会山行紀行文 11.09.11日(日)
〜12日(月) 
NO.98 
飯豊山・2105m
参加者
15名(男7・女8)
1818 T/N

                                   *コースタイムと画像は、1866 S/Tの提供です。 

≪コースタイム≫
一日目(9/11)
胎内市役所・集合6:00=白川ダム・朝食(7:00-7:20)=大日杉(8:05-8:30)〜長之助清水9:40〜地蔵岳・昼食(11:35-12:10)〜目洗い清水13:10〜御坪14:05〜小沢分かれ14:15〜水場14:55〜切合小屋15:25(泊)
二日目(9/12)

切合小屋4:45〜草履塚5:20〜姥地蔵5:35〜御秘所5:45〜御前坂(5:55-6:10)〜本山小屋・飯豊神社6:45〜飯豊山(7:05-7:20)〜本山小屋・朝食(7:30-8:00)〜御前坂8:30〜御秘所8:45〜姥地蔵9:00〜草履塚(9:20-9:35)〜切合小屋(10:00-10:25)〜御坪・昼食(11:25-11:50)〜目洗い清水12:25〜地蔵岳13:40〜長之助清水15:15〜大日杉16:15=入浴=胎内市役所19:15(解散)

 〜〜〜〜〜 草履塚からの飯豊山と、御西岳に連なるたおやかな稜線 〜〜〜〜〜〜〜

(第1日目)
 朝6時、胎内市役所に集合し、4台の車に分乗して出発。青空の下、途中の白川ダムを見ながら朝食。これから始まる登山に向けての腹ごしらえです。さあ、しっかり食べて頑張りましょう。
 大日杉登山口の駐車場に到着。降る予報は無かったものの、空は曇り空、随分暗くなってきました。天気予報を信じて出発。

 急登が続きいよいよザンゲ坂。「ザンゲして登ろう!」の掛け声で身を引き締めて登る。ようやく地蔵岳までの急登を終えて一安心、ここで昼食です。
 地蔵岳の頂上付近は、女性が少しお酒を飲んでうっすらと赤くなった様な紅葉が始まりかけていました。空も明るくなってきて雨の心配は無くなりました。時々、横からの風が汗の身体に心地よい。

大日杉登山口を出発 ザンゲ坂もなんのその! 美しいブナ林を行く

 まだまだ道は半ば、振り返った地蔵岳は女性のような、なだらかなやさしい山容を呈していました水場・長之助清水附近にはイイデリンドウが鮮やかな色で出迎えてくれ、可憐さにしばし見とれ 「さぁファイト!」の掛け声で元気も出ます。
 更に歩き続けて、ようやく飯豊山頂が遠望でき、切合小屋も見えてきて歓声が上がります。

地蔵岳到着。やれやれ 振り返る地蔵岳 水平道は気持ちいい

 主稜線下の水場に着けば、今夜の宿はもうすぐ。 谷川の水で手足を洗い喉を潤してひと踏ん張りすれば稜線、そして待ちに待った切合小屋に到着です。

ようやく彼方に切合小屋が見えてきた 稜線下の水場で一息 切合小屋に到着

 自分たちの他には、5〜6名のグループがいるだけで静かな小屋、明日のザックの準備をし、寝床を用意してから、小屋右手の自炊ルームでミーティング、私たちだけの貸し切りでした。
 登山を始めた人が度は登りたいと憧れる飯豊山。その「飯豊山デビュー」の人が何人かいて、リーダー持参の焼肉と共に、各自の自己紹介や最近の山の話題などで大変盛り上がりました。

(第2日目)
 翌日は4時に起きて、周り
面ガスの中をヘッドランプを点けて、飯豊本山めざして455に出発。朝露でズボンの裾が濡れる事もなく、涼しさを感じながら快適に歩けます。30分ほど歩いたら明るくなって、ヘッデンなしで登れるようになりました。 ミソハギ、リンドウ、マツムシソウ、「あっ!白のマツムシソウ」、トリカブトの花に出会い、草履塚を過ぎ、姥権現に到着。
 かっての女人禁制の時代に登った女の人が、罰を受けて地蔵さまになってしまったという姥権現です。石に囲まれた姥地蔵のお顔は、えも言われぬ有難いお顔で鎮座しておられ、今日の無事登頂を祈りました。

姥権現(帰路の撮影) 御秘所 御前坂で休憩

 そして、いよいよ今日の難所・御秘所です。「さあ!気をつけて行こう」の掛け声に御秘所の岩場を慎重に登り、御前坂で休憩して気合を入れ直して、いよいよ最後の登りにかかります。
 周囲はガスの中ですが、頑張って本山小屋、飯豊山神社に到着、更に飯豊山に向かう。時折、ガスが流れて頂上を見せてくれる。 「わー!見えた!見えた!]と歓声。 7:05に頂上到着!。
 展望が無いのは残念ですが、全員で集合写真を撮ったり、個々に記念の撮影をし合ったりしてから本山小屋まで戻って朝食を摂り、下山にかかります。

もう始まっている草紅葉 飯豊山神社と本山小屋 ガスにけぶる飯豊山頂

 帰路はガスも晴れてきて飯豊山も全容を見せてくれるようになり、全員感激!。 しかし、大日岳の頂上付近のガスは晴れてくれず、なかなか雄姿は見ることができなくて、少し心残りです。

ガスも晴れてきて・・・ 青空の御秘所 慎重に下ります

 御秘所の岩場を注意して越え、姥権現にお礼を言って下山します。青空も広がって、今日は最高の山日和!。登りには見ることのできなかった、周りの雄大な景色に感激しながら歩きます。
 草履塚の見晴らし台から眺める山頂や、たおやかな流線型の稜線の風景は素晴らしい! ここでまた、飯豊本山をバックに全員集合写真の撮影をしました。
  
 切合小屋に戻って、小屋に残していった荷物をザックに詰め直し、小屋の方にお礼を言って下山。
前日と異なり、飯豊本山往復時間が入るので帰路の長いこと。時折、「ファイト!」「オゥ!」、「声が小さ〜い!」「オゥ!」と皆さんの気合の入った掛け声と共に、歩きます。

草履塚への登り 草履塚からの山頂 御坪ダケカンバ広場にて昼食

 御坪のダケカンバが美しい広場でゆっくりと昼食をとり、素晴らしい天気の下で元気よく目洗い清水、地蔵岳を越えて無事に出発地の大日杉へと戻ってきました。
「疲れた〜、それでも飯豊はいいかった!!」との締めくくりの言葉はすばらしい!

飯豊山頂で集合写真 草履塚で飯豊山頂と稜線をバックに

 帰路は、白川荘の温泉で汗を流してから帰宅しました。
みんなの憧れの山、飯豊山にまた登ることができた喜び、これもリーダーはじめ皆さんのおかげと感謝です。有難うございました。 (おわり)

飯豊山で出会った
花たち