会山行紀行文 11.05.21日(土)
曇り
  NO.40 
五頭山塊縦走
参加者
16名(男8・女8)
1866 S/T

≪コースタイム≫   山葵山(わさびやま)・693m〜松平山・954m〜五頭山(ごずさん)・912m〜菱ヶ岳・974m
 新潟駅南口6:00=魚止めの滝登山口7:00〜山葵山(8:15-8:20)〜雷清水9:10〜松平山(9:15-9:30)〜反射板跡10:25
 〜三川温泉・中沢口分岐(11:00-11:45)〜五頭山11:50〜三差路分岐12:00〜中の岳12:30〜中の沢出会・与平の頭13:00
 〜菱ヶ岳(13:25-13:40)〜笹清水14:05〜村杉登山口15:15=新潟駅南口16:40

 北から順番に、過去に一回だけ登っている松平山、いつも登っている五頭山、そして何度も登っているが、ここ最近はややご無沙汰の菱ヶ岳、今回はそれらの山々をひっくるめて縦走するという計画です。
 今月の山行計画の中では一番厳しそうな感じ。送られてきた計画書を見れば、健脚揃いのメンバとなっており、ちょっと気持ちを引きしめて参加しました。
 数日前の予報は悪くなかったのですが、だんだん厳しくなって今朝はどんよりとした空模様、しかも午後の予報には雨マークもあって・・・。 しかし気温はかなり高く、自宅を出る時から最後まで半袖で充分。寒さは全然感じませんでした。

 登山道は、旧笹神村の「五頭連峰少年自然の家」裏手の”魚止めの滝”からスタートです。登山口には「このコースは健脚向き」の看板があってやや緊張します。
 魚止めの滝からすぐ急登が始まります。歩き始めからなにやら左足太股もの筋?が痛みます。「大丈夫か?」と自問自答しながら頑張ります。山葵山(わさびやま)までが一番急坂の続くこのコース、踏ん張りどころなのです。 ずんずん高度を上げていくうちに、だんだん足の痛みも取れてきてホッとします。
登山口。健脚コースと書いてある・・・・ 魚止めの滝 この橋から始まります
 ようやく山葵山に到着。5分ほど休んですぐ出発。
勾配も緩くなってきて、新緑の道を楽々と歩くようになってきます。前後の仲間との軽口も出てくるようになってきました。この時点での一番の心配は、これから先の天気です。相変わらずどんよりとした重苦しい空、せめてお昼ご飯を食べ終えるまでは降らないでくれ!
 松平山山頂には、かって楽山会で設置した山頂標識があるのですが、風雨にさらされてかなり痛みがひどくなっています。今年はこの標識を造り直す事が楽山会の年間重点事業の中に盛り込まれており、既に具体的な活動に取りかかかっているのです。
 山頂標識の前で記念撮影の後、五頭山目がけて出発! 
新緑が清々しい 煩い小枝を避けながら 松平山の壊れた標識
 気持ちよく若葉の下を歩き続けるうちに、本日初めての雪渓ブロックが出てきます。時々出てくる雪を踏み、更に雪に押された小木の枝をうるさく払いながら進みます。谷筋の雪渓をトラバースする時はちょっと緊張します。
 予定よりもやや早く、三川温泉・中の沢との分岐に到着。ここで時間を取って昼食となりました。雨の降らないうちに昼食を済まそうということです。
雪渓のトラバース 心地よい登山道 所々に雪渓が残ります
 昼食後、再出発してすぐ五頭山山頂です。今日の参加者にはおなじみの五頭山とあって、横目ににらんで通り過ぎます。そして、その先の菱ヶ岳と一の峰との三差路で中学生の団体とすれ違います。地元の笹神中学の御一行様、菱ヶ岳から縦走のようですが、みんな元気です。若さがまぶしい!
 我々も負けないように元気を出して、菱ヶ岳目指して進みます。そして、なんと!この頃より陽の射す絶好の登山日和となってきたのです。よほど本日参加の皆さんの行いが良いとみえて、尻上がりに快調です。(^。^)
 おなじみの気持ちの良い登山道、左手には三川村の風景を見ながら中の岳〜中の沢・与平の頭と歩いて、予定より25分早く菱ヶ岳到着!
 ここまでくれば、後は下山口に待機のバスまで下るだけ。記念撮影をして15分間の大休止です。
菱ヶ岳山頂風景 菱ヶ岳から下界の風景 若ブナの樹林帯を下ります
 菱ヶ岳からの下山は、美しいブナの新緑を愛でながら順調に高度を下げて、予定よりも45分も早くバスに戻りました。
楽しい仲間と予報を裏切る好天候、新緑と心地よい風に助けられて、念願のこのコースを踏破できました。終始冷静な判断でみんなを先導してくれたAリーダー、一緒に歩いた皆さん、有難うございました。       (おわり)
松平山山頂にて(壊れた標識を手に持って) 菱ヶ岳山頂にて