会山行紀行文 11.05.29日(日)
NO.46 
信越トレイル(赤池〜涌井)
参加者
67名(男19・女48)
2062 R/S

                               

コースタイム
 新潟駅南口610―妙高高原IC830=赤池登山口940沼の原湿原1035〜希望湖1120〜毛無山1215
 涌井新池1250〜涌井集落1345=いいやま湯滝温泉(1415-16:00)
新潟南口19:00 

 今、人気の信越トレイルのせいか67名、バス3台での出発となりました。お天気は、終日雨ですが、Oリーダーの前日現地まで下見に行ってきた熱意が伝わってきて、皆、歩く意欲でいっぱいです。

「斑尾高原の家」で雨具をつけ、バスで登山口の赤池まで。
赤池には駐車場やトイレなどが完備されており、雨の中、靄がかかってひっそりとたたずんでいました。ここより、雨に濡れて一段と美しい新緑のブナ林のなかの緩やかな登りですが、足元にフキや今が食べごろのウドがあり、関心はもっぱら山菜へ。

左)斑尾高原にある山の家、ここで雨具、登山靴をはき替えました。
中)山の家の室内で着替え中です、きれいなトイレも完備され、スタッフも皆さん気持ちよえてくれました。
右)登山口の赤池です、雨の中幻想的です。

 足元にはつぼみのままですがピンクのカタバミ,イチリンソウ、ミヤマスミレなどひっそりと咲いていて春の息吹を感じさせてくました。山道が木道に変わり、両脇にたくさんの水芭蕉の群落が広がると”沼の原湿原”である。
 水芭蕉は花が終って葉が大きく伸びているのが多いが、黄色い花のリュウキンカが咲いていて、目を楽しませてくれました。

赤池の駐車場とトイレ 登山道わきに咲いてる水芭蕉 雨に濡れてる、ヤブツバキ

 ここまで車も入り、駐車場には4台車が止まっていました。湿原のまわりを周回する木道のコースもあり、小さな子供でも十分楽しめます。ここから車道に出てすぐまた山道に入り、緩やかな登りになります。ここもたくさんの、ぜんまいやわらびがあり、みんなで「目の毒だね」と笑いながら歩きました。

ココメ、ウド、ワラビ、ゼンマイ・・

赤池から沼の原へのブナ林 道標

 標高900mに続く道には、たくさんの植林帯が支柱にしっかりと支えられて植えられており、地元の方の森作りの熱い思いが伝わってきました。
 私ごとですが、昨年の春、長岡の東山に桜の木を植える手伝いに行きましたが、
今年の春行ってみると、植えた木が雪崩にやられて全滅していて悲しい思いをしました。ここの植林は、しっかりと育ってほしいと思いました。

タムシバも雨に濡れてしょんぼり 沼の原湿原木道脇の水芭蕉。 沼の原湿原の水芭蕉とリュウキンカ

 ここからは、妙高山などの山々が見えるビュースポットですが、今日はどの山も姿を見せてくれませんでした。沼の原から40分ほどでボート小屋のある”希望湖”です。雨中なので、立ったまま20分休憩でエネルギー補給です。
 
ここより200m弱のカラマツ林の中のジグザグ登り、更に、直線になり勾配が緩くなると毛無山の山頂です。展望台から何も見えず、すぐ”涌井新池”に向かって下りました。

左)沼の原湿原を歩く。とっても気持ちがよい。
中)ボート小屋のある希望湖、一艘だけボートが出てました。

右)希望湖で、雨をよけながら行動食をたべる。

 涌井新池は農業用水の水源であり、いまでも地域の人達の大切な水源だそうです。ここから、バスが待っているR292の”涌井集落”まで長い林道歩きです。 歩きながら、ウドやわらび、木の芽などを採りながら歩きました。
 バスに乗り、ゆっくりお昼を食べられなかった代わりに、予定にはなかった「いいやま湯滝温泉」で2時間ほどゆっくりお風呂に入り、生ビールを飲みお腹をこしらえてから帰路に着きました。

毛無山からモミジ並木の下り

地域の大切な用水・涌井新池

「いいやま湯滝温泉」で入浴

 雨もまた自然界からの贈り物です。いい思い出になりました。リーダーさんはじめ、皆様に感謝です、楽しい山行をありがとうございました。        (おわり)