会山行紀行文 10.9.26日(日)晴れ
 〜27日(月)曇り後晴
NO.103  
以東岳・1771m
参加者11名
(男5・女6)
1699 M/K
≪コースタイム≫
26日 中条インター6:00=温海道の駅で朝食(7:00−7:30)=泡滝ダム登山口9:15−
    登
山口発9:30〜冷水沢10:32〜七ツ滝沢11:10〜大鳥小屋(タキタロウ山荘)12:55着

27日 大鳥小屋3:55〜5:15(ヘッドランプ消灯)〜水場5:38〜オツボ峰(6:10ー6:25)
    〜以東岳山頂
(7:25ー7:35)〜以東小屋(7:45−8:30)〜東沢渡渉
    (10:05ー10:15)〜大鳥小屋(10:55
ー12:00)〜七ツ滝沢(13:00−13:10
    
〜登山口着14:45=湯田川温泉入浴=温海道の駅=中条インター19:15

26日(日)
 大好きな「以東岳」の山行が近付き、前の日からワクワク・ドキドキしていました。なんと縦走の一回も含めると計6回目の以東岳なのです。残雪の頃、お花の時季、そして紅葉の頃と、どの時期に登っても静かで奥深くとても癒される山なのです。
「以東岳」は朝日連峰の北端に位置し、標高は1771mとそ
んなには高くはないものの、台形状の重量感溢れる山容で聳えています

 26日朝6時前に中条インターを三台の車に分乗し、いざ出発しました。”温海道の駅”で真っ青な海に浮かぶ粟島を眺めながら、朝食タイムです。今日・明日の楽しい山行を暗示してくれるような青空がうれしいですね。
粟島を眺めながら朝食 新緑のようなブナ林 七ツ滝沢の吊り橋
  泡滝ダムから避難小屋泊の大きいザックを背負って、沢沿いのほぼ平坦な道を歩き出します。所々大雨の影響か崩れて足場の悪い所もありますが、冷水沢や七ツ滝沢の吊り橋を渡ると登り勾配になり、途中に何箇所かある水場で冷たい水を補給しながらみんな頑張ります。
タキタロウ山荘到着 楽しい夕食 
  そして、予定よりだいぶ早く大鳥池の湖面が現れ、タキタロウ山荘に到着しました。
日曜泊のせいか、他の登山者は少ないようで
す。小屋は二階の広い一部屋がわれわれ楽山会にあてがわれ、着替えや荷物整理もそこそこに、早速、懇親会・宴会・夕食にとなだれ込みました。みんな持ち寄りのおつまみやお酒に、Iリーダー特製の芋煮が大鍋で振る舞われ、みんなの自己紹介も始まりとても盛り上がりました。

27日(月)
27日は3時起床、サブザックに荷物を詰めまだ暗い3時55分にヘッドランプを点けて出発です。
少し肌寒いので、雨具の上着だけを着て歩き始めましたが、雨は降っていません。一時間ちょっと歩くと明るくなり、ランプをしまってその後水場に到着です。
大鳥小屋から大鳥池と以東岳 笹原の草原を行く 月山
 ここら辺から笹原の気持ち良い草原歩きが始まります。月山がクッキリ姿を現しました。遠くに頭を雲に隠した鳥海山も見えましたが、時間がたつにつれ全体が見えるようになりみんな大喜びです。
 オツボ峰でパンなどの行動食でお腹を満たし、も
うひと頑張りです。ポツポツと小雨も当たりますが大降りすることもなく、展望もバッチリです。
色づき始めた稜線 山頂からの展望を楽しむ仲間 鷲ヶ巣、光兎山、角田〜弥彦と海岸線
  色づき始めた稜線をアップダウンを繰り返しながら行くと、「以東岳」山頂に到着しました。寒江山〜竜門山〜大朝日岳に至る主稜線が良く見えます。狐穴小屋の赤い屋根、北寒江山から相模山〜三面ダムに至る尾根もクッキリ見えています。
 みんな
感激しながら眺めていました。目を転ずれば、今日登ってきた尾根、熊の毛皮を広げたようだと言われる大鳥池、藪山の象徴のような「化穴山」が大鳥池の脇に聳えて、本当に素晴らしい展望です!!
熊の毛皮の大鳥池 大朝日岳に至る主稜線と相模尾根 大鳥池目指して下山、左に化穴山など
以東小屋を中心とするパノラマ写真
青空の大鳥小屋を出発 番外2007・6月の会山行(残雪の主稜線)
 集合写真を撮ってから以東小屋へと下り、小屋の中で朝食を摂って直登コースを下山します。
直登コースは大鳥池を眼前に見ながら、一気に東沢まで下ります
。こちらは登山道がえぐれていてとても歩きづらい道で、とても気を使いました。
 大鳥小屋に到着後、荷物の整理と昼食をとり青空の下、また途中の冷たい沢の水に励まされ、全員無事元気に泡滝ダムの登山口に戻って来ました。

 少人数で和気あいあいと歩いた二日間、また大展望でやさしく迎えてくれた以東岳、そしてリーダーはじめ参加者のみなさん、とても楽しかったです、有難うございました。                        (おわり)




(以東岳山頂での集合写真)