がらなくなって10分程で休憩の連続、歳の衰えが身に感じる。
奥は砥石沢の峰
3合目付近から加茂方面を振り返る 宝蔵・白山方面
雪で先鋭化された尾根
雪庇が続く尾根 下田からの尾根が馬の背に続く
 大栃平(4合目と5合目付近)で12時半に。目の前に6合目粟庭の頭が立ち塞がる。今日は6合目までと決め、雪庇の細い急登尾根を慎重に一歩一歩、やがて粟庭頭の登りだ。
 鎖場は雪で埋没して直角に近い夏ルートは無理、左右とも崖であるが左手ルートを選択して足場を一歩一歩踏みしめ、13時30分頭に登りつく。
切立った尾根道
”粟庭”の頭から砥沢峰を望む
”粟庭”の頭の真下の崖
 今日はこれまで・・歩き始めて5時間、足が棒になりそう!
目の前の雪庇が続く、砥沢の峰に小屋の屋根が光って見える。右手に北峰・中峰・粟ヶ岳が静かに聳え立つ、越後三山そして守門の雄叫びが聞こえて来そうだ。
左から北峰・中峰・本山
守門岳が白く横たわる
下山途中で粟ヶ岳全貌を再度見る
 何処までも青く透き通る空と純白の峰峰、何時まで見ていても飽きることがない。14時、名残惜しみながら下山開始。16時、無事駐車場に到着した。                  (おわり)