個人山行紀行文  10.01.11(祝) 弥彦山・634m メンバー
単独
1866 S/T

≪コースタイム≫
  自宅8:30=弥彦・駐車場発9:30〜本殿参拝〜5合目10:20〜東屋10:30〜水場10:35〜稜線10:45〜山頂・奥宮10:55
  〜ロープウェイ山頂駅11:20〜稜線分岐11:25〜東屋11:35〜5合目11:45〜3合目11:50〜駐車場12:20=自宅14:00

 平成22年が明けました。今年も元気に方々の山に登りたいものです。その為にも、安全登山の祈願がてら、新年登山は弥彦山から始めなければなりません。
 新潟楽山会では、新年最初の日曜日に”初詣り登山”として、みんなで弥彦山に登るのが恒例となっています。今年は3日にその初詣り登山が行われました。自分はこの山行に参加して登り初めとする事を、ここ数年のケジメとしていましたが、今年に限ってはタイミングが合わず、参加できませんでした。
 そして、晴れたら登ろうと思いつつ好天を待ちましたが、今年の天候は真に良くありません。遂に11日にまでずれ込んでしまいました。

弥彦山遠景 弥彦神社本殿

 弥彦山の駐車場に来てみれば、もう既に参拝客や登山者で溢れています。近在を探して、商工会館前の駐車場をやっと見つけて駐車。
9時半、出発です。久しぶりの青空、あちらこちらにザックを背負った登山者が見られます。どなたの心境も同じなのでしょう。
本殿に参拝後、全然雪の無い杉木立の中を登山路に入ります。
しかし、三合目あたりから雪が出てきました。更に登るほどに、積雪量は例年よりも多いと感じられます。しかし、踏み固められた道は夏道よりも歩きやすく、快調に距離を稼げます。

ご神木の中を進む登山口 5合目付近の登山路 8合目付近から稜線を望む

 たくさんの人達が、次々と登っています。どの方も今日の天候のせいか、晴々と登っている様子が窺えます。そんな何人かの方を、時々追い越しながら、登り続けて行きます。
 殆んどの方が、新潟スタイル・鋲付きの長靴で登っていますが、中には登山靴の方もあります。固く踏まれた雪に足を取られてとても歩きにくそうです。軽アイゼンを付けた人はまだいいとして、アイゼンなしの人は下山が大変だろうなぁ・・・・・。

稜線下の登山者たち 稜線の道 山頂・奥宮はすぐそこ

 五合目〜八合目と通過して、10:45稜線に出ました。右に行けば展望食堂とロープウェイ乗り場がありますが、まずは左手の奥社に向かいます。ここからの急坂もずいぶんな積雪です。例年ですと、雪が少ないので登る人と下る人の行き違いも楽に出来ますが、今年はそうはいきません。いちいち道を譲りあいながらのすれ違いとなります。

奥宮鳥居 奥宮(御神廟) 山頂のアンテナ群

 奥社(御神廟)に手を合わせ、諸々の祈願をしてから下山にかかります。
自分の登った時間は比較的早い時間だったのか、下山にかかってから出会う方が多くなりました。会員の方にも10名以上の方にあったでしょうか?互いに新年の挨拶を交わしてすれ違います。
 20名ほどの団体が登ってきました。「どちらの団体ですか?」と聞けば、「いえ、単独ですけど・・・」「この列は団体では無くて、自然渋滞のようですよ」との答えです。如何にこの日はたくさん登られたかが解ります。

山頂付近から望む多宝山 展望食堂 ロープウェイ山頂駅

 あまりにも天気がいいので、稜線分岐から多宝山に向かってみました。ロープウェイの山頂駅からは、ツアーの団体がゾロゾロと降りてきます。残念ながら、佐渡方面は見えませんが、それでも日本海の風景に大きな歓声が湧きます。家族連れもたくさん見えます。
 山頂駅を過ぎて少し行くと、急に足跡は少なくなります。前から来た人に様子を聞けば、「気温も上がってきて、靴が沈んで歩きにくいですよ」との答えです。ワカンでもあればいいのですが、今日はその準備もないので、ここで引き返すことにしました。
 そろそろお腹も空いてきたし、展望食堂のラーメンが旨いと聞いた事を思い出して、入ろうかと考えましたが、大手旅行社ツアー客の歓迎札が幾つか下がっているのを見たら、その気も失せて、一気に下山する事にしました。

 越後一之宮であり日本三彦山と呼ばれる弥彦神社の神域であるこの山は、日頃からもたくさんの人達が登りますが、正月ともなれば尚更たくさんの人を惹きつけて止まないのでしょう。 下山中も続々とたくさんの人が登ってきます。
 自分も、今年最初の登りを今日の好天の下で、弥彦からスタートできる幸せを感じながら下山しました。   (おわり)