会山行紀行文 10.8.22日(日)
晴れ
NO.TL50  
飯盛山(野辺山)・1643m
参加者34名
(男7・女27)
0557 T/K

      *コースタイムと画像はリーダーの1507 N/Oさん、集合写真は1699 M/Kさんの提供です。

《コースタイム》
  新潟駅南口6:00=長坂IC(10:00)=平沢峠P(10:30〜10:46)〜平沢山(11:35)〜飯盛山(12:05〜12:45)
  〜獅子岩〜平沢峠P(13:50)=灯明の湯(14:25〜15:30)=佐久IC(16:20)=新潟駅南口(19:45)

                〜〜〜 飯盛山 俳句紀行 〜〜〜

 八月も下旬なのに連日の暑さは治まらない。朝五時半だというのに歩くと汗が滲む。
そんな新潟駅南口に楽山会員が三方面のバスを待つ。飯豊組、金峰・瑞牆組、そして我々トレッキングの飯盛山組。それぞれのグループとの挨拶に忙しい。
 時間通り出発、巻・潟東で乗車の人を加え、一路長野へ。長坂インターを降りると越後路とは少し異なる。

 清里に入ると二十数年前に一泊して登ったことを思い出す。高速道の充実で日帰りで来られる山になったのだ。   野辺山高原・平沢峠駐車場へ到着。


  ”信濃路を 彩る木槿 百日紅”

  ”八ヶ岳 望む高原 風の秋”


「平沢峠駐車場」 前方には八ヶ岳連峰
 山容は、はっきりしないが赤岳・横岳・硫黄岳と登った日もあったなどと思う。
山の仕度を整え、軽くストレッチをして出発を待つ。本日最高齢の一人としてリーダーの後を歩かせて貰う。
登山道に入るとすでに秋の花たちが咲いている。

  ”迎えいる 松虫草の 気品かな”

「マツムシソウ」
 整備されて、少し湿った土の道は歩き易く木々が日差しを遮ってくれる。
時折見晴らしの良い所で囲りの山々を見上げる。

 水分補給タイムのあと分岐から目指す山より10m高い平沢山へ。
道は細く少し急登になる。


  ”登るほど 山萩の紅 深まりし”



「野アザミ」
 何とかリーダーの後について平沢山へ到着。 よく晴れているのに眺望はいいまいち。それでも南アルプスを確認。鳳凰三山も会で行ったけ。楽山会のおかげだ。


  ”遠き日に 登りし山や 秋の雲”


「平沢山より飯盛山を見る」
平沢山の下りは急なガレ場で緊張する。放牧の牛の為の直角の柵を抜けて広場へ。乾き切った土の照り返しでくらくらしそうだ。
 一角に見なれない朱色の花が目を奪う。

「フシグロセンオウ」  ・・・・「節黒仙翁(フシグロセンノウ)」とのこと。
その脇に涼やかな青い花。「山虎の尾」だそうだ。
いずれも山地の草原に咲くのだと花好きな人達に教えて貰う。花見タイムとなる。





「ヤマトラノオ」 「ユウガギク」
「あと一登りですよ」と出発。広い道をじぐざぐに登る。
「頂上で〜す」とリーダーの声。


  ”始めての 花にも逢いし 山の秋”




「ナデシコ」
覚悟して登り始めたにしてはあっと言う間の到着。

リーダーに大感謝。無事に登れたことがとても嬉しい。













「飯盛山・山頂風景」
 茅ケ岳が目の前に「あの鞍部に富士山が見えるんだけど」とリーダー。残念ながら今日は無理。

昼食は焼け石の炎天下。時間が短かったおかげで「老女の干物」にならないで済む。

  ”炎天下 昼餉や水の 旨かりし”


「山頂からの眺望」
下山もリーダーの後に付いて歩く。石車に気をつけながらゆっくり下る。
時々リーダーを待たせるのが申し訳ない。

  ”走り根に 真白き野菊 下山道”

下山して獅子岩へ。分水嶺の表示もある。今日の山歩き終了。無事を感謝。



「獅子岩」

「獅子岩より野辺山方面」

      遠くは金峰山・瑞牆山?」
  「灯明の湯」で入浴・休憩して帰途へ。信濃路に別れを告げる頃うっすらと月が。

  ”別れ来し 山の端(は)淡き 宵の月”
 

 予定より少し早めに新潟駅南口へ。
いつもながら、リーダーに同行者に楽山会に、ひたすら感謝をしながら帰宅。
皆さん、ありがとうございました。       (おわり)

  ”満ち足りし 山旅果てて 十三夜”

「灯明の湯」海尻温泉













「駐車場で全員集合」