ここがパノラマ台。既に多くのハイカーが素晴らしい景観を楽しんでおり人気スポットであることが伺える。確かにいつ来ても、何時間眺めていても飽きないくらい素晴らしい眺めだ。
しかし、この後の行程を考えると、のんびり富士を堪能することも出来ず、急ぎ集合写真等を撮りパノラマ台を後にする。根子峠までの下り道は凍結があるため、軽アイゼンをもって来た人は装着。安全意識に拍手。
荒縄をもって来られたSさんも素晴らしい。急坂でなければ手軽で短時間の凍結路には重宝する。 |
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パノラマ台山頂プレート |
パノラマ台からの富士山 |
パノラマ台からの本栖湖と竜ヶ岳 |
分岐路の根子峠からは登りが概ね南斜面、下りが北斜面となる為、雪無し道と凍結道が交互に現れ、慎重を強いられたが、木々の間から見え隠れする南アルプスの白い峰々の素晴らしさは登山意欲が掻き立てられる。
「凍てし道 くだり登りて 峰通し」(T子さん)
結果予定より大幅に山頂到着が遅れたが、誰も転ばず怪我もなく山頂に到達できたことは、時間の遅れに代えられない大正解だ。
只、少々お腹が空いた。 |
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北斜面は凍結、慎重に |
木々の間から南アルプスが |
精進峠(ここからも結構ある) |
山頂では温かい日だまりの中、富士を眺めながら美味しい昼食を楽しめた。 そして、恒例T子さんのお手前で頂いた抹茶は、まるで富士の屏風を背に頂いたようだった。
「雪の峰 富士見る野点 せわしなく」(T子さん)
楽しい一時を楽しむも、出発の時間が嫌でも来てしまう。点呼と忘れ物確認をして女坂を目指し下山開始。 |
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三方分山からの富士(形が美しい) |
富士を観ながら贅沢な食事 |
抹茶を頂く |
女坂峠の登山路はなかなかの急斜面、ジグザグにどんどん高度を下げていくと、女坂峠(阿難坂)に到着。古くは甲府と静岡を結ぶ難所であり、リーダーからはここで亡くなった悲しい女性の話し等を聴かせて頂いた。
「一歩ずつ 凍てし雪踏む 下山道」 (T子さん)
ここからは一気に精進湖を目指し降りていくも、途中の丸太橋は雪で滑る滑る。リーダーの転ぶ見本のお陰で全員転ぶことなく精進湖湖畔に降りる。このころには白き富士も西に傾きつつある陽を浴びて、やや薄黄色になり、またその姿が精進湖湖面に逆さ富士として映えていた。 |
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女坂峠にてしんみりと |
女坂峠の石仏 |
下山時の精進湖と富士 |
トレッキング募集ではあったが、結構タフで変化のある“登山”を楽しませて頂いた。そして、この2日間新潟では考えられ無いような快晴に恵まれたことは、リーダーはじめ参加者各位の精進の賜物でした。
精進?そうです、ここは精進湖でした。一人で納得と感謝。 (おわり) |
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蛾ヶ岳での集合写真 |
パノラマ台での集合写真 |
三方分山での集合写真 |