〜〜新緑が心地よい五頭山縦走〜〜

登山日が近付くにつれ天気予報が気になっていましたが、最新予想は“曇り”。
幾度か登った五頭山ですが、今回のルートは初体験、楽しみと若干の不安、出来るならば“雨”は避けて欲しいと願っていましたので“曇り”なら上々。
早目(7時)に集合場所である赤安山登山口駐車場にいくと既に2台、流石楽山会の方は早い。
朝食をとり、準備を終える頃には“やる気満々”のメンバーが勢ぞろい。リーダーからの伝達事項や注意点をお聴きし定刻に登山開始。
登山口から赤安山までは緩急ある登りが続くものの新緑が美しいし、適宜な休憩が難儀さを感じさせませんでした。
やや早目に到着した赤安山山頂は、低木や笹に囲まれた小さな広場的ですが明るい山頂。メンバー思い思いに写真撮影などで楽しみました。
登山前にリーダーのお話しを聴く 新緑の登山路を登る 赤安山山頂標柱(傾いていたが直す)
赤安山からは穏やかな登り続き、見覚えのある出湯温泉からの登山路と合流し、間もなく広い五の峰に到着。
五の峰からは春霞の向こうに弥彦山を中心に越後三山が浮かび上がって見えました。
しばし展望を楽しんだ後、五頭山山頂を目指しますが、冬に来た時、雪の中に潜っていた三の峰の小屋が樹木の中にひっそりと立っていたり、お地蔵さんがあった二の峰は左手に見ながら通過する等、2か月前とは全く様相が異なっていました。

今、目にしている木々は全て雪の下だったと思うと積雪の多さに驚くと同時に、雪解けの早さにも驚きます。そのような話題をしながら軽快に足をすすめながら一の峰に、しかし残念ながら菱ヶ岳は雲か霧なのか隠れていました。
そして間もなく五頭山山頂、南北に開けた部分もありますが、全体的に木々に囲まれた印象が残ります。昼食後、リーダーと「松平山標柱設置委員会」のOさんから五頭山山頂にも標柱を立てるとの説明をお聴きしました。
五の峰にて展望を楽しむ 五頭山頂での昼食 松平山標柱設置委員会Oさんの説明
ここから松平山へのルートは全く未知の道(洒落ではありません)で、歩き初めてほどなく“藪漕き”の連続。
所々残雪を踏みしめたり、木々を跨いだり、背高の笹を掻き分けたりしながら進みますが、大きなアップダウンがないので差ほど苦にならないし、時折差す薄い陽射しが新緑に冴えとても美しく目に飛び込んできます。

また時折木々の切れ間から見える二王子岳や飯豊連峰の眺めも楽しめます。変化を楽しんで進むうちに先頭から「到着!」の元気な声。比較的開けた松平山山頂には朽ちた標柱が横たわっていました。
参加人数が多いので班毎に記念撮影を済ませ、ここでも松平山標柱設置のお話しを聴きました。
“藪漕き”の連続 枝が張り出し歩きづらい残雪の道 薄い陽射しで新緑が冴える
松平山を後にして、いよいよ山葵山経由の下山。このルートは藪も無く踏み後がしっかりとした道で歩きやすく、登山路左手に
今日歩いてきた五頭山の峰々、振り返れば松平山が眺められます。

ほどなく、最後の目的峰山葵山山頂に到着、狭いがとても見晴らしが良い山頂です。ここも標柱が立てられますとの説明を聴きながら休憩。
休憩の後、下山口魚止ノ滝を目指して急な登山路を慎重に降り、沢の音が聞こえてくると急こう配の下りが終わり、沢沿いの狭い道を足元に注意しながら進むと、高さは無いものの見栄えのする“魚止ノ滝”に到着しました。魚止ノ滝で清涼感を楽しんだ後、下山口に出て解散となりました。
歩きやすい松平山と山葵山の間 山葵山山頂にて 魚止ノ滝付近に下山
魚止ノ滝 今回の登山で出会った花達(一部)
松平山記念撮影(1班の皆さん) 松平山記念撮影(2班の皆さん) 松平山記念撮影(3班の皆さん)
心配された天候も、暑さもまずまずで、美しい新緑と草花に目を楽しませて頂いた山行でした。感謝感謝。おわり。
 山行紀行文 11.05.28日(土)
曇り
NO.45
五頭山縦走
参加者28名
(男11・女17)
2070 S/F
≪コースタイム≫  五頭山・913m 松平山・954m 赤安山・582m 山葵山・693m
 赤安山登山口8:00〜赤安山山頂9:05〜五の峰10:15〜一の峰10:45〜五頭山山頂(11:05-12:00)〜松平山山頂(14:05-14:15)
 〜山葵山山頂(15:10〜15:15)〜魚止ノ滝登山口16:15