会山行紀行文 11.07.31日(日)
〜08.01(月)
曇り時々晴れ・小雨
NO.82 
加賀白山・2702m
参加者
17名(男9・女8)
2110 K/M

                    

≪コースタイム≫
(7月31日) 新潟駅南口5:30=名立谷浜6:45=金沢西8:25=別当出合登山口(9:50-10:23)〜砂防新道を登山開始〜中飯場11:10〜甚の助小屋(12:35-13:00)〜室堂センター14:48(泊)
(8月1日) 室堂センター6:00〜御前峰6:40〜池めぐり〜室堂センター(8:00-8:20)〜観光新道、殿ヶ池避難小屋(9:25-9:45)〜分岐10:45〜別当出合登山口(11:56-12:35)=白峰温泉14:19=新潟駅南口19:00

7月31日(日)
 豪雨の跡が痛々しい風景の中、バスは走る。バスの車窓から見る富山の川の水はきれいで、釣り人が見えました。ずいぶん違うものだと思いました。
 加賀白山はの天気は、まずまず大雨などの予報は無いようで安心です。予定より1時間近く早く、別当出合登山口に到着しました。運転手さんが、随分頑張ってくれました。

 下山してくる人、これから登る人で賑わっていました。準備体操とミーティングの後、長く揺れる吊橋を渡って砂防新道を進みます。良く整備されて登りやすい道です。
 10回目登山のベテランの方のお話では、登拝道と言うのだそうです。日曜なので下山の人々が多く、待ってもらう場面がたくさんあって恐縮でした。甚之助小屋は新しくて木の香さわやか、気持ちの良い小屋でした。

吊橋を渡って出発 中飯場で休憩 甚之助小屋で大休憩

 これまでの蒸し蒸しした空気から、ようやく少し涼しくなりました。花の多く咲く場所にさしかかり、ハクサンフウロなどがきれいに咲いていました。
 黒ボコ岩から弥陀ヶ原に、3年に一度咲くというコバイケイソウの大群落がみられました。五葉坂を登り、今夜の宿の”室堂センター”に着きました。予定より早く着くことができ、余裕が生まれました。
 自然観察員(インストラクター)の植物観察の会に参加し、白山特有の花を教えてもらいって大変勉強になりました。あとは、空き部屋で楽しく飲み語らいあいました。20:30の消灯時刻の前には全員が熟睡していたようです。

もうすぐ黒ボコ岩 室堂センターに到着 夕食

8月1日(月)
 夜半に激しい雨が降っていましたが、朝はガスっている天気です。昨日と同じで山頂は見えません。6時、荷物を置いて御前峰に向けて出発です。途中でガスが切れて下が見え、日差しとともに皆さんの顔が明るくなりました。

 頂上で記念撮影をしてから、池めぐりをしました。途中でまたガスの中になりましたが、チングルマの群落が見られました。もう花が終わり毛になっているものなど雪解けの順になっている様子がわかりました。
 他にイワツメクサ、クロユリ、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、イワカガミ、ミヤマタネツケバナなど綺麗でした。ガスの中だけど快適な散策でした。

朝日を浴びて快調 眼下に室堂センターが

大汝峰の方向

 再び室堂センターに着き、支度をして下山します。
黒ボコ岩から観光新道に入り十二曲がりは、多くの花が見られました。イブキトラノオ、オタカラコウ、マルバダケブキ、ハクサンフウロ、ハクサンコザクラ、シモツケ、マツムシソウ、ヨツバシオガマ、カライトソウ、イワオトギリ、ハクサンボウフウ、エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、ハクサンオミナエシ、ハクサンシャジン、ミヤマタンポポなど・・・。

剣が峰を見ながら池めぐりに出発 観光新道を下ります

大きな岩をくぐります

 殿ヶ池避難小屋付近から、工事中の沢や不動滝、雲の切れめに別山が見えました。急な道を下るとブナ林になり室堂出合に着きました。皆さんのまとまりある歩行が、時間短縮になったのだと思われます。白峰温泉で入浴しました。いい湯でした。湯上りの生ビールと名物の豆腐の入ったそばは美味しかったです。



 新潟駅南口に予定より約1時間早く着きました。
まあまあの天気に恵まれて、白山の御前峰に登頂できて本当に良かったと思います。

 
 新潟楽山会での初めての集団登山は、楽しく参加できました。これもリーダーをはじめとした皆様のおかげです。ありがとうございました。            (おわり)







(白山山頂・御前峰にて集合写真)

     
            〜〜〜〜〜今回の山行で出会った花たち〜〜〜〜〜
アオノツガザクラ オタカラコウ オンタデ クルマユリ クロユリ ゴゼンタチバナ
コバイケイソウ シモツケ 白いアザミ

チングルマ

ニッコウキスゲ

ハクサンオミナエシ

ハクサンフウロ ハクサンボウフウ マツムシソウ ミヤマキンポウゲ ミヤマタンポポ