会山行紀行文 | 11.08.28日(日) 〜29日(月) |
NO.93 天狗岳(北八ヶ岳)・2646m |
参加者 23名(男8・女15) |
1897 K/S |
*画像提供は、1207 K/Fさんです。
≪コースタイム≫ 28日(日) 新潟駅南口6:00=渋の湯温泉(10:45-11:30)〜賽の河原13:15〜高見石小屋(14:05-14:20)〜中山15:55〜にゅう分岐16:10〜中山峠16:25〜黒百合ヒュッテ16:30(泊) 29日(月)黒百合ヒュッテ6:25〜東天狗岳(8:00-8:15)〜黒百合ヒュッテ(9:50-10:15)〜唐沢鉱泉分岐11:10〜八方台分岐11:30〜渋の湯温泉12:35〜入浴〜新潟駅南口18:30 |
今回の北八ヶ岳山行は東天狗と西天狗に登る予定であったが、2日目の出発時間の遅れ(朝食が30分遅れた)等から、東天狗のみの山行となった。 第一日目 定刻に新潟駅を出発。さわやかな青空が見えるものの、山が近づくにつれネズミ色の怪しげな雲が・・・・「なんとか2日間お天気で」と祈る気持ちで11:25早い昼食を済ませ、渋の湯の登山口を出発。 湿気を帯びた静かな針葉樹林の山道に入る。直径20cmぐらいのキノコがお出迎え。沢を渡る木製の滑りやすい小さな橋を何本も渡り、視界が開けた賽の河原に出る。 大きな岩がゴロゴロしていて、ペンキ印を探しながら注意深く足場を確認しながら慎重に進む。賽の河原地蔵に登山の無事を祈る。 やがて平坦な歩きやすい樹林帯の道となる。木漏れ日が差し込み、いろいろな種類の生き生きとした苔類、苔むした木や石、倒木にもビッシリと苔が付き、深い樹林の広がる静かな深山の雰囲気と共に、一層緑の世界を美しいものにしている。 宮崎駿のアニメに出てきそうな神秘的な森である。石や木が濡れていて、滑らないように足元に注意しながら進む。道幅は意外に広い。
これから雨になるのか?大急ぎでザックカバーをかける。幸運にも天気雨だったらしく、止んでくれた。この土地は霧や小雨など湿り気の多いところなのだろうか? 緑は多いが花は全くない。しかし、コケや木々のグラデーションの緑が美しく、毒キノコらしいがキノコが色を添えている。天候のせいもあり、16:00頃にはうす暗くなり、とても一人では歩けそうにもない。大勢のグループで心強い。 高見石小屋から中山山頂までの2時間は長く感じた。また霧が出てきた。やっと、にゅう分岐を過ぎ、16:25中山峠に出た。道は木道に替わり、有難い事に木は乾いて歩き易かった。宿泊の黒百合ヒュッテには予定の30分遅れ16:30に到着した。 夕食の時には雨が降り出していた、明日の晴れを祈るばかりだ。 第二日目 雨が上がり晴れてくれた。朝食の順番の関係でヒュッテを25分遅れで出発。必要なものだけをサブザックに詰めて登るので、昨日に比べてなんと身軽の事よ。 中山峠を通りガレ場を歩き、見晴らしの良いところで休憩。雲海の上に高い山々が遠望でき、近くには蓼科山の優美な山容が見える。山の初心者である私でも槍ヶ岳が判る。目指す天狗岳も目の前。やっと花に出会えた。ハイマツやシャクナゲと一緒にトウヤクリンドウや赤いナナカマドの実が美しい。また霧が出てきた。 山頂での眺望を期待しながら岩場を進む。ついに8:00東天狗岳の山頂に立つことができた。一瞬の晴れ間に赤岳が見える。雲海の上に甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、塩見岳、北岳が望めた。(リーダーに山の名前を教えて貰いました。山の初心者である私には、どの山がどれなのかサッパリ判りません・・・トホホ) 西天狗岳はすぐ目の前であるが、時間が無いとのことで今回は没になった。が、しっかり脳裏に焼き付けて次回の楽しみに取っておくこととする。
小屋に向かう下りの岩場は急で、気を抜かないように注意しながら降りた。9:50小屋に到着、荷物をまとめて出発する。 林の道は昨日降った雨で滑りやすく、木や石に注意しながら歩く。一雨降った後の緑が一層美しい。唐沢鉱泉分岐、八方台分岐を過ぎ、樹林帯の奥には蓼科山をお供に渋の湯へと下る。
キツリフネ、トウヤクリンドウ・・・・・・など。 |