個人山行紀行文  10.07.26(月)
〜27日(火)
曇り
茂倉岳・1978m
谷川岳
・1977m
メンバー2名
(男2)
1914 E/S
 ≪コースタイム≫
 1日目 土樽駅8:26→駐車場登山口→9:13矢場ノ頭12:30茂倉避難小屋14:00
 2日目 茂倉避難小屋6:07→茂倉岳6:28→一ノ倉岳6:51→谷川岳(オキの耳)8:25→トマの耳8:56→
     天神平駅(11:03-11:50)⇒土合口12:00→土合駅12:35

 山友から谷川方面にお誘いが有り、今回は車を使わないでJRの普通電車で行く事にする。新津から長岡行き1番の電車に乗り、長岡で乗り換え、湯沢で乗り換えて土樽駅で下車した。土樽駅前から茂倉新道登山口を目指し車道を歩く。

 今回の予定は、茂倉新道から茂倉岳を目指し、途中茂倉岳避難小屋で一泊。翌日は茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳と尾根歩きをして天神平まで下山し、ロープウェで下った後は土合口から車道を土合の駅まで歩き、電車で帰る予定の”ノンビリコース”です。
 広い駐車場の横を通りいよいよ登りが始まる。

 ブナ林の急坂登りが始まる。あまり風もなく暑い。やがて尾根道になり大きな檜が現れる。此処が"檜の廊下"。根っこを跨いだり、木の間を通ったり、痩せ尾根なので落ちると大変、慎重に歩き何とか難所を通り抜けた頃、遠くで「雷」の音がする。
 今日は15時までは雨が降らない予定なのに、何とか小屋に着くまで降らないでと、祈るだけ。

駐車場の横登山口  矢場の頭 茂倉岳避難小屋

 最初のピーク”矢場ノ頭”で休憩。此処から茂倉岳はまだ大分先、小屋も見えません。鞍部まで下り、キツイ登りが始まる。登山道の横には車百合が綺麗に咲いている。ピークピークで休みながら何とか茂倉岳避難小屋に着き、水場に水が有るか心配で直ぐ行って見る。水はほんの少ししか出ていないが山では貴重品。コップ一杯に成るのに大分時間がかかる。入れ物にイッパイになる間ににわか雨、全身ビショ濡れ。

茂倉岳避難小屋の前から
茂倉岳山頂 茂倉山頂から大源太(三角錐)を望む 茂倉から一ノ倉、谷川岳

 小屋に入り濡れた衣服を乾かす。小屋は我々だけで本当の貸し切り、掃除の行きとどいた綺麗な小屋です。外は雨、まだ時間が早いので一休みして食事を作り食べ寝る。
 夜中、窓の外が明るい。雨も止みお月さんが出ている。明日は良い天気になりそう。

(2日目)
 小屋を6時頃出発。今日は良い天気、遠くの山まで良く見える。
20分程で茂倉山頂、今回縦走路の最高地点。これから越えていく一ノ倉岳、谷川岳がよく見える。又、大源太の尖った山頂や、万太郎から仙ノ倉、平標にかけての山並みが良く見える。道の横には花も多く咲き風も爽やか、気持良い尾根歩きが続きます。

一ノ倉岳 ”ノゾキ”  此処から覗くと怖い トマの耳
 
一ノ倉から谷川岳へ 岩場に咲くハクサンフウロウ 谷川岳(オキの耳)山頂

 一ノ倉岳には3人程入れる小さな避難小屋が。ノゾキを通り、クサリにつかまって岩場を通り、浅間神社奥の院を経て鳥居を通り、谷川岳の山頂・オキの耳。此処で大休止。
 下界は今日も暑いだろうに此処は涼しく天国、下山したくない。此処からトマの耳の間お花が綺麗、特に目に付くのはアズマキク、シモツケソウ、ハクサンフウロ、クルマユリ、その他いろいろ。

 トマの耳から下山にかかる。
途中ロープウェーに乗って来た人たち多くに会う。天神平からロープウェーに乗り、土合口より車道を土合駅まで歩く。

 土合駅の下りホームは地下の中。642段の階段を10分かけて歩く。改札口との標高差は約70メートル。ホームは半そで1枚では少し寒いくらい。でも天然のクーラーは気持ちいい。

 今回の山行は花もあり、又、地下駅も見られてJRを利用するのもたまには良いですね。            (おわり)

(土合駅のホームへ下る、642段の階段)