“甘利山”記憶の片隅に微かに残っているも、登った経験は思い当たらない。思い出せないまま申し込みをし当日を迎える。
新潟駅南口には楽山会2コースの他ツアー会社の大型バス等混み合っていたが、定刻通り全員が揃い出発。
登山口が若干の変更になったこと等を含め、Oリーダーの説明や車窓から「富士が見えた」「いや見えない」等と盛り上がっている内に、登山口である竹宇駒ヶ岳神社駐車場にやや遅れて到着。早速登山の身仕度を済ませ出発と登山口に向かうと“皇太子殿下甲斐駒ヶ岳登山記念碑”、「すごいな!ここから甲斐駒に」と感動させて頂く。
上空の雲が気になるが予想は悪くは無い!そして何より、自称”雨女”と公言していたOリーダーからも「今日で雨女返上」と元気も良い。
これじゃ絶対大丈夫!と自身にも言い聞かせ、矢立石登山口までの急な樹林帯や舗装された林道を横切る等して進む。結構蒸し暑い。 |
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竹宇駒ヶ岳神社駐車場にて登山身仕度 |
皇太子殿下の甲斐駒登山記念碑 |
林道を横切りながら(この頃晴れ) |
しかし、矢立石登山口からの林道歩きになる頃から空模様が徐々に怪しくなり、間もなくポツリポツリと雨音、急ぎ雨具を付ける頃には本降り。
予定を変更して錦滝の東屋で雨宿りを兼ねて急遽昼食タイムとし、食後強弱を繰り返す雨脚の中、錦滝を出発し山頂を目指した登りに入る。しかし、錦滝からの登りは狭くかなりの急登、ところどころ危険な場所もあり、時には木の根を掴み這い上がるような斜面に、下りには不向き
と思うが多くの登山者とすれ違う。 |
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雨の林道を進む |
錦滝の東屋で雨宿りを兼ねて昼食 |
錦滝 |
錦滝からの狭い急登 |
「これってCの上だよね」の声が聞こえてくる厳しい急登を進むと、突然“雁ヶ原の白砂”に出る。この頃には雨脚も止まっていた。
ここまでくれば山頂まで後わずか。
雨が幸いしてか湿った白砂は“三歩進んで二歩下がる”との事前情報程には歩き辛くはなかったが、疲れた足にはこたえる。
鳳凰三山の“オベリスク”を思い出させる岩稜を見ながら、白砂の斜面を一登りすると広い稜線にでる。雲の切れ間に八ヶ岳が見え歓声が上がり、きつかった登りを一瞬忘れさせてくれる。 山頂は近い。 |
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雁ヶ原の白砂 |
雁ヶ原の岩稜 |
雁ヶ原の広い稜線(山頂はもう直ぐ) |
しかし山頂での記念写真を撮るころにまた雨。
急ぎ記念写真を撮り終え、雨の中の下山となった。下りは広く緩やかな登山道が続き、大きな休憩もせず矢立石登山口に到着。
このころには雨も上がるが陽が差さない為、竹宇駒ヶ岳神社駐車場までの下りは薄暗く歩き辛かった。駐車場に行く前に、、竹宇駒ヶ岳神社に参拝し無事に下山出来た報告とお礼をさせて頂いた。
下山後は“シャルマンワイナリー”でワインの試飲をさせて頂き、今宵の宿“アブリーブルむかわ”へ。当然ながら宿では大いに盛り上がるも、食後はきちんと反省会が開かれた。 流石は楽山会。 |
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雁ヶ原の白砂にて“やったぜ!!”どや顔 |
山頂まで後僅か(後方に八ヶ岳が見える) |
竹宇駒ヶ岳神社参拝 |
(2日目)
早い出発にも関わらずメンバーの行動は早く、定刻前には全員が揃い、宿から綺麗に見えた甲斐駒ヶ岳をバックに記念写真。
そして、青空が広がり最高の天気、今日はOリーダの“雨女返上!”は確実。
早目の出発が功を奏し、甘利山公園の駐車場にも早く到着。「思い出した!。ここはその昔、深夜に青木鉱泉に行く時迷い込んだ駐車場だ」。Tラストリーダーの指導のもと念入りに準備体操を終え、登山開始。登山口からは高い樹木も無く、整備も良く明るく気分が良い。 |
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出発前に甲斐駒をバックに記念写真 |
甘利山公園駐車場にて登山準備 |
甘利山、千頭星山の登山口 |
明るい登山道を一登りすると、もう甘利山山頂。明るく開けた山頂の展望は素晴らしい。山頂での記念写真と展望を楽しんだ後“千頭星山”を目指す。 |
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甘利山山頂付近の登山道(後方に富士) |
広い甘利山山頂 |
千頭星山への登山路(熊笹が美しい) |
甘利山山頂から千頭星山への登山路は若干のアップダウンはあるものの、全体として明るく熊笹が綺麗な道が続く。 |
また、この登山路は左手に富士が幾度も顔を見せてくれ、その都度、歓声とカメラのシャッター音。
あえぐほどの大きな登りも殆ど無く、程無く木々で囲まれているも明るく静かな千頭星山山頂に到着。山頂では其々の昼食を充分に楽しみ、下山開始。 |
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登山路から富士が幾度も見えた |
木々で囲まれた静かな山頂での昼食 |
下山開始 |
下山もピストンながら観る方向が異なると景色も異なり、とても良い。鳳凰三山地蔵岳のオベリスクが望めたり、富士や今朝登頂してきた甘利山の山頂を望むことが出来きたし、何よりも明るい登山路が最高。ゆっくりと雄大な景色を楽しみながら全員元気に登山口に戻ってきた。
「さあ、温泉に入って美味しいビールを飲もう!」と一路、武田乃郷「白山温泉」へ。楽しみのビールはバスの中とはなったが新潟までのバスはとても楽しかった。やはり良い山に登ると満足度が違う。素晴らしい山行ありがとうございました。 |
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オベリスクが観えた |
甘利山山頂の後方に富士が |
明るく雄大に広がる熊笹の道を進む |
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日向山山頂にて(Tさんが撮っています) |
甘利山山頂にて(快晴) |
千頭星山山頂にて(明るく静かな山頂です) |
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2日間の山行で多くの花と出逢いました。極一部ですが可憐な姿をご紹介致します。 |
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