会山行紀行文 11.06.19日(日)
晴れ
  NO.57
光兎山・966m
参加者
21名(男9・女12)
1932 M/ I

                                 *画像は、2070 S/ Fさん、1866 S/ Tの提供です。

コースタイム
 新潟駅南口6:10=日東道・亀田IC=荒川胎内IC7:05=中束登山口7:40〜休場8:00〜千刈分岐8:30〜虚空蔵峰9:00〜観音峰9:15〜雷峰10:00〜姥石10:15〜光兎山(11:10-12:05)〜雷峰12:45〜観音峰(13:20-13:30)〜虚空蔵峰13:45〜千刈分岐14:00〜休場14:25〜中束登山口14:40=ゆ〜む・入浴(15:20-16:20)=日東道・荒川胎内IC16:40=亀田IC17:55=新潟駅南口18:10

======== たくさんのヒメサユリに迎えられて =======

 紀行文を見るのは待ち遠しいけど、できれば書くのは遠慮したい。でも、こんな我儘ばかり言っていられない。ホームページに「リーダーから指名されたら気持よく受けて、気軽に書きましょう」の文字が気にかかり、恥を承知で引き受けました。
 今年の干支は兎。私は初めての山でもあり、干支の兎とは関係ないかも知れないが妙に登ってみたくなりました。6時10分、新潟駅南口に集合して出発。でも今日のバス駐車場はラッシュアワー、当楽山会の別コース山行のバスもいました。私たちはちょっと遅れて出発。

 バスの中では、リーダーから連絡事項や注意事項、危険個所の説明などがありました。高速を降りてだんだん近ずくと、車窓から左手奥にピラミッドの様にきれいな三角錐の光兎山が見えてきました。やがて、集落から林道に入って、中束(なかまるけ)登山口に到着。
 出発前に準備体操で体をほぐし
、班長、サブリーダー、新人などの紹介がありました。そして全員元気に出発。

中束登山口 ゆったりした登り ブナ林が気持ち良い

 しばらくはなだらかな歩きが続く。あちこちでおしゃべりがにぎやか。気分さわやですが、かなり気温が上昇しているようで、汗がじわじわ。一段と緑の色を濃くした山並みは春から初夏の装いのようです。
 休憩をとりながら虚空像峰を過ぎると、ブナ林に入りました。涼しい!! グリーンシャワーを浴びながら軽快に足を進めていきます。
 素晴らしい若木のブナ林を時折吹きぬけるそよ風が、今一番のごちそう。鳥のさえずりもにぎやか、蝉の声も?。誰かが「春せみかな?」とか言っていました。

休憩。すっかり夏日、汗も出ます。 観音峰 ツツジ

 観音峰に到着。ここから初めて光兎山の山頂部が望めます。この先、まだまだたっぷりと距離があります。
こまめに栄養補給、水分補給する。とにかく日陰がありがたい。
 しばらく進むと尾根に出ました。あっちぇ〜。飯豊連峰が右手に見えました。所々に雪渓を残した初夏のスタイル、さすが堂々とした風格はほかの山を威圧しているようにも見えます。

今年初めてのヒメサユリ ギンリョウソウ 白のニガナ

 ようやく一輪、ヒメサユリのお出迎え。「癒される〜」見つめていたい感じです。アップダウンが何回か続く中をあえぎながら登っていくと、次々とヒメサユリが迎えてくれました。可憐な何とも言えないこのピンク色。私の評価は花の女王です。朱色のツツジ、白花のニガナ(私にはめずらしい)も目を楽しませてくれます。

雷峰。まだまだ先が長~い。 アップダウンも何ヵ所か・・・ 飯豊を見ながら休憩

 雷(イカヅチ)峰から見上げた山頂は青空にくっきりとそびえていました。これを登らなければならないのか。体力はほとんど放出状態。
 何としても「前の人に着いて行くぞ!
」、でもギブアップぎみ、来なければ良かった。いろいろの思いが頭の中を駆け巡り、最後は足を信じて亀のように歩きながら、やっと山頂に着きました。ばんざ〜い!、ここへ来ればしめたものだ。

タカネニガナ サラサドウダン ツツジ
次々と現れるヒメサユリ、可憐な花に疲れた身体も癒されます。「例年より花の数も大きさも立派!」との声あり。

 山頂からのパノラマを眺めた時は疲れが吹っ飛びました。
飯豊連峰の反対側には朝日連峰の峰々から山形の山々が一望できます。海岸方向にはややガスがかかり、粟島や佐渡は見えませんでしたが、関川から村上方面が一覧できます。

ヒメサユリに励まされて、きつい坂もなんのその。 山頂直下、疲れもピーク
山頂からの飯豊連峰 朝日連峰 昼食タイム
 昼食は最も楽しい時間。あれこれと皆さんから美味しいものをいただきながら、光兎山を満喫しました。証拠写真を撮って、眺めるものを目に焼き付けてから、脱兎?のごとく下山。なんでも早め早めの行動です。
 「次は風呂と冷たいビールが待っているからね」(まだ今から考えるのは早いょ〜)


 雷峰まで下山して山頂を振り返った時、「私ってすごい所へ登って来たんだな〜」と、変な自信が湧いてきました。その後、どんどん加速?しながら予定時間より50分も早く、登山口に着きました。
 早々にバスに乗り「ゆ〜む」へ。
ゆっくり風呂につかり至福のひと時。待望のビールがおいしかったで〜す。

 今日は高速道路無料化の社会実験最終日。帰りの道路はちょっと渋滞していました。
 Tリーダー、SL、班長、会計の皆さん、ありがとうございました。

 もうこりごりだと思ったのもつかの間、また、山行に応募する。 山は魔物か麻薬か? 今、少々太ももの痛みという、お土産があります。   (おわり)