個人山行紀行文  10.05.08(土)
      〜10(火)
飯豊本山・2105m メンバー
3名(男2・女1)
2077 S/S

(1日目) 8日(土曜)晴れ
 前日の7日夕方、川入小沢登山口に到着。登山口にテント泊。
朝6:30出発、上十五里からアイゼン(10本爪)着装、夏道と残雪藪漕ぎ。9:30笹平稜線は一面雪原、永い登りを繰り返しながら11:00地蔵山へ、ここから難所剣が峰の三国小屋への尾根に取り付く。

  岩場は夏道と雪庇が混在し温度上昇で雪鬼が緩んで息が抜けない!時折雪崩の音が緊張感を増す。目前の小屋がやけに遠い。
12:30ようやく小屋に到着したが 夫妻は200m下で動かない、奥さんが疲労で休んで1時間程遅れて到着した。
予定の切合小屋泊の予定を変更して、今日は三国小屋泊にする。
残雪の消えた静かな 川入小沢口 雪原の笹平 難所剣が峰の尾根上に三国小屋が見える
三国小屋に到着 大日岳の稜線に日が沈む  種蒔山に続く尾根と地蔵岳
 
(2日目) 9日(日曜)晴れ
 1700m程の小屋の朝は−2℃、抜ける様な青空。登頂断念した奥さんを小屋において、二人で本山小屋泊の予定で出発。
6:00出発、風が強い。種蒔山までの尾根は難所が続く、慎重に岩場と雪庇を越え広々した雪原の切合8:30到着。小屋の入口が破損して雪が侵入していた。

 雪は少ないが風は強く、休むと寒い1900m草履塚からは夏道、一王子から本山小屋が黒く光って見える。
11:00本山小屋到着。荷物を置いて強風の稜線を頂上目指して進む。
11:30待望の頂上に立つ。二人で喜びの握手、「バンザイ」!稜線は夏道状態だが大日岳や大ー尾根は真っ白だ。撮影後ただちに小屋に戻る。まだ12時前だが、待たせた奥さんの事が急に心配になり、直ちに三国小屋に戻る事にした。
16:30三国小屋到着。やはり標高のせいか暖かい。その夜は成功祝い夜遅くまで宴会!
七森付近の巨大な雪庇が続く 雪庇の間から磐梯山が美しい 種蒔山から朝日連峰が輝いている
 
(3日目) 10日(月曜)曇り晴れ
 8:00三国小屋を出発。気温高いので剣が峰の下りは登りよりも慎重に、5m程張り出した雪庇の間から磐梯山が見え、疲れを癒してくれる。登りの時よりだいぶ雪が消えた感じだ。途中尾根を間違えて1時間程ロスしたが、15:00登山口無事到着しました。 (おわり)
種蒔山の頂上から切合の小屋が見えてきた 切合小屋の扉は積雪で埋まっていた 本山小屋はもうすぐだ!
ようやく飯豊本山登頂。

(今回の装備)

食料4日分、テント、ピッケル、アイゼン(10本爪)、ザイル、スコップ