会山行紀行文 10.9.22日(水)
曇時々晴
NO.111  
谷川岳・1977m
参加者18名
(男9・女9)
1774 T/N

                                             *画像の提供は、1342 T/Hさんです。

≪コースタイム≫
 新潟駅南口600=水上IC=土合840〜西黒尾根登山口900〜ラクダのコル(分岐)1110
 山頂【トマノ耳】(12501340)〜熊穴沢の頭1450〜天神平1515=ロープウェィ=
 土合1550=(入浴)=水上IC=新潟駅南口1935

 会山行当日の新潟は早朝からかなりの雨、現地の天気予報を信じ出発する。
湯沢〜水上IC辺りよりバス窓外は晴れ間も見え明るい兆し、谷川岳へと思いは馳せる。土合駐車場からしっかりした道標のある西黒尾根登山口へ。

 天気模様も少し曇り気味だが、よし!!元気良く出発する。ブナの樹林帯のジグザグの急登が暫らく続く。
”日本三大急登”の一つとして数えられている尾根と聞いたが、気力を充実させ頑張る。

西黒尾根から見る天神平 マチガ沢 稜線からの俎ー 

森林限界を抜けても急登は続くが、素晴らしい眺めも広がってきた。3箇所の長い急な鎖場を、気をつけながら登る。ガスが晴れ、澄み切った空、名残りのリンドウ、梅バチ草、イワイチン等、花々は未だ見頃で美しい。

 天気の心配どころか、気温も高くなってきているのか汗ばむくらい、ラクダの背で休憩。緊張もほどけ、上州武尊山、日光白根山、袈裟丸山など教えてもらった遠くの山々を堪能する。

”日本三大急登”西黒尾根のブナ林 ラクダの背へ向かって鎖場通過 ラクダの背に向かって鎖が続く

 少し下りラクダのコルへ。
ここから山頂まで急峻な岩稜が続く。Oサブリーダーより岩場通過のポイント等を教わり、慎重に通過する。
巨大な「ザンゲ岩」を過ぎると傾斜も緩くなり、漸く待望の山頂まであと僅か、谷川岳の
ケルンも見え、”トマの耳”も望む事が出来た。

谷川岳山頂・トマの耳とオキの耳 ウメバチソウ

 オジカ沢の頭から万太郎山への稜線もクッキリ、素晴しい眺望の山頂”トマの耳”へ到着。
ガスがかかってきたので、もう一つの山頂”オキの耳”へ行くのは取りやめ、ゆっくりと昼食時間を楽しむ。

帰りは肩の小屋、熊穴沢の赤い避難小屋を一寸覗き、天神尾根を天神平へと順調に下山。
振り返れば、登りの西黒尾根の岩稜が麓の緑の笹原の谷を隔てて、鋭く美しく聳えて見える。「あそこを登ったんだなぁ…」と感慨もひとしおです。
天神平へ向かって下山中 天神平から往路を眺めて

 難しい気象状況の中で決行を決断し優しい心配りを頂いたリーダーを始め、サポートして頂いた方々みんなのお陰と、晴れ天候に恵まれ、帰路のバスは楽しく賑やかな締めでした。

みなさん、ありがとうございました。
   (おわり)






(山頂・トマの耳での集合写真)

【トマの耳・オキの耳】  
 谷川岳の頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)と呼ばれる。
元来この山はトマ・オキの二つ耳と呼ばれ、谷川岳の名は隣の俎嵒(マナイタグラ)に与えられていた。しかし、国土地理院の5万分の1地図の誤記のために、トマ・オキの二つ耳が谷川岳と呼ばれるようになってしまった。
 なお、トマの耳には薬師岳、オキの耳には谷川富士の別称がある。広義には、一ノ倉岳などの周囲の山域も含めて「谷川岳」と呼ぶこともある。          ==ウィキペディアより抜粋==