会山行紀行文 10.10.2日(土)
〜3日(日)
晴れ
(創立35周年記念登山)  
高妻山・2353m
参加者11名
(男8・女3)
2077 S/S

≪コースタイム≫
10月2日 新潟駅南7:00=信濃町IC=菅川林道P9:40〜大明神岳10:30〜斑尾山10:40
      〜大明神(10:50-11:30)〜P12:10=民宿13:30(泊)
10月3日 民宿5:00=戸隠牧場P5:15〜滑滝6:10〜いち不動避難小屋6:40〜五地蔵山7:30
      ―九勢至8:30〜高妻山頂上(9:15-9:45)〜いち不動避難小屋(11:00-11:15)
      〜戸隠牧場P13:20=民宿で入浴14:00=新潟駅南17:00


 高妻山は戸隠連山の最高峰で裏戸隠山とも言われ、前日の斑尾山からも戸隠山が屏風になりやはり深田久弥が記す様に全容を目視出来なかった。神代の伝説と山岳宗教が栄えた厳しい山容を想像すると、身が引き締まる。

高妻山登山地図

 前日の斑尾山は、足慣らしにしては皆さんもの足りなさを感じながら早めに宿へ。
入浴後、夕食前のミィテングの乾杯で盛り上がる。明日の天気は午後から雨模様との事、不安を抱きながら早めに床に着く。

大洞沢滑滝鎖場 大洞沢帯岩鎖場 一不動避難小屋

 朝4時に足元の雑音で目が覚める、すでに支度を終えた人も居る。朝食のおにぎりをザックに詰め、暗く冷たい靄の中戸隠牧場に到着、ヘットライトに照らされた牧場道を横断、大桐沢に入る頃ようやく辺りも明るくなった。
 沢添えに何回か渡渉繰り返し、滑滝や帯岩の鎖場を慎重に通過、沢を登りきったところがブロック壁の一不動避難小屋だ。おにぎりをホオバリ、天気を気にしながら先を急ぐ。

五地蔵山頂 五地蔵山頂付近の紅葉 七観音付近から妙高連山
七観音から頂上稜線を見る 八丁弛から頂上 九勢至から妙高連山

 ここから先の頂上まで、稜線に10個の石祠が祭られて、行程を区切る目安になっている。
五地蔵山を過ぎると紅葉が山肌を覆う、青空が広がった北側に妙高連山がはっきり姿を現してきた。妙高・火打・焼山と指差する声が弾む。

九勢至から急登が続く 雲海に浮かぶ北アルプス

 いくつかの峰を越え九勢至の石祠からは這う様な長い急登、息が上がる。高妻山の肩から十阿弥陀過ぎると、ようやく頂上に到着。
 健脚揃いのメンバーは予定より遥かに早いペースの4時間で完登、特に女性の強さに降参だ。頂上は360度雲海の中から北アルプス・妙高連山・戸隠連山等が望まれる。私はこの一瞬の景色を求めて又山歩きを続けたいと思った。

牧場ゲート 牧場内の登山道 戸隠牧場の入口
 「35周年記念登山垂れ幕」で記念写真と御神酒で祝し、狭い頂上を他の登山者に譲り下山開始。

 錦の紅葉を楽しみながら全員無事下山した。それに天気に恵まれ、最高!
 
 天野リーダ・健脚メンバーの皆さん、お疲れさまでした。                    (おわり)





(山頂での「35周年記念登山」集合写真)