個人山行紀行文  09.09.17(木) 晴れ
荒沢岳・1969m (メンバー)
単独
1914 E/S

≪コースタイム≫
 自宅3:00〜銀山平登山口5:30 6:00〜前山6:40〜岩場注意標識7:30〜前ぐら頂上8:25〜山頂10:10-11:00
 〜前ぐら頂上12:10〜登山口14:15〜自宅17:00

 良い天気が続くので山に行きたくなり、荒沢岳に登って来ました。登山口の駐車場で朝飯を食べ、6:00から歩き出す。前山を目指して雑木林の中を登る。
途中男の人に追い越される。何処かで見たことのある人なので声を掛ける。村松の人で矢筈山岳会の人でした。少し山の話をして先に行ってもらう。まもなくピークが現れ、前山に着く。眼下に奥只見湖が見える。ここからブナ林の中の緩いアップダウンの気持ちの良い尾根歩き。

鎖、梯子場 鎖場 梯子場
荒沢岳 前ぐら

 三ヶ所ほどのピークを越してコルに下る。此処から急な登が始まる。まもなく”岩場注意”の標識が有りハシゴ、鎖の登りが始まる。落ちたら大変、慎重にハシゴや鎖につかまりながらピーク迄登る。目の前に前ぐらの岩壁が現れる。此処をどうして越すの?一瞬不安に成るも何とか成るだろう。
 岩壁の基部へ30mぐらい鎖につかまりながら下る。その後、鎖やロープにつかまりながら慎重にトラバースしてから鎖につかまりながらの長い急な登り。岩の所々から水が浸み出し滑る。安全なホールドに足を掛け鎖につかまり必死に登る。4日前此処で滑落死亡事故が有ったばかり。自分がそんな事に成ったら大変。この登り20分余り掛かり手がだいぶ疲れた。

前ぐら頂上 山頂手前の岩山
山頂手前のピーク ここをトラバース

 前ぐらの頂上に女の人が一人休んで居た。埼玉から来たそうで明日は未丈ヶ岳へ行くそうです。しばらく山の話をしてから歩き出す。ここから山頂が良く見えるし、登山道も良く見える。かなりの急な登りだ。頂上の直ぐ下に岩峰のピークが2ヵ所現れる。最初のピークはトラバース、鎖もロープも無いので怖い。2番目はロープにつかまり登る。
 この辺少し紅葉が始まっている。その先少し登って頂上。此処からの眺めは最高、360度の眺望が楽しめました。少し早いが昼飯を食べる。今日は下りの岩場が危険なので、少し寂しいけど安全の為アルコールは無し。

二つ目のピーク 荒沢岳山頂

 心地よい風も有り昼寝でもしたい気持ちだけど、50分休んで下山する。男の人二人に会う。今日この山で会った人は全部で五人、静かな山が楽しめました。下りの岩場は登り以上に慎重に下る。時間も登りより多くかかる。登山口に無事に着き、着替えた後自宅に向かう。
                                                                    (おわり)