個人山行紀行文  2009.03.05
石戸集落からの
藪尾根と稜線歩き
低山ぶらぶら藪尾根歩き
1158 S /M

夜7時の天気予報、明日は登山日和!
早速地図を広げて計画を練る。今年は例年にない小雪! この日を逃がすと雪は一気に消えて藪尾根になると考え、H氏に連絡を取り同行を約束する。

≪行程≫
  石戸川林道取り付き点10:30 〜 標高753m地点13:00 〜 稜線分岐13:35 〜 大日岳(西山見晴らし所)13:45−14:00
  〜 野須張岳14:23 〜 (下山口)菱ヶ岳登山口15:52 〜 取り付き点(車回収)16:14

 国道49号取上橋から阿賀高原ゴルフ場方面に向かい、石戸集落に入る。
石戸川林道の橋の手前を今日の取り付き点とし、車を止める。
左岸の”ウバタキ沢”の尾根へと杉林の急登を我武者羅に登って行くと、ピンク色のビニールマーカーが行く先々に付いている。所々にはナタメ(鉈目)もあり、ラッキー!! しかし喜びも束の間、杉林を過ぎた辺りからマーカーは消え、古いナタメも所々となってしまう。

 このところの温暖と雨のせいか、雪は固く締まっておりワカン無しで歩けるので助かる。
右岸の”流沢”は大きく枝沢を広げて、野須張と大日岳(西山)の稜線を抱えている。
「深い谷だなぁ〜」、かなりの急登の岩塊にぶつかる! 迂回してブッシュを探しながらようやくピークに立つ!
 この辺りから流沢と左岸の”滝沢”に挟まれた痩せ尾根が延びている。何メートルも無い下り、カミソリ刃状の悪尾根はまるで奈落の底に突き落とされる思いだった。

行く先々に岩塊が現れる。面白い尾根であるが二回は無いと思う。
一息つく。真白に輝く飯豊連峰に疲れも忘れる思い、ここまでの苦労も報われる一瞬。
大日岳の頭の陰に双耳峰の飯豊山は見え隠れし、なんとも可愛らしい。
大日岳から稜線を左に見ていくと、杁差は鉾に連れ添い、遠慮気味に小さく佇んでいる。

753m地点
目の前にドカーンと菱ヶ岳が西沢などの支流沢の掌に支えられ、佇んでいる。
あぁー、今日も楽しい一日! 感無量になり・・・・・・。
稜線までは、後30分ぐらいかな?

素晴らしい展望の尾根歩きを楽しんで、1時過ぎに稜線に達っする

この後は、一旦、菱ヶ岳方面に進んで大日岳(西山)まで足を延ばして展望を充分楽しんだ後は、引き返して野須張まで進み、稜線に別れを告げて下山。
 下山後は、朝の登山口まで林道を歩いて車を回収し、今日の登山を終わる。 気持ちの良い尾根歩きに満足の一日だった。  (おわり)