会山行紀行文 11.05.11日(水)
曇り
大蔵山・864m
菅名岳・909m
鳴沢峰・880m
参加者17名
(男12名・女5名)
2071 M/F
≪コースタイム≫
 新潟駅南口(6:00)〜いずみの里登山口(6:45〜7:05)〜6合目(8:30)〜大倉山(9:05〜9:15)〜三五郎山(9:30)〜
 菅名岳(10:20〜10:35)〜鳴沢峰(11:10〜12:00)〜大谷山(12:50)〜小山田彼岸桜入口(13:50)〜新潟駅南口(15:00)
                         〜〜ブナの新緑と展望に大満足〜〜

 新潟に長く在住していながら一度も足を踏み入れていなかった大倉山と菅名岳に、やっと念願が叶って登ることができました。
天気予報が当たり曇り空で肌寒い中、バスは登山口であるいずみの里に向かっていましたが、車中では“残雪”や“蛭(ヒル)”の話題、心の中は少々今日の空模様と同じ。 予定より随分早く到着し、準備、体操とリーダーのもと手早く進み、予定より30分程早く出発。
 登り始めて間もなく“階段コース”と名付けられた急登に入ります。
コースは○合目ときちんと表示されていますので、さほど勾配も気にもならず高度を稼ぐことができました。4合目付近からブナの新緑が美しく目に飛び込んできます。そして6合目では開けた木々の間から新潟平野が望め、水の張った水田がとても印象的でした。
登山口での準備(体操もしました 階段コースの入り口 6合目からの展望(水田が美しい)
 6合目を過ぎると、山頂まで後僅かの意識が働くのかピッチが快調にすすみ、ますますブナの新緑が冴える8号目、そして登り始めて2時間、予定より30分も早く大倉山山頂到着です。
 山頂は曇り空の割には遠くの山並みが良く見え、飯豊連峰、西蒲三山、白山、粟ヶ岳等がとても綺麗に観ることが出来ました。
新緑が美しいブナ林の登り 大蔵山山頂到着 遠く角田、弥彦、国上が望める
 山頂での集合写真も撮り終え、いよいよ菅名岳への尾根歩きに入ります。
このころから残雪もあり、変化に富んだ山歩きを楽しむことが出来ました。標識は不明瞭でしたが展望の素晴らしい山五郎山を経て、徐々に菅名岳の山頂が近付いてきます。
 残雪と新緑のコントラストがとても美しい尾根の登りです。
残雪の登山路を進む 三五郎山から白山、粟ヶ岳方面を望む 菅名岳への残雪と新緑の登山路
 菅名岳が近付いてきますと、足元に薄桃色の可憐なイワウチワが迎えてくれます。残雪、ブナ、イワウチワを楽しみながら登っていきますと菅名岳山頂に到着。
 菅名岳山頂からは残雪に輝く飯豊連峰が素晴らしく、昨年の山行が思い出されます。そして遠くに会津磐梯山、米山等も望めました。
本来ここで昼食の予定でしたが、予定より1時間近く早く到着しましたので、記念写真と軽食で休憩の後、次の目的地である鳴沢峰に向かうことにしました。  昼食は鳴沢峰で摂る事に変更です。
漸く到着した菅名岳山頂 菅名岳山頂から望む飯豊連峰 菅名岳から鳴沢峰に向かう
 鳴沢峰へは、菅名岳からの急こう配の下りと登りを繰り返し漸く到着しました。
ちょうどお腹の空き加減も程良く、思い思いにシートを広げ、越後平野や二王子岳等を眺めながら昼食を楽しみました。
 ここでは、リーダーの音頭で改めて参加者の自己紹介をする等、和やかな雰囲気で昼食休憩を終えることが出来ました。
 昼食後、下山口の小山田彼岸桜入口を目指しましたが、物凄い急な下りと登りを繰り返して行きます。
そしてどんどん高度を下げて行きますと、やがて美しい新緑の中に白く小さな花を付けたヤマニンジンが群生して見えてきます。  もうすぐ小山田彼岸桜入口の下山口です。
鳴沢峰への登り(もうすぐご飯!) 景色をおかずにお昼御飯です ヤマニンジンの群生地を降りる
大蔵山山頂での集合写真 菅名岳山頂での集合写真 今回出逢った花達
 天候は予想通り今ひとつでしたが、ブナを中心とした新緑の美しさ、360度の展望から観た山々、そして、可憐な草花、充分お釣りのくる楽しい登山をさせて頂きました。                                              (おわり)