週間予報では晴れマークだったのに、山行日が近づくにつれ雨マークに・・・!前日は殆んどの人が「山行中止」の電話があるものと覚悟していたようですが、酒田地方は終日曇りの予報信じて決行となりました。
笙ヶ岳(しょうがたけ)と聞いてすぐああ!あの山と分かる人は殆んどいないのではないでしょうか?私もその一人でした。そこでパソコンのネットで調べてみると「鳥海山の一部。山形県側に山頂部がある。御浜・扇子森・鍋森・とともに西鳥海と呼ばれる鳥海山の中では初期に噴出した火山である。西鳥海一帯は日本海の冬の季節風をまともに受ける地域なので、大きな樹木などの植生が極めて悪く、それ故初夏〜盛夏にかけて素晴らしい高山植物の群落が見られる」、とありました。
お花のきれいな山なら是非行ってみたい、という事で今回の参加になりました。
大平登山口までは鳥海ブルーラインを行きます。ここはもう標高1050m、バスを降りると雨も降っていず湿度は高めですが、標高が高い分いくらか涼しい感じです。
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登山口をいざ出発 |
樹林帯を抜けた |
広がるお花畑と池塘 |
支度をして26名、いざ出発です。バスの中でリーダーから最初の一時間は急登です、と聞いていた通り最初から急な石の階段を登り汗を絞られました。でも足元にはお花が出迎えてくれて本当に一時間ほど登ると、樹林帯を抜けた広い草原と池塘が待っていました。
ここはやはり鳥海山の一角、ちょっと盛りは過ぎていましたが今年は”当たり年”だというニッコウキスゲの黄色のお花畑をはじめ、チョウカイアザミ、ハクサンシャジン、トウゲブキなどのお花が次々に現れて、私たちを喜ばせてくれました。
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広い草原で休憩 |
青空が見えてきた |
チョウカイアザミのお顔 |
途中からは雨の心配どころか青空も顔をのぞかせ、みんなルンルン気分で歩きます。さすがに登山道には雪はありませんでしたが、脇にある残雪からは涼しい風が吹いてきて汗を飛ばしてくれます。
ほぼ時間通りに山頂に到着、山頂は三角点はあるけど標識はありません。ですが一面に広がるお花畑のなかでそれぞれ持ち寄りのご馳走で頂くお昼ご飯は、ここでしか味わえない三ツ星レストランの味なのです。
おまけに今日は平日のせいか?それともメインルートから外れているためか?ここは楽山会の貸切、大人数でも楽しく食事ができました。
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残雪からの涼しい風を受ける |
キスゲ咲く登山道を行く |
青空は気持ちいい!! |
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チョウカイアザミと鳥海湖 |
賽の河原 |
食後、少しガスが出始めたので霧の中で集合写真を撮り、下山開始。
途中の分岐まで同じ道を戻り、分岐からは、鳥海湖を見ながら御浜小屋に向かいます。
時々、青空も見えるけど、本当は鳥海山の山頂、新山も眺められるという場所からも最後まで見えませんでした。
鳥海山が見えなくて少しだけ残念ですが、この雨の予報の中を雨具を着ることもなく、いつまでも続くお花畑の道を歩けた事だけでも、本当に来て良かった!、ラッキーだった!、と思いました。
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御浜からの石畳の下山道は疲れた足にはあまり優しくない道でしたが、それも帰りの温泉で癒し、コンビニで調達した食糧と楽しい会話で長い新潟までのバス旅を楽しみました。
今回は初めての山をリーダーの天気予報を信じての決断で、楽しく歩くことが出来ました。ありがとうございました。またぜひ、行ってみたいな!!
(笙ヶ岳山頂での集合写真) |
ツルアリドオシ、マイヅルソウ、シラネニンジン、ハクサンオミナエシ、シロバナトウウチソウ、クルマユリ、トウゲブキ、ハクサンシャジン、チョウカイアザミ、ニッコウキスゲ、ウラジロヨウラク、ヨツバシオガマ、キソチドリ、ミヤマホツツジ、シロバナニガナ、ハナニガナ、オオバギボウシ、コバギボウシ、タケシマラン(実)、ハクサンシャクナゲ、アオノツガザクラ、チングルマ、ミヤマリンドウ、ウサギギク、コバイケイソウ、バイケイソウ、ネバリノギラン、ハクサンフウロ、コイワカガミ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、ヒナザクラ、イワイチョウ、ミヤマシシウド、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンボウフウ、キンコウカ、ミヤマコウゾリナ、ヤマハハコ、ミヤマカラマツ、ベニバナイ
チゴ、ツマトリソウ、ハリブキ(実)、ミヤマツボスミレ、ヨツバヒヨドリ、トリアシショウマ、ウゴアザミ、クガイソウ、ヤマホタルブクロ、など50種ほど・・
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